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柳多留の二編の川柳について
「五右衛門は なまにへの時 一首よみ」 上の川柳の意味がいまいちよくわかりません。どなたかわかるかた是非教えてください!あとこのような柳多留の川柳を調べるのに役に立つ資料等あったら教えて下さい。
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今晩は。折角ですから、こういう読み方もあるのではないかというものを記しておきます。 釜茹では当時でもかなり珍しい処刑の方法だったろうと思います。通常死刑なら打ち首とか磔でしょうか。そこで、打ち首が普通だったと仮定します。 瞬時に首が飛ぶ替わりに、湯が煮えるようになるまでの間に、一「首」の歌を遺すことが出来た。こんな意味を掛けてあるように感じますが、さてどうなんでしょうね。 川柳にはちょっとした風刺や笑いが込められていることを考えると、単にそのまま字面の意味を読んだのでは面白くもなんともないと思います。
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- telescope
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石川五右衛門は、安土桃山時代の盗賊の頭目で、京都三条河原で釜ゆでの極刑に処されました。 辞世の句は、 「石川や浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ」 です。 まさか釜で茹でられているときに詠んだのではないでしょう。 武士が切腹の前に詠む辞世の句を五右衛門は、 釜の湯が熱くなるまえの、生煮えのときに辞世の句を詠んだ ということでしょう。 教養文庫に「誹風柳多留 初編」「江戸川柳の謎解き」など解りやすいものが出ていましたが、今も出ているか分かりません。 世相を詠んだ川柳は、時代背景が分からないと面白味が伝わりませんね。
- yacob
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「なまにへ」とは、生煮えのこと。ご承知のように盗賊石川五右衛門は、「石川や浜の真砂はつきるとも世に盗人のたねはつきまじ」との辞世を読んで、釜茹での刑に処せられました。この川柳では、「釜の中で、完全に茹だってしまう前に、つまり、生煮えの時に、辞世を詠んだだろう。」と言ったわけです。