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曲のキーを捜すとき迷った、、、
例えばキーがFの曲の場合大雑把に言ってbのフラットさえ使わなければcの曲かfの曲か迷ってしまいかねません。 ほかにも キーがAmの曲はキーがcなのかAmなのか迷うこともあります。 どうすればキーが何に当たるのかうまく判断できるでしょうか?
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あーなるほどー。 なかなか、いい質問かも。 1. >>>キーがFの曲の場合大雑把に言ってbのフラットさえ使わなければcの曲かfの曲か迷ってしまいかねません。 楽譜があれば、調号(1行1行の左端にある#や♭の数)を見ればわかりますけどね。 ♭2個=B♭かGm ♭1個=FかDm 何にもない=CかAm #1個=GかEm #2個=DかBm ・・・・ しかし、このような質問をされるということは、耳コピしたい、とかですかね? 単純なコード進行の曲ならば、例えば、キーがCならば、最初のコードがCで始まり、曲の最後のコードもC、さらには、メロディーの最後の音がド。 で、 ここからが問題なんですが、 細かく説明すると、物凄く長くなっちゃうんで、思いっきり説明をはしょりますと、 結論から言って 「どんなキーやコードにしても、あなたの自由!」 です。 世の中には、メロディだけ入力すると、すなわち、メトロノームに合わせて伴奏無しで人間がマイクを通して歌うのを、マイクで拾ってコンピューターに入力してやると、コンピューターが、その曲のキーは何か、コード進行は何か、というのを勝手に演算して求めちゃう、というようなシステムが存在します。 そういうシステム開発の走りの頃、(たしか昭和から平成になる頃ぐらい)、そのシステムのデモを見学に行ったことがあります。 コード進行をアレンジするのは勿論のこと、さらに、演歌とかロックとか...音楽ジャンルをメニューから選択してやると、コンピューターがイントロとかエンディングとか、歌の後ろに流れるサブメロディとかまで全部、勝手にアレンジしちゃうんですよ。 だから、そういうシステムがあるんだから、「メロディさえ決まれば、キーやコードは法則みたいなものにしたがって、自動的に発生できるものだ」と思い込みそうになります。 しかし、そうではありません。 上記で述べたシステムは、ハードなのではなく、開発した人が、その人の主観に基づいてプログラミングしたソフトなのです。 ですから、ソフトを作る人によって、コンピュータが作るコード進行などのアレンジは、必ず変わります。 あなたの「迷ってしまいかねません」が、実は正しいのです。 作曲をするとき、おおまかに言って2通りの手順があると思います。 メロディーを決めてからコードを決める作曲のしかたと、コード進行を決めてから、その上にメロディーを足す作曲のしかたです。 おそらく、後者の方が多数派だと思います。 前者と後者の両方で、曲を膨らませるやり方もあると思います。 だいぶ前にテレビで見たことがあるのですが、オフコース(小田和正ほか)がスタジオで曲作りをしているのを、NHKが取材して特番にしていました。 彼らは、必ず最初にコード進行を決めるのだそうです。 ですから、彼らは、あなたのような悩みは、原理的に発生しないわけです。(笑) 2. キーがAmの曲はキーがcなのかAmなのか迷うこともあります。 この質問も、なるほどです。 これは、調号を見てもわかりませんから、難問です。 世の中には、調号を変えずに転調する曲は沢山あります。Cで始まってサビがAmで最後はC、あるいは、Am→C→Am。 大概、悲しく聞こえれば、キーはマイナー、明るく聞こえればメジャー、としたものなんですが、 ロックバンドのスローバラードでキーがメジャーなのに、かえって、悲しみが増幅して聞こえるものがあります。 逆に、日本各地の祭囃子は、楽しく聞こえるのに実はマイナーがキーである曲が沢山あります。 さらには、キーがメジャーなんだかマイナーなんだか、さっぱりわからない曲さえあります。 その典型的な例が「君が代」です。私もいまだにわかりません。 おそらく基本はCだと思いますが、歌い出しの「きみがよは」が、いきなりDmみたいなコード。そして「ちよ」のところで、やっとCが登場。しかし直後の「に」はAm。その後はキーがCっぽい進行が続きますが、「こけの」がAmで、最後の「で」がDm。 NHKで君が代が流れますが、あのオーケストラアレンジを聴くと、「きみがよは」のところはコードがなくてメロディーをユニゾってるだけ。そして「ちよ」がC・・・・・最後の辺りで「こけ」がAm「の」がDm「むー」がAmDm、そして「すまで」はコードがなくてユニゾってるだけ。 やっぱり、これを聴いても、キーはCなんだかAmなんだか、さっぱりわかりません。 おそらく、正解は「どっちでもよい」かあるいは「CでもありAmでもある」か若しくは「キーは何に決めても正しくない」・・・・・って、どれなんだ? 1999年に忌野清志郎が「君が代」を独自にアレンジしてCDを発表し、テレビの音楽番組で演奏してました。(世間からクレームがつき、CDは発売中止になりました。) 使われているコードの大部分が、メロディにそぐわない、変態的アレンジ。しかも、途中のギターソロでは何とアメリカ国歌。まさに天馬空を行くがごとし。 アレンジは人によって自由だなー、と感じたものです。 清志郎がアレンジソフトをプログラムしたら、どんな風になるんでしょうね?(笑)
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- kanimaster
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ポピュラー音楽の作曲をしています。 耳コピに関する質問だと思いますので、聞き取りのコツに絞って回答させていただきますね。 他の方も書かれているとおり、メロディよりも、コードを理解するのが、一番なのですが、和音を一発で聞き取るのは、かなり難しいです。 そこで、ベースの音を聴くようにすると、キーやハーモニーといった曲の構造が、少しずつわかってくるものだと思います。 ベースが動き回っていたり、代理コードだったり、ルートを外していたりする場合もありますが、聞き込むうちに、だんだん耳が慣れてくるものですよ。
お礼
御礼が遅れてすみません。 本当に音を探すのは難しいです。 楽しみながら、少しずつやっていこうと思います。
- theonti
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専門的な用語・理論はわかりませんが。 自分の場合は、記号によって何処を「ド」に読み替えたら良いか解かりますので、「ド」と読み替えた所から読んで「ミ」をその曲のキーにしています。 例えば、カラオケでAmの曲を、キーを3つ上げればCmになります。(と思っています) 皆さん「君が代」を例えに出していますので、 自分の場合、女性の場合「Dm」、男性の場合「Bm」、合唱の場合は「Em」を「ミ」に置き換えて、それを「キー(主音)」としています。 邦楽の調子は「呂旋音階」と「律旋音階」が有りますが、君が代は「律旋音階」の部類に入ります。 更に皆さん「壱骨」に付いても述べていますので、それも一言。 黄鐘(おうしき)イ・A・1本・ラ 神仙(しんせん)ハ・C・4本・ド 壱骨(いちこつ)ニ・D・6本・レ(尺八ニ音管・1尺8寸)(琴・五の糸) このように邦楽の音階名です。 壱骨・平調子と表示されていれば、 壱骨・・・主音のD・レをミに読み替えます。 平調子・・陰旋法・ミ・ファ・ラ・シ・ド(演歌に多い)。 ヒ・フ・ミ・ヨ・イ・ム・ナ ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ ソとレが無いのでミナ抜き音階とも言います。 陽音階・・陽旋法・ミ・ソ・ラ・シ・レ ファとドが無いのでフム抜き音階とも言います。 邦楽の俗楽音階には陽音階(冷えつき節)と陰音階(佐渡おけさ)があります。 洋楽にも長音階(旅愁)・短音階(カチューシャ)が有ります。 このように、様々な調子が有ります。作曲した曲の「ミ」の音がキー(主音)と考えれば、簡単に決められるのではないでしょうか。 聞き分ける場合は、4度・5度は完全協和音になっているので難しいかもしれませんが、その曲の読み替えた「ミ」の方をキー(主音)としています。 自分の場合なので間違っていたらゴメンナサイ。
お礼
御礼が遅れてすみません。 ちょっと自分には難しい部分もありましたけど 貴重なお話ありがとうございます。 また何か書き込んだ際は宜しくお願いします。
- 1991L5
- ベストアンサー率45% (69/151)
>どうすればキーが何に当たるのかうまく判断できるでしょうか? もっとも確実で手っ取り早いのは最後に解決したコードで判別する方法ですね。 II7やIIm7やIVメジャー等で始まる曲も多いので冒頭のコードだけではなかなか判別できません。 とはいえ以下のように例外ももちろんあります ・最後をあえて本来のキーのトニックではなく、その半音上のメジャーコードでリハーモナイズしている(こういう場合は本来のトニックをみればよい) ・曲の最後、一旦解決した後に、オマケ、インタールードがついている(一旦解決した、ところを見ればよい) 等々。。ジャズで希にある手法ですね。 皆さん仰ってるように「キーが何に当たるのかうまく判断できる」必要性は特に感じません。 あとは余談。 >君が代について言えば、この曲は、調性ではなくて、壱越調というスケール(音階)>で作られているので、調性はもともとありません。壱越調モードと言えばいいのかな。 [壱越]自体が「レ」「D音」を指していますので「壱越調」は「D調」と言い換えることができます。ですから「調性はもともとありません」というわけではないです。 構成音はDミクソリディアンと同じです。
お礼
御礼が遅れてすみません。 ちょっと自分には難しい部分もありましたけど 貴重なお話ありがとうございます。 また何か書き込んだ際は宜しくお願いします。
- rabbit_cat
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キーがわからない曲は、別に無理にわかる必要はないかと。もともと調性がない曲や、(わざと)調性を微妙にしてある曲は、たくさんあります。 君が代について言えば、この曲は、調性ではなくて、壱越調というスケール(音階)で作られているので、調性はもともとありません。壱越調モードと言えばいいのかな。
お礼
御礼が遅れてすみません。 ちょっと自分には難しい部分もありましたけど 貴重なお話ありがとうございます。 また何か書き込んだ際は宜しくお願いします。
補足
数行の質問にもかかわらず質問の意図を踏まえた わかりやすい回答!最高にすっきりしました!! 結局、俳句みたいなもんですかね。 季語を入れなきゃいけないとかルール作った人の気分や感性で俳句の世界が決まってしまったように。 音楽もバッハなどなるべくしてなった大物が決めてしまった部分もやはり存在しますよね。 決まりを守るも守らないも自由。 新しい決まり(音符記号やまったく新しい楽器)が出てきたら 天動説と地動説みたく考えやとらえ方が変わるかもしれませんね。 私自身は、聴いた曲を自由に解釈し作曲も自由にやりたいと決めました。 ありがとうございました。