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関数のグラフでy'''はなにを意味するのですか?
関数のグラフでy'は増減を、 y''は凹凸を意味しますが、 y'''はなにを意味するか強引にでも解釈したいです。
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y' は正ならば増加,負ならば減少だけでなく,絶対値が大きければ急勾配,小さければ緩勾配もわかります。 y''は正ならば凹,負ならば凸がわかります。しかし,放物線 y=x^2 はいたる所で y''=2 ですが,頂点の近くと遠くでは,凹み具合が全く違います。 逆に,円は膨らみ具合はどこでも同じなのに,y'' の値は違います。 曲がり具合(曲率)は y'' だけでなく y' も関係して決まります(参考URL「曲線の曲がり具合」参照)。 ですから,グラフを見て y'' の値の大小を読み取るのは難しいでしょう。 y''' になると,正負の違い(y''の増加減少)すらグラフから読み取ることは難しいでしょう。
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- siegmund
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No.4 の siegmund です. No.6 の take008 さんのご説明はなかなか説得力を感じました. さすが,専門家です. y=x^4 のグラフですと,y''' は x と共に増加します(x>0). そう思って y=x^4 のグラフを見れば確かにそう思えますが, 知らずに見て y'' (下に凸,上に凸の区別)の様に明確には判定できないと 思います. 結局,直接 y のグラフを見て簡単にはわからないでしょう. もちろん,デジタイザなどで曲線を詳しく調べれば y''' はわかるでしょうが, それは質問の意図ではないですよね. No.4 の私の回答: > 急に加速度がなくなると,つっかい棒をはずされたようなもので > (あるいは相撲ではたき込まれた,など), > 体は前のめりになってしまいます. ちょっと間違えたみたいです. 体が前のめりにならないように,後ろ向きに体の力が入っているんですね. で,車が停まると急に加速度が無くなるから,一旦体がシートに押しつけられ, その反動でもう一度前のめりになる,ですかね. 頭は質量が大きいから,これを派手にやると(衝突など)むち打ちに なるということか. No.7 の jbg さん: > 「加加速度」略して「加っ君」 > いい命名でしょう。(笑) な,なるほど(^^).
- takug
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微分というのは変化率を取り出す操作ですので、グラフを視覚的に読み取ったときに yを知るには: 位置が (1) x軸より下ならy=負 (2) x軸上ならy=0 (3) x軸より上ならy=正 y'を知るには: 傾き(位置の変化率)が (4) 右下がりならy'=負 (5) 水平ならばy'=0 (6) 右上がりならy'=正 y''を知るには: 傾きの変化率が (7) 凸ならy''=負 (8) 直線ならy''=0 (9) 凹ならy''=正 となっていることを念頭におけば y, y', y'' の値の符号くらいは大体知ることができますね。 これらを見ると (6) というのは (1)→(3) の変化を簡単に表現したものであり、逆に (3)→(1) への変化を表現したものが (4) であると判ります。 ついでにy位置が一定なら (5) です。 同様に、(9) というのは (4)→(6) の変化を簡単に表現したもので、逆に (6)→(4) への変化を表現したものが (7) であると判ります。また、y'すなわち傾きが一定不変なら (8) です。 y''' については、適切な用語が私には不明なのですが、同様の関係を日本語で表現した、 y''' が正であるのは、(7)→(9)への変化、すなわち凸から凹へと移り変わる領域、 y''' が負となるのは(9)→(7)への変化、すなわち凹から凸へと移り変わる領域、 y'''=0 となるのは 傾きの変化率 が一定のところ。 といったことに注意しながら観察すると、ある程度は推定可能でしょう。
#3の者です。 #4さんが言われる「加加速度」という言葉は、私は知りませんでした。 (若しくは、遠い過去に聞いたのを、私が忘れたのかも) 「加加速度」略して「加っ君」 いい命名でしょう。(笑) さて、 >>> そして、y'''の値が正か負であるかを、視覚的に見分ける方法があれば教えていただきたいです。 なるほど。 私なりに、ちょっと考えてみました。 「y’’’が正か負かを視覚的に見分ける」 これが出来るということは、 「正と負の境目を視覚的に見分けることができる」 つまり 「y’’’=0 となる場所を目で発見できる」 ということになります。 2次微分までを復習すると y=0 → グラフとx軸が交わるところ y’=0 → 上りと下りの境目(極値) y’’=0 → 凹凸の境目 果たして、これ以上の高次微分の情報を、グラフを目で見て読み取ることができるでしょうか? -----(以下は蛇足) そして、一見、 「y’’’は、凹凸の鋭さ(急峻さ)」 を表しているかのように思えます。 (私も第一感、そうだと思いました) しかし、例えば、3つの解x=-1,0、+1 を持つ三次方程式 (x+1)・x・(x-1)=0 を関数にした y=f(x)=(x+1)・x・(x-1)=x^3-x y’=3x^2 -1 y’’=6x y’’’=6 これを、 y=1億×f(x) と比較しましょう。 y=1億・f(x)=1億・(x+1)・x・(x-1)=1億x^3-1億x y’=1億3x^2 -1億 y’’=6億x y’’’=6億 たしかにyが1億倍になったことにより、y’’’は1億倍になり、それによって例えば、極値を取る2つのx(=±√(1/3)) において「凹凸の鋭さ」みたいなものも1億倍になっています。 しかし、それと一緒に傾き(1次微分)も2次微分も1億倍になっています。 これは結局、y軸の目盛りの刻みを1億倍したり、1億分の1にしている徒労をしているにすぎません。 以上のことから、3次微分の正・負などをグラフを目で見て判定することは出来ない、という私なりの結論になりました。
- Trick--o--
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> そして、y'''の値が正か負であるかを、視覚的に見分ける方法があれば教えていただきたいです。 X'-Y'座標にすれば凹凸 X''-Y''座標にすれば増減 X'''-Y'''座標にすれば位置 で+-がわかると思うよ。
- siegmund
- ベストアンサー率64% (701/1090)
関数のグラフで, y',y'' がゼロでない場合は,y'''の効果は ちょっと見えにくいのではないかと思います. jbg さんご指摘の「カックン」は「加加速度」あるいは「ジャーク(jerk)」 と呼ばれています. 重量挙げのジャークと同じ言葉です. 物理の運動方程式では, F = ma (F:力,m:質量,a:加速度) ですから,加速度が急に変化することはと, 力が急に変化することと同じです. 車でブレーキを掛けたときには負の加速度が働いていますから, それに逆らうように同乗者の体には力が入っています. 急に加速度がなくなると,つっかい棒をはずされたようなもので (あるいは相撲ではたき込まれた,など), 体は前のめりになってしまいます. したがって,jbg さんの言われるように, 加速度を徐々に変えることで同乗者は不快な思いをしないで済みます. 運転者は予想がついているから,「カックン」になっても同乗者ほど 不快な思いはしないですね. そういえば,運転している本人が車に酔うという話は 聞いたことがないような気がします. やっぱり,予測の効果でしょうかね. 何だか,雑談で失礼しました.
お礼
ありがとうございます。加加速度やジャークは初耳です。あとで、調べてみます。 y=f(x)のグラフで、ある1点に注目したとします。 そのyの値が正か負であるかは、視覚的に見分けられます。 x軸より上にあるか下にあるかです。 そのy'の値が正か負であるかは、視覚的に見分けられます。 増加しているか減少しているかです。 そのy''の値が正か負であるかは、視覚的に見分けられます。 凹か凸かです。 そして、y'''の値が正か負であるかを、視覚的に見分ける方法があれば教えていただきたいです。
単に、関数のグラフで考えると、3次微分以降は、つまんないんですが、 私は、「意味のある」考え方、実用性のある考えかたが大事だと思います。 私が若かりし頃に気づいた、3次微分の良い例を紹介しましょう。 位置Xを時間で1回微分すれば、速度です。 X’=v 2回目の微分は、加速度です。 X’’=a 以上のところまでは、高校・大学で習います。 さて、 3回目の微分は、加速度の時間変化です。 X’’’=「カックン」 なぜ私は、時間で3回微分したものを 「カックン」 と呼ぶか? ・バスに乗っているときに、運転手がブレーキ踏んだり、ギアチェンのときアクセルをいったん戻したりするときに、「カックン」 ・クルマの運転で、ブレーキを一定の強さで踏み続けていて、実際クルマが停止した瞬間の「カックン」 (動摩擦力による負の加速度が、速度に依存せずに速度がゼロでないうちは一定で、それが、速度ゼロになった瞬間に負の加速度が急にゼロになるために「カックン」が起こる) 以上のことをわかって運転していれば、同乗者にとって快適な運転が出来ます。 赤信号が見えたらブレーキを踏み始め、その交差点の寸前ぐらいに来たら、ブレーキを徐々に弱めて、ふわっと停止。 Xをスカラーでなく、2~3次元のベクトルで考えれば、さらに、色々な例はあると思います。 例えば、急ハンドルのときに感じる衝撃とか。
お礼
ありがとうございます。加加速度などという概念は初耳です。あとで、調べてみます。 y=f(x)のグラフで、ある1点に注目したとします。 そのyの値が正か負であるかは、視覚的に見分けられます。 x軸より上にあるか下にあるかです。 そのy'の値が正か負であるかは、視覚的に見分けられます。 増加しているか減少しているかです。 そのy''の値が正か負であるかは、視覚的に見分けられます。 凹か凸かです。 そして、y'''の値が正か負であるかを、視覚的に見分ける方法があれば教えていただきたいです。
- proto
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テイラー展開をご存じでしょうか? ある関数y=f(x)があるときに f'(x),f''(x),f'''(x)…が求まれば、f(x)をxの多項式で書くことができますよね。 これは言い換えると f(x),f'(x),f''(x),f'''(x)…が求まると、グラフの形がわかるということです。 (逆に求まらないものはグラフが描けないことが多い) ですからy'''だけでなくその他の導関数すべてが意味するのは、その関数のグラフの形なんです。 「形」の特徴の一部として増減や凹凸があり、それがy',y''だけを見ただけでわかるんです。 でもグラフの完全な形はy',y''をちょっと見ただけではわからないですよね、 完全な形まで知ろうと思えば残りの導関数を調べる必要があるんです。
お礼
ありがとうございます。 y=f(x)のグラフで、ある1点に注目したとします。 そのyの値が正か負であるかは、視覚的に見分けられます。 x軸より上にあるか下にあるかです。 そのy'の値が正か負であるかは、視覚的に見分けられます。 増加しているか減少しているかです。 そのy''の値が正か負であるかは、視覚的に見分けられます。 凹か凸かです。 そして、y'''の値が正か負であるかを、視覚的に見分ける方法があれば教えていただきたいです。
- oxbridge1985
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y'とy''の関係とy''とy'''の関係は同じです。 つまり、あなたの表現で言えば、y'''はy''の増減を表し、y'''はy'の凹凸を意味します。 連鎖している感じですね。 それとも、もっと深く知りたいということでしょうか?
補足
ありがとうございます。自分なりに整理してみました。 y=f(x)で表されるなめらかな曲線があったとき、その1点とその近傍に注目します。 それを、1次関数で近似した接線で、増加かどうかを見て取れる。 それを、2次関数で近似すると、下への膨らみ(凸)かどうかを見て取れる。 ところで、円で近似したのが曲率円で、曲がり具合が見て取れる。 そして、3次関数で近似すると。。。。 たとえば、3次の係数がプラスの3次関数のグラフの極大点の近傍と、 3次の係数がマイナスの3次関数のグラフの極大点の近傍とでは、視覚的に違いは無い。つまり、視覚的には何も見て取れない。 近傍の点のいくつかを精密に測定して、計算にて3次関数で近似したら、その近似関数の3次の係数が判別できるかもしれないが。 物理な考え。xを時間、y=f(x)を距離とし、車で走っているという状況をイメージしてみる。ある時間と、その時間の近傍での人間の感覚で、n次導関数の値が0であるかどうかを判別できるか? 加加速度(躍度)がプラスの値から、0になり、そしてマイナスになるという状況を考えて見ます。 加加速度(躍度)がプラスのとき、加速度が増していくので、車に乗っている人間の体は、後ろにひきつけられ続けます。 人間は、姿勢を保とうと、前のめりになり続けようとします。 加加速度(躍度)が減少していき、0になりそして、 マイナスになったとき、加速度は減少しはじめます。 車に乗っている人間の体が、後ろにひきつけられる力は弱まり始めます。 人間は、少し先を予測して、体を前のめりになり続けようとしていたのに、行き過ぎてしまい、つんのめってしまうと思います。 そのときが、加加速度(躍度)が0になった時。