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日本でのオペラ上演の歴史
オペラについて調べていたところ、「日本で桃山時代~江戸時代初期にオペラが上演されていた」との記述を見たのですが、これは本当のことでしょうか? 日本人による、初のオペラ上演は確か、グルックの「オルフェウス」ですよね?とすると、この桃山時代~江戸時代初期のオペラは外国人が日本でオペラを上演していたということでしょうか?(そして鎖国とともになくなったのかな?) このことについて、何かご存知の方がいましたら、情報をお願いします!上演演目、上演団体、上演場所、当時の日本人の反応などとても興味があります。よろしくお願いします。
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- kitanoms
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No.2です。もう少し詳しく調べてみたいと思いますがとりあえず…。 イエズス会は、布教の為に、聖歌や宗教劇を効果的に利用したといいます。それは、厳密な意味でのオペラではなく、中世以来教会で行われてきた宗教劇のことなのではないでしょうか。この宗教劇ならば、西洋のオペラの源流の一つでもあり、日本では阿国歌舞伎にも影響を与えたのではないかとも言われています。
日本史にはうといのですが。桃山時代って16世紀ころですか? 1598年上演のぺーリの「ダフネ」がオペラの祖といわれていたと思いますが、桃山時代に「オペラ上演」はちょっと早いと思いますが・・・。 オペラというよりルネッサンス音楽の時代ですよね。 これにはちょっと面白い話があって、天正少年使節団が帰国した際、関白秀吉の御前でリュート、ハープ等の器楽演奏をして、秀吉は3度これを繰り返させたそうです。 このときの曲はおそらくジョスカン・デ・プレの「千々の悲しみ」ではないかと言う説もあり、大変興味深いです。 ちなみに宣教師ルイス・フロイスは日本人はヨーロッパの音楽を「きわめてこれを好む」と書いているそうです。 なんかわくわくしますね。
お礼
回答ありがとうございます。お礼が遅くなってすみませんでした。 秀吉の前で器楽演奏をしたというのは、ドラマで見たことがあります。(多分大河ドラマ?) その時代に西洋音楽は伝わっていたとはいえ、オペラが伝わるにはまだ早いようですね・・・
- kitanoms
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No.1の方と同意見ですが、上記引用文の読み方として、 「日本で桃山時代~江戸時代初期に(当たる頃に、すでにイタリアでは)オペラが上演されていた」 と括弧内を補充するような意味で書かれているのではないでしょうか。
お礼
回答ありがとうございます。 もう一度そのサイトを読み返してみましたが、やはり日本で上演していたと読み取れます。詳しくはNo.1のお礼文をお読みください。
- ademu2
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まず、グルックは1714~87に生存し、オルフェウスは1762年ウイーンで初演ですので日本では江戸中期ということになります。 日本人によるオペラ全曲(これがグルックの「オルフェウス」)演奏も1903年です。 世界的にみてもオペラの起源が1597年といわれているのでこれでも桃山末期です。現存するものは1607年に初演されたモンテヴェルディの「オルフェオ」(これと混同?)です。 日本で上演されていたオペラとは一種の歌舞伎や狂言といった類なのではないでしょうか?
お礼
回答ありがとうございます。 もう一度そのサイトを読み返してみましたが、歌舞伎や狂言ではなく、はっきりオペラと書いてありました。日本のオペラの歴史という項目に書いてあり、要約しますと、 日本で桃山時代~江戸時代初期にオペラが上演されていたがまったく根付かなかった。→明治時代に入り、1894年にオーストリア大使館職員により『ファウスト』第1幕が上演され、これが現在日本で行われているオペラの原点となった。→さらに、1903年東京音楽学校・東京帝国大学の教師らの指導の下にグルックの『オルフェウス』が上演された。 という内容です。 でも、ヨーロッパで発生したばかりのオペラがすぐに日本に伝わったとは考えにくいですよね。イタリアでさえ、一部の人しか見れなかったものなのに・・・
お礼
回答ありがとうございます。お礼が遅くなってすみませんでした。 宗教劇は、この時代にも布教のために伝わっていたのですね。それをひっくるめて「オペラ」という書き方だったのかもしれません。