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ISーLMの問題

IS-LMモデルを前提として、政府支出を増大させるとき、GDPにもっとも大きな効果を与える方法をひとつ選びなさい。 (A)政府支出の増大を国債の発行でまかなう (B)政府支出の増大を増税でまかなう (C)政府支出の増大を通貨の発行でまかなう (D)政府支出の増大を国有財産でまかなう (E)政府支出の増大を外国からの借り入れでまかなう Bは、増税は消費を減らすから× Eは、借金するということは× 直感的にDかな と思うんですけど、どれが正解かわかりません。 もし、分かる方がいらっしゃれば教えていただけると助かります。 可能でしたら、それぞれの選択肢ごとに、何にどのような影響を与えるかも教えていただけるといっそう助かります。 よろしくおねがいいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • gootttt
  • ベストアンサー率61% (191/309)
回答No.2

IS-LMは短期の需要を見るツールなので基本的には短期の需要を考えればいいわけです。 一番は (E)政府支出の増大を外国からの借り入れでまかなう 短期で見ればこれが一番需要を拡大させます。 まあ長期で見れば返済のため増税や歳出削減で国内需要を押さえ込まなければいけないわけですが…。 二番は (A)政府支出の増大を国債の発行でまかなう 短期で見ればそれなりに効果がありますが、Eよりも国内金利が上がる分不利です。 長期で見ると返済の為、増税や歳出削減で国内需要を押さえ込まなければいけないわけですが、外国からの借り入れと違う点は外国からの借り入れの場合返した借金は外国へ行くわけですが、国内の借り入れの場合は借金を返した相手は日本で金を使うわけで需要の落ち込みはまだ少ないです。 (C)政府支出の増大を通貨の発行でまかなう 理論上はその分インフレが起こるのですが、軽度のインフレはむしろ好ましいという意見は結構あるので、見解が分かれますね。小泉改革では0金利と量的緩和と国債発行を組み合わせていたので実質上これに近い事をやっていた気がします。 三番が (B)政府支出の増大を増税でまかなう この時乗数効果は1となるので効果は薄いです。 (D)政府支出の増大を国有財産でまかなう 国有財産を売却した時、民間はその分の代金を支払うわけです。したがって政府に入る分の金が民間から出て行くわけでIS-LM的には増税と同じです。 ただ実際には国有財産の売却は民間の設備投資の需要を喚起するので有効需要は上がります。(例えば国有地が売却された場合、その土地を開発する為に様々な投資が必要になるので需要が拡大する)

doraemoon
質問者

お礼

>goottttさん ご丁寧な解答ありがとうございます。 とてもわかりやすいです。 助かりました。

その他の回答 (1)

  • ketyappy
  • ベストアンサー率18% (13/69)
回答No.1

(A)・・・クラウディングアウトの発生、(B)・・・おっしゃるとおり (C)・・・インフレにより実質ベースでの伸びが? (D)・・・国有財産を売却=民間資本を活用? (E)・・・これがよさそうです

doraemoon
質問者

お礼

>ketyappyさん わかりやすい説明ありがとうございます。 助かりました。

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