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領土問題とは?誰が決める?海洋領土問題の複雑さ
- 尖閣諸島や北方領土など、領土問題が報道されますが、領土とは誰がどのような基準で決めるものなのか疑問です。海などの領土は国境や所有権を巡る争いが絶えず、『ここまではオレの海域だよ!』と言ってしまえば違うという基準が存在しません。また、国々は歴史的な経緯や利益などから領土を主張し続けており、中国や日本、韓国などの領土問題は解決が難しい状況です。
- 海底油田などの資源が存在する場合、各国はさらに領土を主張する傾向にあります。たとえば、沖縄はかつて中国の領土であり、日本や韓国も中国の領土に入っていた歴史的な背景があります。このような状況から、中国や日本などの主張が永遠に折り合いつくことは難しいと言えます。最終的には政治や外交の力関係によってどちらの主張が認められるかが決まるのではないでしょうか。
- 小さい島国の日本は、大国に逆らわずにうまくやっていくことが求められています。特に中国やロシア、アメリカなどの大国に対しては、領土問題を巡る交渉や協議を通じて解決策を見つける必要があります。領土問題は地政学的な要素も含まれており、現実的な解決が難しいこともありますが、国際法や外交のルールに基づいて交渉を進めることが重要です。
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「既成事実の積み重ね」としか言いようがないでしょうね。例えば北海道は、江戸幕府が松前藩を置いていましたから松前近辺までは日本領といえるでしょうが、そっから先は「先に住んだもの勝ち」といえるでしょう。日本政府が北方領土を日本領だと主張する根拠は江戸時代に幕府の役人だった近藤重蔵という人が「幕府の地」と書いた杭をおっ立てたというものです。近藤さんはその後失脚しているのでその根拠はビミョーなもんですが、そんなもんです。 ペリーが来日したときにアメリカ側は小笠原諸島をアメリカ領にしようとしました。日米交渉の席で「特に日本人が住んでいるわけでもないから(八丈島から先は当時は人は住んでいなかったのです)そこは俺らの領土でいいよね」と言い出しました。幕府には海軍力がゼロだから力で占領されると取り返せないのですが、武力併合は両国間にしこりを残すので外交交渉で手に入れようとしました。 幕府側は「そこは昔からブニン(無人)島という和名がついていて日本領だ」と主張するのですが「バカいってんじゃねえ、お前ら自らが無人島っていってんじゃねえか。つまり誰も住んでないんだろ。誰もいないなら少なくともお前らのもんでもない」と言い返されます。古文書なども提出しますが「俺ら日本語読めねえしこんなもんいくらでも捏造できるわ。国際的に根拠のある資料があるなら認めるが、そうじゃなきゃお前らの領有権は認めない」と迫ります。幕府が八方手を尽くして必死になって調べたところ、起死回生の一発が炸裂しました。「寛政の三奇人」のひとり林子平が書いた「三国通覧図説」のフランス語版が出てきて、はっきりとそこは日本領であると確認されたのです。 かくして小笠原諸島は日本領となったのですが、実は小笠原諸島にはイギリス人が先に住んでいて、アメリカ側はイギリスに対して三国通覧図説のフランス語版を見せ「そこは日本領だから立ち退くように」と迫りイギリスを立ち退かせているのです。つまりアメリカ側は全部知っていたのです。それで、日米交渉で幕府がアメリカ領を認めれば、「そこは日本領であったが、日本側がアメリカ領であることを認めたので平和裏にアメリカ領になった」となったわけです。 これが国際政治というものです。 1984年にフォークランド紛争というのがありました。南米フォークランド諸島は英領なのですが、アルゼンチンは領土であることを主張していました。イギリスにとってフォークランド諸島はもうこれといった意味もなく、外交交渉次第ではアルゼンチンに譲ってもいいとイギリス政府は考えていました。 しかしア政府のガルチエリ大統領は突如フォークランド諸島を軍事侵攻して占領しました。当時アルゼンチンは経済の行き詰まりなどで政府に対する不満が高まって大統領は失脚の危機にありました。 当時のイギリス政府の閣僚は「どーでもいい島だし、この機会にあげちゃってもいいんでねえの?」と考えていましたが、相手が悪かった。政権は「鉄の女」と恐れられたサッチャー首相です。サッチャー首相は腰が重い閣僚や軍人の尻を叩きロイヤルネイビーの旗の下敢然と奪回作戦に乗り出します。 結果、フォークランド紛争はイギリスの勝利に終わり、ガルチエリ大統領は失脚しました。今でもフォークランド諸島は英領で、イギリス政府はアルゼンチン政府に対し返還のへの字も出しません。「実力で負けたアルゼンチンがアホ」なのです。イギリス政府にすれば「もいっかい痛い目にあってもええんなら実力で取りに来てもかまわんでえ」なのです。 ノモンハン事件の昔から、日本人は本質的に領土問題を理解できないんじゃないかと思います。それは私もそうなんですけどね。
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- fumiyahama
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え~と、見解の相違かもしれませんが、日本も琉球国(琉球王国)も、古代から現代まで中国の領土になったことは無いと思いますよ。 朝鮮半島の西北部は中国の領土となり、中国の郡が設置されたことはありますが、他の地域は中国の領土となった史実はありません(特に現在の韓国領は)。 質問者のお方は、『冊封国』となることを、「中国の領土」になることと誤解されていませんか。 「冊封」・・・・http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%8A%E5%B0%81 冊封国となったから独立国ではなくなったという単純なことではありません。例えば琉球国は中国・明国の冊封国でしたが、豊臣秀吉が朝鮮半島に攻め込み明国と戦った時、豊臣秀吉の要請に答え軍事用の食糧(兵糧)を支援しています。ですから『沖縄だって、薩摩藩が侵略する前は中国のものだったのだし・・』という史実も、ありません。 『中国が言う主張と日本が言う主張が永遠に折り合いつくとは思えません。』とおっしゃっておられますが、中国は日本が尖閣列島の領有権を全世界に宣言した後に、その事実を認めております。 どういうことかといいますと、中国の漁民が遭難したときに尖閣諸島の日本人が救助したことが大正時代にありましたが、中国の国家を代表する領事館長が『感謝状』を出しています。その中に・・・日本帝国沖縄懸八重山郡尖閣列島内和洋島承・・・と明確に書かれています。 http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/photos/20100924/dms1009241604021-p1.htm 中国の主張が、最初から破綻しており、矛盾していることをご理解いただけたと思います。過去自分の述べたことを現在は否定しているのです。頭が悪いとしか言いようがありません。 『そもそも、領土とは、誰がどのような基準で決めるものなのですか?』・・・日本の領土から見えるから「日本領」であるとか、航海中の中国船から見えたから「中国領」だとかいう簡単なものではありません。 最初に見付けた方が有利ですが、経済的にあるいは軍事的に利用し、税金を徴収する等の国家としての行為を行うことが大切ですね。日本は、北方領土や尖閣諸島や竹島で、これらの行為を世界で一番最初に行っています。最初に実効支配したのは日本ということですね。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9F%E5%8A%B9%E6%94%AF%E9%85%8D 「『ここまではオレの海域だよ!』 と、言ってしまえば違うという基準がないですよね。」・・・・基準は国際法や条約で定められていますよ。 領海・・・・http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A0%98%E6%B5%B7 排他的経済水域・・・http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8E%92%E4%BB%96%E7%9A%84%E7%B5%8C%E6%B8%88%E6%B0%B4%E5%9F%9F 『小さい島国日本は、中国やロシア、アメリカなど大国に逆らわずに、うまくやって行くしかないのですかね?』 ・・・・どうですかね。 軍事力のことですか? 将来は脅威になるでしょうが、中国の海軍力は、まだ発展途上で近代化の真っ最中ですよ。 しかし今回の出来事を検証して日本も量・質ともに軍備を再整備する必要があるでしょうね。現在の自衛隊はソ連向けの軍備で整備されていますから、ずれています。開発済みの空対艦、艦対艦ミサイルを中国向けに実戦配備すべきですね。
お礼
回答ありがとうございました。 尖閣諸島を中国が認めていた事実があったとは知りませんでした。 琉球に関しても、冊封国という呼び方ははじめて聞きました。 清(中国)の皇帝から勅令により琉球王が決められていたと認識していたので、てっきり、中国の一部かと思ってました。 いつだか、テレビで沖縄の方々が中国に対して話していた事があったのですが、 沖縄の方は、中国に対しては、敵対心とかは無いのですよね。沖縄はもともと、中国の一部だったのだから、中国との貿易で琉球は栄えていたのだから。 と言ってました。 アメリカにたいしては、かなり反米感情をもっているようですが、 本土の者が沖縄の領土権を主張する感覚とは 微妙に感覚が違うようです。
- kurisogeno
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再度回答しますが、 >最後は武力になるのではないでしょうか? >話し合いでダメなら殴るしかない!というのが国と国の流れではないですか。 国同志が最後の最後に殴り合いをする場合には、相当の自信又は、勝と言う 見込みが無ければやりません、単純に「最後には」と言う話にはなりませんし、 なるとしたら、諸外国が仲裁に乗り出します。 >中国はあくまでも >尖閣諸島の油田と海域がほしいわけじゃないですか。 全く何を見ているのでしょう? 中国は尖閣諸島区域の漁場の豊かさを知っています、 その地下資源の豊富さも熟知しています。 油田だけが欲しいのであれば、「尖閣諸島は我が国の領土」と誇示する必要はありませんし、 船長が日本に逮捕されても、此処まで問題を大きくはしないと思います。 >しかも日本が領域を主張して、油田を手に入れたところで、 >3000KM以上のパイプラインを開発しなければならないわけで、 >中国までなら300KMという立地も考えたら。 >日本と中国との打開策があるのではないかと思いました。 貴方は海底油田をどの様に運ぶのかも知らない素人の様ですね、日本がもしも3000キロの パイプが必要と成っても手軽に開発はするでしょうし、その技術も既に有しています。 日本の電話ケーブルの技術などを応用する事で問題は解決しますし、何より中国の海洋開発の 遅れは海底パイプを作れるほどの技術は持っては居ません。 >中国は土地はいらない国です。 >海がほしい国なのだから、 >日本のほしいもの(資源)と中国のほしいもので >なんとか折り合いをつけてほしい ものです。 馬鹿としか言い様がありません、先に資源が欲しいと書いておいて、海が欲しいとは・・・、 中国は自国の海洋汚染を野放しにして、他国の豊かな海洋漁場資源と海底資源の両方を 得ようと画策し、自国の国民の支持を得るために、犯罪者を英雄にしてしまいました。 領土の問題は、国の形態が違えば違うほど問題は大きくなり、権力の違いが違うほどそれも 又、問題になると思います。 今回の問題の基点を領土と言って、属国や従えばと言う安易な判断をする事で、自国の 悪を正当化しようとする意図が見て取れます、領土を単なるモノと見るべきなのか? それとも、境界と見るかでも違いが出るものなのに、安易な「モノ」として見た今回の質問は 中国寄りの人の安易な発想と思い込みにしか過ぎません。 最後に、 もしも中国とロシアが手を組んで、日本と前面戦争になった場合、EUや中東・米国などは日本側に 付きます、その訳は技術の損益を考えると、中国に付いても得が無く日本が有する技術を取り 込むチャンスとして、日本側に加担すると考えるからです、韓国の場合には多少違うでしょうが、 やはり日本側に付いた方が何かと得があると考えます。 現在、大国同士の戦争が無いのは、その損益が戦争をする国だけではなく、 諸外国にも波及し国を食いつぶしかねないからです、その事実は少し世界経済を勉強すれば 解るし、中国が海底油田だけを欲していると考えているのは、一部の中国よりの人達だけと言う 事も少し勉強すれば理解できます。 領土の位置は、国としての生活圏に置き換えると簡単に理解できるはずです・・・・。
補足
尖閣諸島の油田と海域がほしい と書いてあるじゃない! あなたに読解力がないだけの話しじゃない! 領土 問題があなたの持論が正しいと思うなら、こんなところで私に食ってかからなくても、違う場で発言すれば! バカ!とか、頭の良い大人が発言する言葉じゃないし! あんたのほうが、中国という国がどんな思想を持って、とくに日本の言うことなど受け入れられない国かというのを勉強しなおしたほうがいいよ! 相手の話しを聞かず、協調制を持つことができない世界は自分が中心に回っているという国なんだから、 いざとなれば、日本くらい中華人民軍で圧力かければいいと思っている国ですよ。 そんな国と領土のとりっこしたところで、日本のメリットはあるのか? それと、何をもってして 尖閣諸島が日本の領土だと言い切れるのか (中国は歴史的にも認めていない) 日本、中国関で契約書かわしたわけでもない。 それが答えられなければ、この質問に答える必要なし! バカよばわりされる筋合いもない!
- kurisogeno
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人類創生以前の話を持ち出して、中国やロシアの領土と言う話では、 中国やロシアは米国とも同じ土地と言う理論が成り立ってしまいます。 人類が誕生して、人種と言う区分けがされるようになって、日本は独自に進化し、 中国もロシアも独自に社会や歴史を作って来ました。 日本も、どの国でも同じです。 大国に飲み込まれて「当然」と言うのであれば、何故に中国の一部は、イギリスから 独立したのでしょうか? それに 飲み込まれて当然と言うのであれば、中国は ロシアに飲み込まれても仕方が無いし、当然と言われても反論は出来ません。
お礼
では、どちらも『オレのものだ!』と主張した場合、 どこで決着つけますか? 最後は武力になるのではないでしょうか? 話し合いでダメなら殴るしかない!というのが国と国の流れではないですか。 その時、アメリカが日本を援助したら(援助するとは思えないが) それこそ、世界戦争になってしまう可能性もあるのでは? 中国はあくまでも 尖閣諸島の油田と海域がほしいわけじゃないですか。 しかも日本が領域を主張して、油田を手に入れたところで、3000KM以上のパイプラインを開発しなければならないわけで、 中国までなら300KMという立地も考えたら。 日本と中国との打開策があるのではないかと思いました。 中国は土地はいらない国です。 海がほしい国なのだから、 日本のほしいもの(資源)と中国のほしいもので なんとか折り合いをつけてほしい ものです。
お礼
わかりやすい説明ありがとうございました。 領土とは、曖昧な定義なところがあるのですね。 領土というか、領域と行ったほうがよいでしょうか。 参考になりました!