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large-scaleの用法について

ジーニアス英和辞典によりますと、形容詞のlarge-scaleは通例限定用法であるようですが、叙述的用法はできないのでしょうか? 例えば、The view is large-scale.のような使い方は可能でしょうか? この例文は「その眺めはスケールが大きい」という意味で作ってみたのですが、そもそも、large-scaleは「スケールが大きい」「雄大な」といった意味で使えるのでしょうか? 単に「規模が大きい」「大規模な」という意味でしか使われないのでしょうか? また、grand-scaleやbig-scaleも同様の使い方と考えてよいのでしょうか? どなたか、ご説明をいただけましたら幸いです。 よろしくお願いいたします。

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  • taked4700
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回答No.1

こんにちは。面白い問題ですね。前置修飾でしか使えないか、叙述用法で使えるかと言う判断は、非常に興味深いものです。 >The view is large-scale.のような使い方は可能でしょうか? 使えるか、使えないか、と言われたら、あまり使わないとしか言えないと思います。「眺めが雄大だ。」というのは、The view is splendid.などのように表現するのだと思います。 >単に「規模が大きい」「大規模な」という意味でしか使われないのでしょうか? small scale とか microscale という言い方があることから、規模に付いて述べる時に使うのが普通でしょうね。 >grand-scaleやbig-scaleも同様の使い方と考えてよいのでしょうか? big-scale という言い方は多分はじめて見たのですが、googleで引いてみるとある程度出てきますから、使われていて、その使い方は、ほぼ、規模の種類についてということでいいのだと思います。 前置修飾は基本的に、そのものだけを見てその性質がわかる時に使われます。例えば、「その大変にやせた生徒」という時、その生徒だけを見て、「(常識から判断して)大変にやせている」と感じるわけです。それと同じで、規模の大小も、その対象だけを見て普通は常識から判断できるので、前置されるのだと思います。 ただ、large-scale は叙述用法でも使えるように感じます。前置しか出来ないものは、例えば、majorとかchiefなどで、その後に続く名詞の種類というか段階付けを表すようなものです。これの典型がviceで、「副」という意味ですから、He is vice.:「彼は副だ。」とだけ言われても意味が未完成で、He is a vice president.:「彼は副社長だ。」のように、何の程度を表すのか、その対象を示す名詞が続く必要があります。 つまり、例えば、major は、important:「重要である」と意味ですが、その意味が独立していなくて、名詞に寄りかかっているわけです。ナゼ寄りかかる必要があるかといえば、単に種類分けと言う感覚が強く残っているからとしか言えないと思います。 最初に戻って、large scale ですが、viceと同じように、small-scaleなどとの対比で意識されることが多く、そのため、独立した形容詞と言う意識がまだ出てきていないのだと思います。ただ、viceほどは名詞に寄りかかると言う感覚がないため、叙述用法としても使うことが一応はできるというところかと思います。

kuma12
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  • googoo1956
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回答No.6

> (3)-a. My present boss is Mr. Green.(○)・・・「現在の」 > (3)-b. He was present at the party.(○)・・・「一時的」 ○ (3)-a.の例文が○である理由は「恒常的」というよりも、限定用法のもう一つの特徴である「分類的」で理解した方が良いですね。 ○ 「恒常的」な例としては、下記のものが分かりやすいでしょう。  ※ My late father was a music teacher.(○)・・・恒常的  ※ He was late in coming to our party.(○)・・・一時的 ○ 「恒常的・分類的」な意味と「一時的」な意味のどちらでも理解できる形容詞が多いことも事実ですが、この考え方は紛らわしい場合の見分け方としてはかなり有効です。 ○ 「形容詞+ハイフン+名詞」=「形容詞」の例の追加です。  ※ This is a 【long-term】 investment.(○)  ※ This investment is 【long-term】.(×)

kuma12
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  • taked4700
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回答No.5

googoo1956さん、こんにちは。 >※ 限定用法:    A. 修飾する名詞の左側に置かれる。    B. 元来、名詞の「恒常的」な特徴を表す。  ※ 叙述用法    A. 修飾する名詞の右側に置かれる。    B. 元来、名詞の「一時的」な状態を表す。 以上のような定義づけは、かなり無理があると思います。 修飾する名詞の左側に置かれていても一時的な性質を示す修飾語は多くあります。と言うか、そもそも「恒常的」という言い方自体が色々な意味であいまいです。Look at that dancing girl. は、普通、認められた表現のはずですが、これは、「見てごらん、あの踊っている少女を。」の意味で使われます。このとき、「見てごらん」と言った時、または、「見てごらん」という行為の前後のある程度の期間、「その少女は踊っている」わけで、その意味では、その期間の恒常性を持っているとも言えるわけです。 また、右側に置かれる語は一時的とされていますが、例えば、I am Tom.:「僕はトムです。」は、一時的なことを表しているとはとても言えません。トムは名詞であって形容詞ではないと言うのなら、He is tall. :「彼は背が高い。」があります。まさかこれを、高齢になったら背が縮むから一時的な性質を述べているとは言えないでしょう。 それから、この質問は、前置にしか出来ないlarge-scale という単語についてのもので、前置と後置はどう違うのかと言うものではもともとないわけです。前置にしか出来ない単語は、なぜ叙述用法で使えないのかという疑問です。 This is a difficult book. と This book is difficult. では、どう違うか、と言う問に、difficultが前置か後置で答えるのは、多分、無理があります。

kuma12
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  • googoo1956
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回答No.4

○ 限定用法と叙述用法の違いを理解していないと混乱してしまいます。  ※ 限定用法:    A. 修飾する名詞の左側に置かれる。    B. 元来、名詞の「恒常的」な特徴を表す。  ※ 叙述用法    A. 修飾する名詞の右側に置かれる。    B. 元来、名詞の「一時的」な状態を表す。 ○ それぞれのBの意味は普段はあまり意識されませんが、紛らわしいときには、判断の材料となります。  (1)-a. He is ill.(○)・・・一時的  (1)-b. He is an ill boy.(×)・・・恒常的?  (2)-a. He is only in the class.(×)・・・一時的?  (2)-b. He is the only boy in the class(○)・・・恒常的  (3)-a. My present boss is Mr. Green.(○)・・・「現在の」  (3)-b. He was present at the party.(○)・・・「一時的」 ○ 「large-scale(=大規模の、大縮尺の)」は「一時的」ではなく「恒常的」な意味合いを持っていると考えられるために、限定用法としてしか使用されません。  (4) This is a large-scale map.(○)・・・恒常的  (5) This map is large-scale.(×)・・・一時的? ○ なお、元々は「large」は「形容詞」、「scale」は「名詞」だったのですが、「large-scale」と「ハイフン」で結ばれると、ひとつの純粋な「形容詞」となります。このような「形容詞」は他にもいくつかありますが、すべて限定用法でしか使われません。  (6) a one-way ticket, a one-way street  (7) a blue-sky idea  (8) a round-tabel discussion  (9) a red-light district  (10) a four-wheel drive ○ 「full-scale」や「small-scale」は辞書などで認められた表現です。「grand-scale」、「big-scale」、「large-scaled」などは、意味することは分かりますし、また(わずかな例ではあっても)実際に使われてもいるようですが、正式な用法として認められているかどうかは疑問です。自分で使用することは避けておいた方が良いでしょう。日本人学習者としては、「large-scale」を正しく使えれば、それで良いでしょうから。  

kuma12
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  • taked4700
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回答No.3

scaleが名詞だから叙述用法が出来ないとするのは、ちょっと議論が乱暴すぎると思います。 なぜなら、名詞が叙述用法として使われる例は非常にたくさんあるからです。 例えば、It is very important information. で、information は名詞ですが、叙述用法です。 種類分けを意味する名詞に限っても、例えば、first-class は、叙述用法で使われるのを見ることがあります。http://www.magma.ca/~oss/guide96.html から引用: Our prices are competitive and our service is first class. So give us a call for your next bareboat charter in paradise. 結局、前置しか出来ないというのは、名詞に寄りかかる性格が強すぎて、形容詞として独立できないとしか言えないと思います。もちろん、個々の語については、それぞれの説明がある程度できるとは思いますが、それでも、名詞を従えないと意味が完成しないと言う感覚になるはずです。

kuma12
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  • Parismadam
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回答No.2

こんにちは。9/25のご質問ではお返事を有難うございました。 ご質問1: <叙述的用法はできないのでしょうか?> できません。 1.理由はscaleは名詞だからです。largeはscaleにかかる形容詞ですが、scaleは名詞なのです。 2.つまり、a large scale viewは「名詞」+「名詞」の接続になっているのです。 3.名詞が名詞を形容詞的に修飾する例はあるので、この用法も可能となります。 例: boy friend school student いずれも名詞が形容詞的に、後の名詞を修飾している例です。 ご質問2: <例えば、The view is large-scale.のような使い方は可能でしょうか?> 不可能です。large-scaleを叙述用法で使うことはありません。 1.理由は、large scale「大規模」は抽象名詞であって、This view「この景色」が=「大規模」という主格=補語の関係にはならないからです。 2.「大規模の」という形容詞ならば、This viewを叙述的に形容する補語として使えます。しかし、large scaleが形容詞でない以上、この表現は不可能なのです。 3.叙述用法で使う場合は他動詞scaleを過去分詞にし、形容詞化した用法として用います。 例: The view is large-scaled. ご質問2: <large-scaleは「スケールが大きい」「雄大な」といった意味で使えるのでしょうか?> 使えます。 1.「スケールが大きい」の意味ではlargeとscaleの間にハイフンは不要です。 2.scaleは元々「尺度」という意味です。そこから、「尺度の大きい」→「大規模な」という形容詞の意味に転じたものです。 3.この意味では、前置詞onなどを使って副詞句として使うこともあります。 例: on a large scale 「大規模に」「大掛かりな形で」 ご質問3: <単に「規模が大きい」「大規模な」という意味でしか使われないのでしょうか?> いいえ。 1.scaleには「割合」「度合」という意味もあります。そこから「縮尺の」という意味の形容詞でも使われます。この場合はlargeとscaleの間にハイフンを使うのが一般です。 例: a large-scale map 「大縮尺地図」 2.この用法でも、叙述用法の場合は、他動詞scaleの過去分詞を形容詞化して用います。 例: This map is large-scaled. 「この地図は大縮尺だ」 ご質問4: <また、grand-scaleやbig-scaleも同様の使い方と考えてよいのでしょうか?> 1.grand-scaleは可能ですが、big-scaleは和製英語だと思われます。 2.スケールの大小は、large、smallを使って表します。これは、number「数字」をbig-smallではなく、large-smallといういう関係と同じです。 従って、big-scaleは正しい英語ではありません。例え使うネイティブがいたとしても、元々誤った用法です。 以上ご参考までに。 前回のご質問では日本時間の夜中にあたる時間に回答したために、お気遣いただきましたが、ここフランスとは時差がありますのでどうぞご心配なく。

kuma12
質問者

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