これは物によると思いますよ。
公共投資でもただ単に道路や無駄な建設に金をつぎ込めば、国は破綻します。
ただ、アメリカがIT景気になる前、アメリカ政府は公的にIT関連の研究などにお金を投資しています。この投資はITバブルに比べると大きな物ではなかったのですが、将来にとってプラスになる物へ公共投資すれば確実に長期的にGDPがのびることがこれで実証されています。
問題は、公共投資の対象物ですね。今の日本のように投資先が定まらずばらまくだけなら、長期的にもトレードオフではこれは投資が大きくなるだけでGDPには・・・です。
対して、将来のために的確な判断をして次の産業や技術に投資すれば、間違いなく世界をリードし景気はけた外れにのびます。また、複数ではなく、一つの物を高めればそれでも世界をリードでき景気はのばせます。この見極めができる人間が政府にいて実行するだけの力があれば、景気は上昇すると言うことです。
(これは別の話ですが今の日本政府内にいるとは思えませんがね)
Q/公共投資を増やすと景気にはどのような影響があるでしょうか?
A/長々と書きましたが、おわかりになられたでしょうか?あなたの質問で書いておられるとおり、影響は2つ、景気の後退があり政府が破綻するか、もう一つが景気の後退をくい止め市場を賑わすかどちらかになります。
Q/公共投資を増やす政策で長期的に実質GDPは増加するのでしょうか?
A/政策次第です。投資する対象物が将来の有望株である。もしくは対象物に投資することで他の何かに何らかの大きな利が出るなら、増加するでしょう。
逆に、ただ単に見定めもせずだらだら流すだけなら、増加するかはホントに運次第です。(可能性は低い)
Q/このトレードオフでどちらが大きいんでしょうか?
A/日本のことを言っているなら、ここ数年はたぶん負(国債)ですね。たぶんこのままなら次も負になる可能性が高いかな?結局は政治家の見定めによるってことですよ。
これぐらいしか言えませんね。株でも何でもそうですが、ある物に投資したら必ず成功するとは言えません。いつも同じ風が吹くとは言えませんからね。その風を的確に読めば新しい好景気がやってきます。読めなければ・・・
どちらのトレードオフが大きいとは言い切れないと言うことです。舵取り次第ですね。だから選挙があるのかな?