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キス(口付けor接吻)の歴史
ふと思ったのですが、キスっていつ頃から人はし始めたのでしょうか。 江戸時代に異国の人が伝えたと書いてある本を見た事があるのですが、戦国時代とかよりももっと前の時代に「接吻」という言葉はあったようです。 異国(外国)の人が日本に伝えたのでしょうか。それとも日本人がそれと知らずにもうしていた?いったいいつぐらいに? 疑問があふれています(~_~;) 誰かご存知の方がいらっしゃいましたら教えて下さい。
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おはようございます。 私も気になって・・・昨晩は本棚を漁っていて寝不足です(笑) 起源は諸説紛々ですが、どうも「恋愛的接吻」は日本・海外関係なく、もっと太古の昔、もっとプリミティブな感覚で行われていたと言う説が多いですね。 例えば動物の中には、性欲が昂ぶるとお互い噛む行為をするものがいますが、そう言った本能的なもので、気持ちが昂ぶると相手の口を吸う(愛咬行為)と言う擬似行為で満足させる・・・と言う説。食人行為もこれに類するそうです。食べちゃいたいほどかわいい♪ってヤツですね。 もう一つは所有権の主張。 「唾つける」と言う言葉がありますが、それと同じで、唾をつけることにより「自分の匂い」を「自分の愛する者」につけることで、自分の所有権を主張した・・・と言う説。 あと、私的見解なのですが、チンパンジーも接吻行為をしますよね。あれには「服従」の意味があるそうなので、DNAに組み込まれた相手への「愛の服従」の行為なのかな・・・と思ったりもしています。 儀礼的なものや、挨拶的なものは、もっと中世の時代までくだらないと無い様です。日本人も、太古の時代にもっと本能の部分からの「愛情表現」として、「口吸い」をやってたんでしょうね。 ファーストキスはなんでしょう?やっぱり「最初」は、キスだろうが何だろうが思い入れが深いわけだし、愛情表現の第一段階の、しかも最初の一歩(笑)ですから、期待度満点!!って事くらいの意味じゃないでしょうかね?(私も知りたいです(苦笑)) 調べられたのはこの位です。 ご参考になれば良いのですが・・・
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だ~いぶ前に、本で読んだのですが、外国でずっと昔(詳しいことが分からずにすみません)に、栄養面の理由からだそうです。 互いの頬を舐めあい、その肌に含まれる塩分を吸収するのが目的、とのことでした。
お礼
塩分吸収ですか。なるほど~。でも、なぜ頬を舐めあうんでしょうね。腕とか手にじゃなくて。(゜-゜;)ウーン ご回答ありがとうございました。
- s4910s
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juntさんのアドバイスに『西洋雑学案内』から補足しますと… ヘロドトスは『歴史』の中で、「ペルシア人は同じ身分の者同士は挨拶の言葉を交わさず、お互いに口に接吻する。一方が少し低い身分の場合は頬に接吻し、一方がはなはだしく下賤の場合は相手の前に平伏して拝む」と書いている。(同書p15) さらに、 ローマ時代には oscura(頬にする友情の接吻)、 basia(愛情の口づけ)、 suavia(情熱的なくちびるの接吻)という三つの呼び方ができていたが、その相手は親子、恋人、夫婦、同性の男女のあいだにかぎられていた。(中略)今日の西洋の風俗では、額は尊敬、頬は友情または愛情、手は homage(敬意を表する、中世には臣下となる誓いの意味だった)、足はキリスト教では高僧に対する尊崇、一般には謙遜、卑下、口は愛情を表わすとみられている。なお西洋ではmouth(口)の接吻とlip(くちびる)の接吻とは同じでないから注意を要する。(同書p16) 最後の「…mouth(口)の接吻とlip(くちびる)の接吻とは同じでないから注意を要する」というくだりは、「そりゃあ、そうだよな」と思いますが。 なお、余談ですが、投げキッスについても同書には次のように書かれています。 投げキッスの風習はローマ時代にあった。中世には夫以外の男性に接吻すると姦淫の罪に問われた例が多く、フランスでは今日でも恋人以外の相手の口に接吻することは社会的罪悪で、どこに接吻するかを明示した場合以外は、「接吻する」という言葉は口にしてはならないことになっている。(同書p16) これが現在も通用しているのかどうか、それは定かではありません。
お礼
>中世には夫以外の男性に接吻すると姦淫の罪に問われた例が多く、フランスでは今日でも恋人以外の相手の口に接吻することは社会的罪悪で、どこに接吻するかを明示した場合以外は、「接吻する」という言葉は口にしてはならないことになっている これってすごいですね(゜ロ゜屮)屮 参考になりました。ご回答ありがとうございます。
- junt
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手や足にキスすることは、古代では主人に対する忠誠や尊敬のしるしでした。アフリカの多くの種族では、酋長が歩いた地面にキスする習慣がありました。 また古代ローマでは、貴族の挨拶として、相手の目や口にキスをしたといいます。 愛情を表すキスも子に対する母親のキスの変形で、原始時代からあったらしいです。それが後になって社会一般に広まり、大人同志の愛情の表現に使う習慣が生まれましたが、フランスでは、既に6世紀頃求婚や愛情の表現にキスを使い始めた証拠が残っています。 キスは、フランスからたちまちヨーロッパ中に広まり、愛情や好意を表す一つの形式となりましたが、今だキスが正式な儀式の一部であったり、尊敬や服従の意思を伝える手段になっている地方も存在します。 日本のことについては分かりませんが、少しでも参考になれば幸いです。
お礼
ご回答ありがとうございます^^参考になりました。
- s4910s
- ベストアンサー率50% (2/4)
『西洋雑学案内』(春山行夫著・平凡社カラー新書/1976年刊)に次のような記述があります。 「接吻のはじまりは顔と顔をくっつけることで、今日でもその風習が未開民族のあいだに残っている。マラヤや南海の民族のあいだで鼻をくっつけるのは、それの変化したかたちで、エスキモーの若い恋人たちのあいだでは、愛情の表現として嗅覚器官をなでる風習がみられた。今日でもインドやボルネオの民族の中には『接吻をしてください』とはいわないで『私を嗅いでください」といっているし、マラヤでは相手を『嗅ぐ』というと『挨拶する』という意味になっている」(同書14~15p) そして、鼻をくっつける風俗のもっとも古い故郷はインドで、紀元前2000年頃に行われていたこと。それが口の接吻に変わったのは紀元前400年頃で、インドから中国に、西に向かってはペルシア、アッシリア、シリア、ギリシア、ローマに伝わったこと…などを紹介しています。 また、「接吻」という言葉は近世の和製語ではなく、1859年上海版『旧約全書』と『新約聖書』(漢訳聖書)の合本に「接吻」とあって漢訳語であること、同書の1885年版、横浜、米国聖書会社版の『訓点旧約全書』には「吻接」、『新訳全書』では「接吻」とあること、1888年には横浜、米国聖書会社版の『訓点旧約全書』の「吻接」の箇所が「接吻」に改められていること、を考証しています。 邦訳聖書では「接吻」に「くちつけ」とカナをふったのですが、もともと国語の「くちづけ」は「口癖」があったのに、聖書の影響によって、一般には今日の接吻という意味になった、とあります(同書20p)
お礼
「今日でもインドやボルネオの民族の中には『接吻をしてください』とはいわないで『私を嗅いでください」といっているし、マラヤでは相手を『嗅ぐ』というと『挨拶する』という意味になっている」って内容、とても面白いですね(@д@*) 愛情の表現として嗅覚器官をなでる…うーん謎だ(汗) なぜ嗅覚器官なんでしょう??? ご回答ありがとうございました。
補足
顔と顔をくっつけるのが始まり…(@o@) なぜ「顔」なんでしょうね… 頬をこすりつけたりするのも愛情表現であるし、「顔」の部位に何か意味でもあるのでしょうか?? 疑問が疑問を呼んでやばいです><。。
- sophia35
- ベストアンサー率54% (637/1163)
こんばんは。 海外の人が伝えたって訳でもなさそうですね。 一応、愛情表現の一つとして、古来より「口吸い」と言う行為はありました。 文献にも、平安初期の「土佐日記」に 「ただ押鮎の口をのみぞ吸ふ。この吸ふ人々の口を押鮎もし思ふやうあらむや」 船旅の途中、正月に祝い膳もなく、口吸いたい恋人もいないから、押し鮎を(彼女に見立てて)吸ってみたりしたよ。鮎も、口吸ってる相手(=人)の事を、愛しいと思ってくれるかなぁ~(笑)(私訳) と言う記述があります。 あとは、平安後期の「今昔物語」にも、愛しい女が死んだけど、悲しさに耐えられずに、葬らずにずっと添い寝をしていた男がいて、4~5日した頃に女の口を吸ったら悪臭漂う汁が出てきたから、仕方なく葬った・・・と言う話もあります。 この時代に普通の行為として行われていたと言う事は、起源は分りませんが、もっと昔から普通に行われてきたのでしょうね。 私の積読本として、アマゾンのカート書架に入れている本に「接吻の博物誌」と言う本があります。(高価すぎて、未だ手が出ないのです・・・(涙))なかなか興味深いので、図書館などで探されてご一読されてみるのも良いかもしれませんね。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4787232282/qid=1106825024/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/249-4204841-5405123 ご参考になれば幸いです。
お礼
ご回答ありがとうございます。とても参考になりました。「接吻の博物誌」ですか。一度探してみます^^
補足
古代、巫女が邪霊を払うため、口をつけてその人間を癒していたという話を聞いた事があるのですが、いつから「口をつける」のが恋愛的意味になったのでしょうね?ヾ(゜ー゜ヾ)^?。。。? ただの口と口の触れ合いが、ファーストキスとか現代大きな意味になっているのがすごく不思議ではあります。 いったいなぜなんでしょうね(悩)
- Kendai
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あまり答えになっていませんが、歴史をたまたま勉強していた時におもしろいご質問を見つけましたので、答えさせて頂きます(笑) 奥富敬之著「日本史おもしろゼミ」(ライオン社)によりますと、秀吉の朝鮮出兵の際、肥前名護屋(現在の佐賀県唐津市鎮西町付近)からみずから渡海しようとするも、朝鮮民衆の抵抗で渡海できなかったということがあった頃、大坂城に残してきた美人で有名な淀君に 「近日中に大坂表へ引き揚げ、そもじのお口を吸い申すべく候。」 と書き送ったそうです。ちなみに秀吉は61歳、彼女は32歳だったそうですよ。
お礼
「口を吸う」ですか。確かその話、私も本で読んだことがあります^^戦国時代ではもう「口を吸う」という言葉は流通していたみたいですよね。どうもご回答ありがとうございました。
お礼
もう一度のご回答、本当にありがとうございます! 私も寝不足なんですよ(笑) 一度気になるとすごく気になってしまって。 「愛の服従」とはまたまた面白いですね(@o@*) 参考になりましたm(^-^)m