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この用法について
古文の「し」についての用法です。一つの例文があります。 我が一族の血を受け継ぎし最期の命よ、古代より定められし一族の掟に従う。 「受け継ぎし」と「定められし」は違うでしょう。 「うけつぎし」は「受け継いだ」の意味でしょうか? 「定められし」は「さだめられている」の意味でしょうか? 「し」について、以上二つの用法を説明していただけませんか?
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同じです。 ただし、正しい古文なら 受け継ぎたる 定められたる と言います。 若い(?)人で古典文法を知らない人が、口語の「た」は文語なら「し(きの連体形)」と思いこんで作った文章です。 ゲームなどによく出てきます。 ついでに言えば、「選ばれし者」も間違いで、「選ばれたる者」と言うべきです。 「き」=過去ににそういうことがあった。 「たり」=そういううことがあって、その結果が今に及んでいる。 ほかにも口語「ない」(形容詞)に相当する文語は「なし」だ、ということから、 「滅びない」は「滅びざる」とすべきなのに、「滅びなき」と言ったりしています。 ついでに言えば「最期の命」も「さいご」が人間の死に関わるときは「最後」ではなく「最期」と書くのだ、という間違った理解に基づいています。 現代日本語の諸相を考察するということなら、これらの「古文もどき」を対象にされてもいいでしょうが、まともな古文を学ぼうとする際には、十分注意しないと、弊害のほうが多いと思います。
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- mannequincat
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うん、変な文ですな。でも差し当たって二つの「し」は同じものとしか受け取りようはなく、過去もしくは回想を表す助動詞「き」の連体形。
お礼
それはそうですね。ありがとうございます。
- Jinjim
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これって本当の古文ですか?単に擬古典調なだけなのでは?出典は? 文法的には、まったく同一だと思われますけれど。 (受け継ぎし+命)=(定められし+掟)
お礼
そうですね。古文もどきです。 早速返事ありがとうございます。
お礼
色々書きましたね。なるほど、分かりました。ありがとうございます。