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この川柳の意味をおしえてくれませんか?
この川柳の意味をおしえてくれませんか? 『二つほど引いて飯喰うはたけばん』 『金の施主四五町先きて音をためし』 おねがいします
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>『二つほど引いて飯喰うはたけばん』 「野菜を二つばかり引きぬいて、それをオカズ(副食)に飯を食べる畑のアルバイト番人」 現在私たちが食べているお弁当は、ご飯よりオカズの方が多いくらいで、昔の人が見れば大変贅沢なものです。昔はオカズはほんのチョッピリでした。 たいていの人が「梅干し一つでどんぶり飯を食らう」ことができました(そんなのでも腹いっぱい食べられればマシな方)。 「今日のアルバイト(日傭取り)は畑の番人か。弁当は、メシだけ持って行って、オカズは畑の作物で間に合わせてやろう。」という魂胆でアルバイトに出てきました。 泥棒兼務というよりも、ほんのちょっぴり役得を図るセコイ番人ですが、面白いですね。 『金の施主四五町先きて音をためし』 「お寺の梵鐘新調のために、大勢の人のうちの一人として、自分が出せる精いっぱいのお金(しかし知れた額です)を寄進した人が、鐘の突き初め式の帰りに、4,5百メートル(四五町)も離れたところで立ち止まり、さっき近くで聴いた鐘の音を、また、耳を澄まして聴いています。」 「金の施主」とは、梵鐘丸々1個や建物を現物で寄進できる財力のある人ではなく、大勢の人の一人として鐘や建物の費用の何百分の1を「お金」でお布施した人だと思います。 おそらく鐘の突き初め式の帰りだろうと思います。いじらしくもほほえましいですね。 「はたけばん」も「金の施主」も、いずれも小物です。江戸川柳はこういう人が主役。
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- sanori
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こんにちは。 1つ目は 畑から野菜が盗まれないように雇われた畑番なのに、その畑番が野菜を畑から引っこ抜いて食べる。 つまり、「おいおい、それじゃあ畑番じゃないだろう」というユーモアですね。 2つ目は、 お寺(?)に金(鐘)を寄付した施主が、鐘の音がどれだけ遠いところでも聞こえるかを試している。 つまり、施主がはしゃいでいる様子をユーモラスに表現しています。