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文法:同格構文?
文法に強い方、御教授下さい。 Europe's added values come from the quality of life it delivers rather than the growth rates, but even on the traditional metrics of economic performance, Europe's record is far more respectable than its American critics imply. これを以下のように訳してみました: 生活の質によってもたらされる欧州の付加価値は、経済成長を生み出しただけでなく、経済パフォーマンスに関する伝統的な基準からしても、欧州の業績は米国の批評家が示唆する以上に立派なものである。 しかし、どうも、しっくりきません。 多分、"life it delivers"と部分の文法的な繋がりがよく理解していないのが原因だと思っているのですが、自分としては、"values"と"come"の間の"which"が省略されているとした上で、"Europe's added values"と"it"を同格として考えてみました("life, it delivers"だったら何となく納得なんですが、、、)。 また、"the growth rates"ではなく、何を"delivers"したのかも、よく分かりません。ただ"the growth rates以上の経済パフォーマンス"ということなんでしょうか? 宜しくお願いします!
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こんばんは。わかる範囲でお答えします。 (1)butの前まで:関係代名詞の省略はcomeの前ではなく、it deliversの直前です。そのwhichの先行詞はthe quality of life。deliversの目的語になっています。ちなみに、主語になっている関係代名詞は原則として省略しませんので注意してください。省略するのはもっぱら目的語です。it=Europe。ここまでを訳すと、 「ヨーロッパの付加価値は経済成長よりもむしろその生み出す文化に起因する(the quality of lifeを文化と訳してみました)」 *rather thanのthanは接続詞。the quality of lifeとthe growth rates(ともにfromの目的語)を結んでいます。つまり関係詞節はdeliversで切れるということです。 (2)butより後:構造は問題なく取れていると思います。この逆説のbutですが、前半部分で「ヨーロッパの付加価値は経済面よりもむしろ文化面にある」といっておいて、「しかし経済面でも確かな実績を残している」と補足しているために配置されています。ご質問の中の訳では、rather thanとbutのそれぞれの落としどころがごっちゃになっているようでしたので、関係代名詞のところとそこを手直しすれば問題ないと思いますよ。それでは。
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- wind-sky-wind
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#1です。補足ありがとうございます。 the quality of life Europe delivers とすると Europe delivers the quality of life という関係が成り立つので,「欧州が(欧州の)生活の質を産み出す」という表現が時制が現在であることも含めて違和感を覚えたのですが,「欧州が欧州(の人々)の中に高い生活の質を可能にしている」と解釈できると思いますので,納得できました。 #1の回答の「欧州が産み出した」を 「欧州が可能にしている」のように修正するにとどめます。
- eazyurider1997
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形容詞節のせいで二つの目的語に距離が開いてしまっているから不自然に感じるだけで、文法的に問題ありません。もちろんfromを補ってもまったく問題ないですよ。 He is taller than I. の省略をすべて補ったら、 He is taller than I am tall. となるのはわかりますね。で、同じ単語は基本的にわかりきっているから省略する、というのもわかりますね。問題は構造が複雑なとき。もう一度接続詞の性質を思い出して見ましょう。「対等の関係のもの同士を結ぶ」これは等位接続詞の性質ですが、比較構文で用いるthanやasにこの考え方を適用してもOKです。 thanの後ろはtha growth ratesという名詞で、「(経済)成長率」という抽象概念。thanの前で、これと対等の関係のもの、すなわち同じ品詞、同じ概念の語句を探すと、the quality of lifeが最適です。訳して意味が通るかどうかで検算とします。 …とまあ、こんな感じで接続詞には対処してください。すぐに慣れますよ。
- wind-sky-wind
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#1です。it delivers の it を Europe と考えましたが,少し考えさせて下さい。 economy のような語がこの文の前にないでしょうか。 it はその economy を受けて 「経済がもたらす生活の質」となり, the growth rates も「経済成長率」のことを表すと考えやすくなります。
補足
これは段落の頭の文です。
- sophianz
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whichが省略と考えると、このwhichは関係代名詞の主格と考えられますが、勝手に省略できますでしょうか?(目的格の関係代名詞は省略できるのはご存知でしょうが) この文の動詞がcomeです。ヨーロッパの付加価値は生活の質から来ている。という意味です。 では、it deliversは何なのか。これこそ関係代名詞の省略です。名詞+主語+動詞がカンマが無く並んでいたら関係代名詞の省略を疑ってください。 Europe's added values(複数形)とit(単数形)は同格にはなりえません。それを考えてitは何かと考えると、Europeではないのでしょうか。ご不明な点がありましたら補足に記入お願いします。
お礼
ご回答ありがとうございました。重要な二点を指摘していただき、勉強になりました。また、it=Europeというのも合点がいきました!
- wind-sky-wind
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通常,主格の関係代名詞は省略されません。 この come from が述部となっているとしか考えられません。 「欧州の付加価値は,それ(欧州)が産み出した生活の質から生じる」 rather than the growth rates「成長率よりむしろ」は the quality of life と対比されており 「その成長率よりむしろ,それが産み出した生活の質から生じる」となっています。 ここで切れて, but 以下が続いています。 「伝統的な基準で経済成長を測定しても欧州の業績は立派なものである」 結局,「欧州の付加価値は経済成長よりも,生活の質から来るものであるが,経済の面でも十分にその業績を評価できる」ということでしょうか。
お礼
早速のご回答ありがとうござました。「rather than the growth rates『成長率よりむしろ』はthe quality of lifeと対比されており」とのご解説で、この構文が分かったような気がします。でも、どうして"rather than from the growth rates"とならないのでしょうか、、、?
お礼
丁寧な御解説を、ありがとうございました!「rather thanのthanは接続詞」で「the quality of lifeとthe growth rates(ともにfromの目的語)を結んでいます」という御指摘で、スッと理解出来ました!ただ、the growth ratesの前に、なぜfromが入らないのだろうか?という疑問が生じてしまいました、、、。