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アメリカの連続TVドラマ「Buffy --- the Vampire Slayer」の要素羅列の発音についての意図と心理
- アメリカの連続TVドラマ「Buffy --- the Vampire Slayer」の冒頭部分は、「the vampires, the demons, and the force of darkness」という要素羅列の形式で表現されています。
- 通常、要素羅列では最後の要素を下げ調子で読み上げることが一般的ですが、このドラマのナレーションではすべての要素を下げ調子で読んでいます。
- この発音方法には、要素の強調や緊張感を表現する意図があります。吸血鬼、悪魔、闇の力という要素が連続していることを強調し、それらの存在に対する恐怖や重要性を伝えるために、すべてをはっきりした下げ調子で読ませています。
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●「劇的な効果を意図する」ものの可能性があると思います。 (あ) まず、この部分の音声をどこかのサイトなどで聞いてみる方法はありますか? なぜそんなことを伺うかというと、「このナレーションでは『すべてをはっきりした下げ調子』で読んでいます」とおっしゃっていますが、「はっきりした下げ調子」といわれるものを私自身で確認してみたいからです。音声はそのものを聞いてみてでないと、議論が空中分解してしまうことがよくありますから。 (い) といいますのも、この「下げ調子」には次の2つの可能性があると考えられるからです。 (1) いわゆる「部分下降調」で、下降調のように聞こえるものの、ピッチは一番下まで下がりきらず、途中までしか落ちないタイプです。 実は、アメリカ英語では、最後の項目以外を上昇調の代わりにすべて部分下降調を用いるタイプが多く、これが典型的なパターンの一つだと言われています。 (2) もう一つは、実際にピッチが下まで落ちきる「下降調」の場合です。 ・ 「劇的な効果を意図する」際には下降調が終始用いられたり、 ・ 「項目を一つ一つ思い出しながら言うとき」 にも用いられると言われています。 (ここまでは、次の本を参考にしました。 ・渡辺和幸著『英語イントネーション論』(研究社、1994年、pp.211-213)、 ・同著者『英語のリズム・イントネーションの指導』(大修館書店、1994年、pp.161-163)) 私の経験では、さらに、項目を一つ一つ重要な新情報として打ち出すときにもこの下降調が終始用いられるように思います。 かつて、スコットランドの鉄道のエディンバラ駅の駅舎内で聞いたパブリックアナウンスメントでは、ロンドン行きの列車の停車駅名が一つひとつこの下降調で言われていました。 もしこの(2)のタイプだとすると、冒頭にお答えしたように「劇的な効果を意図する」下降調の可能性があると思います。
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- ANASTASIAK
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むしろ、これ、これ、これ、とどれも強調するときに、 これ?これ?これ、のようなイントネーションは馴染まない 気がします。ドン、ドン、ドンと孤高に立ち向かう相手をキッパリ と宣言するときは、ふさわしいイントネーションではないでしょうか。
- seegrammar
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スピーカーのスタイルによると思います。ナレーションのテクニックの一つでそれなりの意図があるのでしょう。 こんな回答ですみません。
お礼
お礼がすっかり遅くなり申し訳ありませんでした。 そして皆さんご回答ありがとうございました。 アメリカ英語での発音傾向性に触れられていたので、自分でも確認しておりました。Buffyのシーズン2の第2話からナレーターがイギリス人に交代しているのですが、同様に下げ調子(完全な下がりきり)で発音されていました。これはやっぱり「劇的効果」を狙ったもののようですね。基本パターンの「上げ、上げ and 下げ」だと、いかにも「最初から3つの敵」で「はい、以上終わり!」って聞こえますからね、、。 なお問題の場面はYoutubeなどで検索できるかも知れません。