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保険未決算勘定の使用方法と保険差損処理について
- 航空機を扱う企業における保険未決算勘定の使用方法と、保険差損処理に関して疑問があります。保険会社への請求時に全ての費用を一度保険未決算勘定に振替ているが、代替品の購入や修理費についても問題ないか、不課税処理で仮払消費税を立てずにいることに疑問を感じています。
- 保険会社からの保険金が実損害額を下回る場合、差額を保険差損勘定に振替ています。しかし、代替品の購入に消費税がかかっており、仕入れとして控除できないことに困っています。
- 質問内容は、(1) 基本的に全損ではない場合でも保険未決算勘定を使用しても良いか、建物の除却ではなく代替品の購入や修理費を保険未決算に計上しても良いか、(2) 保険差損処理の仕訳に問題はないか、別の仕訳があれば教えてほしい、というものです。
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その保険がどんな損害を担保するものなのかを考えるべきではないでしょうか? 保険契約の内容がはっきりしないのでわかりませんが、ここで問題となっている保険は事故などが発生した場合に、その修理などにかかる支払い負担を担保することなのだと考えるのではないでしょうか? そして、事故発生時に会計上では発生する損失がないと判断できる場合には、仕訳無し。となるのではないでしょうか。 そして、実際に修理部品を購入する場合には、 修理部品 40 / 未払金 42 仮払消費税 2 という仕訳をして、 保険金が入ってくれば、 現金 42 / 保険差益 42 とすればいいのでは? 保険未決算勘定は、 保険対象となる事象が発生した際、保険額が確定する前に保険対象となった事象で発生した「損失額を集約する勘定」ではなく、「後でもらえる保険金の額が確定していないときの仮勘定的な使い方をする」のだと思います。 つまり、ここにいう「損失額」というのは「費用額」でなく、「負担額」なのだということなのではないでしょうか? 仮に、事故発生時に会計的に負担が発生しないとすれば、当該保険は消費税額を含めた修理部品を調達するための負担額を保険でいくら担保するかということになるのではないでしょうか。 さらに、修理部品購入時に自動仕訳が入るのであれば、 <自動仕訳> 保険未決算42/未払金42 の次に <費用計上仕訳> 修理部品 40 /保険未決算 42 仮払消費税 2 とすることで、帳簿上、当該修理部品の負担は保険の対象となる事象による支出であることを記録できるというものなのではないでしょうか? あくまで、保険は会社が負うことになった経済的負担をどれだけ担保できるかというものであると思います。また、修理部品の消費者は保険会社でなく直接支払った会社であると考えるのではないでしょうか? 次に、 >「交換が必要な部品が高額な為資産計上をしていた。 >未償却残は10万円だった。修理用部品を別途購入し資産計上基準の20万円だった >。 >最終的に保険金は18万円だった」 という設定がよくわかりません。 なので、以下のように勝手に判断したいと思います。 ・事業で使用している固定資産の未償却残高として10万円計上されている。 ・保険対象となる事故が発生し、当該固定資産を除却し、新たのものを調達する際、新たな資産を20万円購入し、資産計上した。 ・保険金が18万円入ってきた。 ということと考えますと、質問にあった仕訳でかまわないのではないでしょうか。
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- ichinii
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><代替品購入の際> >保険未決算 40(消費税不課税) / 未払金 40 ><保険金入金> >現金 10 / 保険未決算 40(消費税不課税) >保険差損 30(消費税不課税) という仕訳よりは <損害発生時> 保険未決算 40 / 資産40 <代替品購入時> 資産・費用 40 /未払金40×1.05 仮払い消費税 40×0.05 <保険金入金時> 現金 10 / 保険未決算40 保険差損30 じゃないかな? 保険未決算は保険の対象となる事象が発生したときに、後でもらえる保険金の額が確定していないときの仮勘定的な使い方をすると思います。保険金が確定すれば、保険の対象となった事象により発生した損害額から保険金の額を控除することで当該事象から発生した損益が確定します。 したがって、まず、保険の対象となった事象により、発生した損害ついての会計処理が必要なのではないでしょうか? また、保険未決算は代替品の購入により発生する勘定科目ではないように思います。代替品の購入の際はやはり仮払い消費税を計上すると思います。この点、保険金の額が代替品の購入額で決まったりという事情はあるかもしれませんが、あくまで保険は現金でその危険を担保する取引だと思います。なので、御社は保険金を受けた後で、代替品を消費していると考えるのではないでしょうか?
お礼
ichiniiさん ご回答いただきありがとうございます。 保険未決算勘定は保険対象となる事象が発生した際、保険額が確定する前に保険対象となった事象で発生した損失額を集約する勘定と考えれば宜しいのでしょうか? 一部私の認識に誤りがあり、「航空機の事故が起こった際、機体を修理する為の部品を購入する。」という際に、支払伝票起票時に直接保険未決算勘定を使用いたします。支払伝票から直接なので、 保険未決算 42 (不課税) / 未払金 42 という仕訳が自動でたちます。 また、部品は小額のものもあり、資産計上していないこともありますので、資産の除却は致しません。 その為、 ><損害発生時> >保険未決算 40 / 資産40 の仕訳を立てることができません。 また、 >したがって、まず、保険の対象となった事象により、発生した損害ついての会計処理が必要なのではないでしょうか? ということなので、上記ケースでは、 <修理部品を買う> 整備部品費(課税仕入) 40 / 未払金 42 仮払消費税 2 <保険未決算をたてる> 保険未決算 (不課税) 40 / 整備部品費 (不課税) 40 <入金> 現金 42 / 保険未決算(不課税) 40 保険差損益(不課税) 2 という仕訳をたてる形で宜しいのでしょうか? あれ、保険未決算は消費税は「不課税」でよいのですよね? もう一つ追加で質問です。「交換が必要な部品が高額な為資産計上をしていた。未償却残は10万円だった。修理用部品を別途購入し資産計上基準の20万円だった。最終的に保険金は18万円だった」このような場合仕訳は、 まず、保険未決算勘定にて資産を除却する。 保険未決算 (不課税) 10 / 資産 (不課税) 10 次に交換用部品代を資産計上する。 資産 (課税仕入) 20 / 未払金 21 仮払消費税 1 入金時の仕訳は 現金 18 / 保険未決算(不課税) 10 / 保険差益 (不課税) 8 で宜しいのでしょうか? またまた、長文の質問になってしまい申し訳ありません。どんどん迷路にはまっていきます。。。 何卒、宜しくお願い致します。
お礼
度々ご回答いただきありがとうございました。 結局いまいちやはりわかりませんでした。 上記仕訳だと保険差益ではなく雑収入ではないのか?とか、「後でもらえる保険金の額が確定していないときの仮勘定的な使い方をする」っていうのはわかるのですが、どんな費用を保険未決算に含めるのか?というような疑問が湯水のように湧いてきます。。。 一度、税理士の方に消費税に関しては確認をとってみることにします。 ありがとうございました。