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日本語文法の問題です。
「~がる」と「~む」の使い分けを教えてください。 例えば、「悲しむ」と「悲しがる」、「羨ましがる」と「羨む」など。もし言い換えられない例があったら、ぜひ教えてください。よろしくお願いします。
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はじめまして。 ご質問1: <「~がる」と「~む」の使い分けを教えてください。> 1.「~がる」: (1)形容詞・形容動詞の語幹、及び願望の助動詞「たい」の「た」について五段動詞を作ります。 (2)意味は以下の2通りあります。 1)「~という気持ちを外に表す」 例: 「うれしがる」「いやがる」 2)「~そうなふりをする」 例: 「いきがる」 (3)ご質問文にある「悲しがる」は1)2)、「羨ましがる」は1)のみの意味になります。 2.「~む」: (1)形容詞の語幹について、五段動詞の他動詞になります。 (2)目的語になる対象に対して、~だと感じる動作を表します。 ご質問2: <「悲しむ」と「悲しがる」> 1.「悲しむ」: 「それを悲しいことだと感じる」 「それについて心が痛む思いがする」 などの意味になります。 2.「悲しがる」: 「悲しい気持ちを外に表す」 「悲しそうなふりをする」 などの意味になります。 ご質問3: <「羨ましがる」と「羨む」> 1「羨ましがる」: 「羨ましい気持ちを外に表す」 2.「羨む」: 「他人の身の上や持ち物が、自分より恵まれているように見えて、自分もそうなりたいと思う」 「ねたましく思う」 などの意味になります。 ご質問4: <もし言い換えられない例があったら、ぜひ教えてください。> 1.「~がる」は、形容詞によっては使えない用法もあります。 例: 「若い」「若がる」 「重い」「重がる」 「赤い」「赤がる」 「長い」「長がる」 これらの形容詞は、客観的な判断として使われるため、話し手の主観で「そのふりをしたり」「そのような気持ちを見せる」という意味では使われないからです。 2.「~しむ」は、基本的に「シク活用」の形容詞に限られます。 例: 「楽しい」「楽しむ」 「親しい」「親しむ」 しかし、多くの「シク活用」の形容詞はこの語法は適用しません。 例: 「嬉しい」「嬉しむ」(X) 「淋しい」「淋しむ」(X) 以上ご参考までに。
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- sanori
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こんばんは。 形容詞の語幹に「む」または「がる」をつけることに関するご質問ですね。 「がる」は、感じることや様子などを表す助動詞です。 「む」は助動詞ではなく、形容詞の語幹とワンセットになります。 例ですが、 とりあえず思い浮かんだのは、 × 恥ずかしむ ※ ○ 恥ずかしがる × 強む ※ ○ 強がる × 怖む ○ 怖がる × やりたむ ○ やりたがる です。 (※:文語で「はずかしむ」「つよむ」という動詞がありますが、それは口語の「辱める」「強める」に相当しますから、対象外です。) また、 ・痛む、痛がる ・涼しむ、涼しがる の場合は、意味が違いますね。 数え切れないほどの例があるはずです。
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ありがとうございます。参考になりました。
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