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将軍
大老の決定は将軍でも覆せなかったそうですが、本当でしょうか? 老中の決定ならNOと言えたのでしょうか。
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大老の決定は将軍でもくつがえせないのが慣例でした。 ただ、大老は江戸時代でもわずかに10名だけ(土井、酒井3人、堀田、井伊5人)で、大老がいないときのほうが長期でした。 大老が老中を呼ぶときは、官名を呼び捨てにすることは将軍同様でした。 老中の決定に対して、将軍が異議があるときは「この件とくと考えてみよ」と差し戻すときもあり、また政務については書付で御側御用取次を通して将軍の決裁を仰ぎましたが、御側御用取が老中とは考え方が違うときには「誰(御側御用取次の自分の名)はかように存じます。御年寄(老中)共の方ではかく申します」と申し上げて将軍の決裁を仰ぐこともありました。
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- araitetuya
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こんにちわ。江戸時代に大老職ってのは常時置かれていたポストではありません。江戸期を通して大老になった人は何人もいないはずです。 では大老職はどんな時に出現するかというと、幕府にとって由々しき事態が発生した時に限っているんですよね。有名なのは幕末の井伊直スケでしょうか? ですので老中及び将軍様の能力ではとても処理できないような大問題を解決する役目の最高責任者という事になります。問題を大老職に言わば「丸投げ」するのですからその決定には将軍様といえども「NO!」とは言えないのではと思われますが、如何でしょう? >老中の決定ならNOと言えたのでしょうか。 江戸時代の将軍で意思決定を明確に下せるリーダーシップを発揮した人は幾人もいません。そのような名君なら老中の決定を覆す事もやるでしょうが、大半は最高議決機関(職)である老中の決定がものを言ったと思われます。
お礼
御回答ありがとうございます。 NOと言えない将軍、最高権力者も意外と肩身が狭かったのですね。
お礼
御回答ありがとうございます。 大老は摂政の様な存在でしょうか。