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in case の記述にかんして(研究社『現代英米語用法事典』(編著安藤貞雄・山田政美))
研究社『現代英米語用法事典』(編著安藤貞雄・山田政美)121ページより(in case) 「<英>では、in case と if は普通区別して使用される: Let's get a bottle of wine in case John comes. [ワインを買うのが先] Let's get a bottle of wine if John comes. [ジョンが来るのが先] とこのように書いてありました。 わたしは<先><後>の記述が不満です。前者の例文は全く、「ワインを買うのが先」であることに同意です。 しかし後者の例文では、if はあくまで hypothesis ですので、「後」「先」関係がないと考えます。だから後者の分では、「もしジョンが来たら、そのときはワインを買いに行こう」の意味にもなり、「もしジョンが来るのなら、あらかじめワインを買っておこう」の意味にもなりえると考えます。 したがって、この事典の記述は誤りとさえいえるのではないでしょうか?
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文法無能者私如きがお答えするのは大変気が引けますが、又、折角のご質問自体を台無しにしてしまう危険を孕みながらの回答(らしきもの)をお許し下さいませ。 Let's get a bottle of wine in case John comes. [ワインを買うのが先] [in case]=(~に備えて)のイメージで、ご指摘に同意します。 Let's get a bottle of wine if John comes. どっちが後か先か考えるのが面倒なモンで、こんな場合は Let's get a botle of wine (when/if/in case) John comes. when>if>in case その時に>来たれば>に備えて の原則で の順で「具体的でワインを買う時が決まる」みたいな感じで解釈していまして、今まで別に然したる痛痒は感じなかったのは私が鈍かったせいですし、今まで一冊の文法書どころか中学後半以来英語の教科書さえまともに読んだこと無い無い尽くしの怠け者のせいですね(笑)。 実際、面倒くさいので、どっちでも良い様に(又生活の実際の場面では、ジョンが来るとなればその電話を受けてからワインを買いに行くので)、「ifでもwhenでもいいヤン」みたいな解釈です。 Let's get a bottle of wine if or when John comes. とよく書いています。
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こう考えればよいのではないでしょうか。 つまり「if」は「condition」を意味するので、「if John comes」というのは、「【ジョンが来る】ことを【条件】に」ということです。これは言外に(あるいは明示的に?)「ジョンが来ない」可能性もあることを示しています。 つまり「if John comes」と発話した時点では、ジョンが来るかどうかは「未確定」です。そこで、【ジョンが来る】という【条件】が成就した時点で、「ワインを買いに行こう」と述べているわけです。 (1)来るかどうか未確定⇒まだワインは買わない 【2】来ることが確定⇒【A】ワインを買う では、いつ【条件】が成就したと考えればよいのか?数学ではないので、そこは常識的な判断になると思います。「(3)実際にジョンが来た」ときに「確定」するのは明らかですが、ジョンから電話があって、「今日の夕方行くよ」と言われた場合も「【2】ジョンが来ることが確定」と考えてよいのではないでしょうか。 その意味で、「(3)ジョンが実際に来る」と「【A】ワインを買う」の時系列は、「【A】⇒(3)」にも「(3)⇒【A】」にもなりうるのだと思います。 ただ、あくまでその本の記述は「in case」との比較を述べているわけです。そう考えると、「in case」は【条件】を意味するとは限りません。 つまり、「(1)ジョンが来るかどうか未確定」の段階で「【A】ワインを買う」ということです。 このことは、「in case」の一般的訳の「ジョンが来るといけないので、ワインを買おう」でも明らかですね。この日本語が示唆するのは、「ジョンが来るかどうか未確定だが、来る場合を考えて(未確定の段階で)ワインを買おう」ということです。端的に言えば、「これから買いに行こう」という意味です。 以上をまとめると、「英用法」では、 「in case」の場合:(1)⇒【A】(⇒【2】(3)) 「if」の場合:(1)⇒【2】((3))⇒(A)(⇒(3)) となります。たしかに(3)を基準に考えれば、その本の記述は舌足らずな感もありますが、【2】を基準に考えれば、両者の差は「時間の前後」と考えられるので、「誤り」とまでは言えないのではないでしょうか。
- Ganbatteruyo
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Gです。 面白くなってきましたね。 こういう突っ込みもありと思います。 >Let's get a bottle of wine in case John comes. [ワインを買うのが先] >Let's get a bottle of wine if John comes. [ジョンが来るのが先] この理解は間違っています。 先がどうかは、というてんではいい視点を捉えているといえるでしょう。 しかし、買うことが先か、来る事が先か、と判断しているようであれば英語を理解していない人が、エコの英文のフィーリングを感じていない人がこの辞書を編集したとしかいえません。 私は著者を批判しています。 彼らは、このLet's~と言われてどういうフィーリングを感じるのでしょう。 どっちが先かなんて感じるのかな。 それよりもこのLet'sを言った人がin caseのフィーリングを言っているのかifのフィーリングを言っているのか、つまり、その後に来る文節がどれだけLet'sに結びついているのかを感じているはずだと考えられないのでしょうかね。 Let's get a bottle of wine in case John comes.は、もしかしたら来るかも知れないから、来たときに備えて、と言うフィーリングである事は問題ないですね。 Let's get a bottle of wine if John comes.は、ジャンが来る事になっているんだったら、と言うフィーリングをこのifであらわしているわけです。 この「来るんだったら」と言う部分に、もし来ると決まっているなら、もし来る可能性が高いなら、と言うちょっと違ったフィーリングがあります。 その違いはその状況で判断するしかありません。 とにかく来るのであれば、と言う条件を示しているわけです。 来たら買おうよ買えばいいさ、と言うのであれば、Let's get a bottle of wine when John comes.とすればいいのです。 両方ともワインを買おう、と言っているわけです。 来たときに買うと言うWhenのフィーリングではないわけです。 (ここは日本の教育では難しいところみたいですが) しかしこのin caseでもifのフィーリングを出す事は出来ます。 それには、条件的フィーリング、つまり、来るのであれば、のフィーリングを出す表現が必要となるのです。 Let's get a bottle of wine in case John is coming.と言う表現に変わるわけです。 つまり、進行形を使って、来る事がもう始まっているのに備えて、と言うフィーリングになり、結局、来るんだから買っておこうよ、と言う事になるわけです。 これらのフィーリングをちゃんと掴んでいれば、先か後かは判断できるわけです。 しかし、辞書に書いてある「解読」「分類」は使えないものとなります。 これでいかがでしょうか? 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。
~~~if 節に will がくるのは S が親切をするとき以外にありましたっけ?~~~ ジーニアスに次のような例が載っています。 I will come if it WILL be of any use to you. お役に立つようでしたら参りましょう。 If I WILL be late, I'll call you. もし遅れるようだったら、あらかじめお電話しましょう。 この2つは、時系列で言えば、 主節⇒if節 の順になります。通常は「If it rains tomorrow, I'll stay home.」のように if節⇒主節 ですね。 VOAのニュースでライス国務長官の発言で「もしそれで平和が訪れるのなら、私は何度でも中東を訪問しよう」というのがあって、彼女はif節に「will」を使っていました。「平和になったら、私は行く」ではなく、「私が行くことで平和になるなら、私は行く」という意味です。実際の英語は失念しましたが。 何かの参考になれば幸いです。
- ANASTASIAK
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この例文に因果関係を持ち込むのは無理があるでしょう。 時系列関係でさえないと、私は思います。 「Johnが来ること」と「ワインを手に入れること」の間にはどんな 因果関係もありません。そこにあるのは、話者の判断であり意思です。 同じように、「Johnが来ること」と「ワインを手に入れること」の間 に時系列を考えるのも意味論的には不適当です。 そうではなくて、ここで問題になっているのは、事実の生起する順序 です。それが仮定法です。ラテン語においてそうであるように仮定法 とは可能性の叙述なので、その蓋然性が問題となるわけです。 たとえば、 Let's get a bottle of wine in case John comes. におけるin case 以下は if John should come と等価です。学校文法ではこの表現を通常のif節と区別させて、 「もし万一」という訳語で解説しています。また、in caseには、これ は英米とも同じだと思いますが、「まずそんなことはないと思うけれど も、ありえないことではない。もしもの際には」という語感を伴います。英国ではよく、 Take an umbrella just in case. などといいます。「念のため」という日本語が思い浮かびます。 これを通常のifクローズで書き換えるとどうなるかを考えてみれば、両 者のちがいは自ずと分かると思います。
お礼
みなさんありがとうございました。 あいかわらず活発なフォーラムですね。レベルも高いです。 もう少し自分のほうでも考えてみたいですが、ご意見・議論があればどんどんなさってください。 英語に関して自信がすこしはあったほうですが、このケースで迷っている自分はまだまだだと感じました。
補足
このケースが時系列でもなく、因果関係でもない。物事の生起の順序、である。 この「事実の生起の順序」が私の言う「時系列」に当たると思うのです。 回答者さんは英米間の用法の差はないとお考えでしょうか。 私はこのケースに関してまったく自信がもてません。
ちなみに、 {C} 妻:「ねえ、最近ジョンが来ないわね。彼はワインが好きだから、ワインを買っておけば、どこかで聞きつけて来るんじゃない?」 夫:「そうだな、あいつは人一倍嗅覚がするどいからな。久しぶりに会いたいし、【もしワインを買えば、ジョンが来るならワインを買おうか】」 なら、 Let's get a bottle of wine if John WILL come. [ジョンが来るのが後] となりますね。失礼しました。
補足
ごめん、datelummy さんらしくないと思ったもので。 その will はおかしいのでは? if 節に will がくるのは S が親切をするとき以外にありましたっけ?
go urnさんの分類を拝借すると、私はその記述を読んで、 (1)【英】では、 (2)【普通】、 ~~~{B} 妻:「ねえ、ジョンが来るって言ってるのよ。あなたと違って、言ったこと必ず守る人だからきっと来るわ。来てもらって、ワインもないんじゃ...」 夫:「オマエはいつも一言多いな~。【もし来るんなら、ワインを買おうよ。】」~~~ のような状況の場合は「in case」を使うのだと解釈しました。 この記述が「正しい」かどうかを判断する能力も経験もありませんが、「誤り」だと断定する能力も経験もありません。 とすると、give the benefit of the doubtで「正しい」と考えるほうが賢明な気もします。【普通】と多少控えめな記述になっているので、一切の例外を認めないほど強力なルールでもないのでしょう。
- go_urn
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こんにちは! 英語の香りよりは酒の香りに惹かれて参りました。 不謹慎きわまりないですね(^_^; この問題は英語にも日本語にも共通したところがあります。(←Sober!) 1)Let's get a bottle of wine in case John comes. これは、「ジョンが来るのにそなえて、ワインを買っておこう」で、日本語だって、ジョンが来てから買ったら、泥縄ですね! [ワインを買うのが先]です! 2)Let's get a bottle of wine if John comes. これは2ケース考えられますね。 {A} 妻:「ねえ、ジョンは来るのかしら?いつもすっぽかすからね、あの人。あなたと同じでアテにならないのよ。ワイン買っとくべきかナ~?」 夫:「オマエはいつも一言多いんだよ。来るか来ないかわからんなら、【来たらワインを買おうよ。】」 {B} 妻:「ねえ、ジョンが来るって言ってるのよ。あなたと違って、言ったこと必ず守る人だからきっと来るわ。来てもらって、ワインもないんじゃ...」 夫:「オマエはいつも一言多いな~。【もし来るんなら、ワインを買おうよ。】」 どちらもありうるんじゃないでしょうか。 {A}でしたら、ワインの購入は、後、{B}でしたら、先に買う可能性があります。 ということで、御質問者様に賛成です。辞典が、飲ん兵衛の心理をよく考えるべきでしたね。 ちっとも英語に触れず申し訳ありません。でも、日本語もワインもいいものですね!(←Drunk!)
- Milancom
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英文法や語法の専門家でもありません。 用法事典は参照するものの、ご指摘の文献ではありません。 私の使用している事典には、in caseの項にも、if の項にも、ご質問のような記述はありませんでした。 そこで、ご質問を読んだ範囲でのみ考えを書きます。 少しでもお役に立つと幸いです。 in case の例文について、後先の関係が問題ないのは、私も同意いたします。 in case 「~の場合に備えて」なのですから、ジョンが来てからワインを買いに行くのでは、ことばが成り立ちません。 if の例文は、両方考えられるような気がするのですが、いかがでしょうか。 すなわち、「ジョンが来たら、(それから/そのときに)ワインを買いに行こう」と、「ジョンが来るかもしれないから、ワインを買いに行こう」の2通りです。 いつもはこんなこと考えずに使っていましたが、どちらもありかなあって思います。でも、これはアメリカ英語なのでしょうか? 事典の説明には、<英>では、とあるということは、イギリス英語では、前者の意味でしか使わないということなのでしょうか。後者は、in case で表すのだと…。 そういえば、in case は、何かよくないことに備えるときに使うような語感があるのですが、これもアメリカ英語の語感でしょうか? さらに詳しい方のご意見をお聞きしたいですね。
- komimasaH
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この著者のいう「先」とは、「意識的な優先度」ということでは。 (in case) get a bottle of wine >John comes ジョンが来ようがこまいが、それはつけたしで、ワインを買うことは決めてある。「ジョンもくるかもしれないし」 (if) get a bottle of wine <John comes もしジョンが来るんだったら、ワインを買っておこう。そうじゃなきゃやめ。というニュアンス。 わたしも気が引けての投稿です。
- Parismadam
- ベストアンサー率65% (2756/4211)
こんにちは。4/15のご質問以来ですね。 辞書の例がいい例ではないですし、記述は不十分なので理解しづらいですが、言わんとしていることは合っています。 in caseとifのポイントの違いは以下の通りです。 1.in case: 「想定」を表し、それを予期した上で「ワインを買う」ので、「ワインを買う」ことが第一義となるのです。 2.if: if節は前提節なのです。あくまで「前提」であり、それがあってこそ「ワインを買う」ので、先に「ジョンが来ること」が「前提」条件となるのです。 別の例で示すと If it is fine tomorrow, we'll go on a picnic. 「明日天気がよければ、ピクニックに行こう」 これも「明日天気がよければ」という条件がそろってこそ、「明日ピクニックに行ける」ので、先に「明日天気がよければ」という条件が優先となるのです。 これは同じ働き(副詞節)を持つwhen節も同様です。例: When he comes, I'll go out with him. 「彼が来たら、彼と一緒に行く」 彼が来て初めて彼と一緒に出かけます。彼が「先に」来なければ、彼とは出かけられません。 以上ご参考までに。
お礼
わかりました。事典と回答者さんの意見では「先」というのは<時系列の先・後>ではなく、<因果・論理関係の先・後>という意味(P→Q)ですよね? だとしたら私も同意します。でも、時系列だったら納得できません。 回答者さんも、時系列の解釈ではありませんよね? だとしたら同意見です。 ありがとうございました。
お礼
回答してくださった皆様に御礼を申し上げます。