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活用語の文語形
ある用語を辞書で引いたら「文語」と出ていて、さらなる説明を見たら 「活用語の文語形」と書いてありました。 しかし、活用語はその辞書に解説があったのですが文語形がでていません。文語形とはどういったものなのでしょうか、そして「活用語の文語形」とはどういった意味でとらえればいいのでしょうか? おぼろにはつかめるのですが、どうも曖昧なので質問とさせていただきます。 よろしくお願いいたします。
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質問者が選んだベストアンサー
No1です。 質問者さまが補足に書いてくださったとおりだとすると、この辞書は「はやす」という語そのものが文語だと言っているのではなく、文語の活用の形を補足説明しているだけだと思います。 項目自体は、あくまでも現代語としての「はやす」として立てられています。 そして、その現代語「はやす」は(一行目に書いてあるように)五段活用動詞だけれど、この現代語のもとになった古語「はやす」は四段活用動詞なのですよ、と文語の活用の形を補足しているだけでしょう。 それが [文語]四 の意味です。 あくまでも [文語] は、後ろの「四」にだけ掛かっているはずです。 他の動詞などの活用語の項目は、どうでしょうか? 最後に [文語]四 とか [文語]下二 とか書いてありませんか? (多分下二だったら、たとえば「植える →[文語]植う・下二」のように、古語での終止形の形も追記されているかもしれません) 他の活用語についても、このように記載されているのなら、間違いなく、これは「文語だったら、こんな活用です」という説明です。 それにしても、「はやす」[割す]は初めて知りました。勉強になりました。 昔の辞書って、今はあまり使われなくなってしまった綺麗な言葉も載っているので、見ていて楽しいですよね。
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- pananpe
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「文語形」は、文語(=古語)における活用の形です。 何という語を引いて「活用語の文語形」という言い回しが出てきたのかわからないので、的外れになるかもしれませんが、 たとえば、「遅きに失する」などは現在でも使う言い方ですが、ここに出てくる「遅き」のようなことかと思います。 この「遅き」は、口語(=現代語)では、「遅い」という形容詞になりますが、現代語の活用では、どのように活用させても「遅き」という形にはなりません。 なので、古語「遅し」の連体形「遅き」が現代でも使われているのだと考えます。(正確には文語の形容詞「遅し」の連体形が名詞化したものになるかと思いますが) このように、「現代語として使われているけれど、現代語の活用ではなくて、古典文法における活用の仕方がそのまま使われている活用語」、というのが「活用語の文語形」の意味かと思います。
お礼
ありがとうございました。 「文語形」というのは良くわかりました。 具体的な語は「はやす」(上記)です。 実家周辺の地域では方言(としてなのか)使われているのに文語といわれてるのでまだ少し疑問符があります。追加事項などありましたらよろしくお願いいたします。
補足
何という語かというと 「はやす」[割す]ハヤス 他五 サ(ソ)・シ・ス・ス・セ・セ 細かく切る。うすくする。きざむ。 「だいこんを―・す」[文語]四 となっています。 角川国語辞典の凄く古い辞典です。 ひきつづき補足などあれば教示していただければ幸いです。
お礼
>「文語だったら、こんな活用です」という説明です。 貴重な時間を割いていただいて丁寧な解説ありがとうございました。 こんなに分かりやすく説明していただき感謝いたします。 語の「はやす」は自分なりにちょっと面白い方言分布をしていると考えていたので辞書を買うときよく引いてみるのですが、最近の辞書では広辞苑以外は記載されていませんでした。ほんと昔の辞書っていいですよね。 問題は解決しましたが暫く(1週間くらい)この状態(質問状態)にしておきます。もしも、追加で教示していただけるようでしたらよろしくお願いいたします。 敬具
補足
>最後に [文語]四 とか [文語]下二 とか書いてありませんか? 云われるように書いてました。[文語]四 は同じ表示で [文語]下二 の方は説明していただいているように [文語]○○・△△下二 と記載されています。 長年のもやもやが消えました。ご教示感謝いたします。