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文語
「遠くにあれり」は「遠くにある」の意味になりますか?
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- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
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「遠くにあるよなぁ」とか「遠くにあったなぁ」ともれますね。
No.1&2です。 お作りになった歌を読んだとき、 「四句までがおぼろげな情景描写で、それが終止形でスパッと切れて、『二上山は』と具体名が来るのがインパクトがあっていいなあ」と思いました。まさに二上山が目の前にそびえ立つようで。ただ「あれり」が文法的に破格であるというだけで…。 「遠くにあるは二上の山」も「吾をみつめる二上山は」もそのインパクトが薄れるのが惜しいと思います。(後者は、「みつめる」が終止形であることは、読み直せば分かるのですが、一瞬「私をみつめる山」と、連体形に見えてしまいます) やはり(遠くに・はるかに・かなたに)「立てり・そびゆ」などと、四句切れであることが明確な表現が好ましいように思われます。詠嘆ならば「遠くありけり」も可かと。 ただ前半が「もっこりもっこり」とやや口語的な表現なので、これに合わせる文語表現は難しいですね。毎度勝手なことを述べてすみません。
No.1です。お礼読ませていただきました。 当方、作歌には全く無知でして、見当違いのことを述べるかもしれませんが、文法的に気になったもので…。 「ありぬ」だと、「ある」という動作が完了してしまいます。「雪降りぬ」などならばよいのですが、二上山は今もあるし、今後もあり続けるのですよね?(例えば「立てり」なら「目の前に立っている」という意味になり、文法的にも破綻を来さない、とか。) 聞かれてもいないことを述べてすみません。
お礼
回答有難うございました。小生も、この部分の表現に迷っていまして、「あり」だと中途半端ですし、「ありぬ」も、言われるようにきちんと定義づけはできませんでしたが、しっくりとしませんでした。まだ出さないでよかった。もう今月のうたはほかに決まりましたので、来月 「遠くにあるは二上(ふたがみ)の山」か「吾をみつめる二上山は」で出してみます。どちらがいいかお聞きするのは、このサイトの趣旨に反しますか。どちらももひとつですかね?
「り」は存続・完了の助動詞ですか? もしそうなら、サ変と四段にしか接続しませんので、ラ変「あり」についた「あれり」という表現自体がありえません。
お礼
早々に、回答を頂き有難うございました。参考になりました。実は、小生、高校時代の仲間がつくった素人の「短歌の会」に入って、指折り数えて拙い短歌づくりに四苦八苦しています。 「夕闇にもっこりもっこり黒々と遠くにあれり二上山(ふたがみやま)は」を、「2月のうた」の一首として投歌しようと思っていたのですが、回答を頂いて、「あれり」を「ありぬ」として、入選するかどうか自信はありませんが、出してみたいと思います。有難うございました。 尚、二上山は、小生が住んでいる大阪府羽曳野市から見える山で、散歩道からよく見える山です。
お礼
ご丁寧に教えていただき有難うございました。参考にさせていただきます。