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日本の製造業の将来は?
- 日本の金型業における問題点とは?
- 金型業界における価格競争の激化と海外への流出の現状
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はじめまして、furuichiと申します。 貴殿の言う通りと感じます。これからの日本の製造業を考えますと、ただコストの安いところ発注する現状を非常に危惧しております。 貴殿の言うとおり注文書も出してくれるところも少なく、大手一部上場企業でも出来上がってから、注文書を切ってくるところも多くあります。職人に誇りなど持てるはずも無く、我々中小零細の経営陣の甘さ、能力の無さが招いたと痛感してます。 そこで、私共は取引先に関しても、次の点でけは強く要求し、実行しております。 1)例え注文書が無くとも、見積書通りにお支払い願ってます。 2)コストのみの要求が強いところは、見積も致しておりません。 3)技術打ち合わせを必ず行い、その後見積を致す様にしております。追加等は別途見積らさせて頂いております。 以上の3点だけは、絶対に譲ってはおりません。しかしながら、納期、品質には万全を期しております。 それでも、守って頂けないお客様に対しては、大変申し上げ辛いのですが、以後の取引を致さない旨を申し伝えております。 そんな事もあり、海外に新規物件が多く流れている今、非常に厳しい経営状態である事は言うまでもありません。しかし、我々にも従業員をはじめ、家族の生活を守らねばなりません。 どうか、貴殿のように日本の製造業を心配して下さる技術のあるところが、食べて行ける世の中にしていきたいものです。
- 参考URL:
- http://www.furuichi.co.jp/
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当社は商社です。しかし、最近思います。”誠実に仕事をする会社は生き残れる。”韓国、中国から消費財を輸入してきましたが、最近は空しくなって、方向転換を始めています。安かろう、悪かろうの製品を売るホームセンター。国産品を売りその隣にコピーまがいの海外製品を安く売る大手量販店。 あまりにも粗悪品が多いので、独自の品質基準を昨年から作ったら、材料を誤魔化したり、基準を誤魔化す中国の会社はリストからはずれ、とうとう中国からの輸入品が無くなるのではという所まで来ました。代わりに、輸出は増え始めました。かつては、日本は中国製品であふれるのでは、と言われました。しかし、今は、韓国も中国も日本からの輸入が上回っています。この傾向は加速されるでしょう。 日本製品は高いですが、クレームはありません。誠実に物作りをする。この1点が通用する世の中であって欲しいと思いますし、又信じています。
当社は自動車金型のような型の利用はわずかです。多くは鋼管を曲げながら穴をあけるとか切り欠くとか常にやってみないとうまくいくかどうか判らないという型が多く、金型屋さんの設計者と打ち合わせしながらやりますが、その時点で価格を決めます。一回でうまくいかないほうが多く、追加工は別途支払います。現実には追加工は自社でやっています。金型屋さんに技術がなくても短納期でコストが安ければ「しょうがない」と割り切っています。ご解答になっていないと思いますが、何時も近くにあって、当社のニーズを良く理解してくれている金型屋さんなのでお付き合いしています。多分当社の希望を一発で満足する設計が出来る金型屋さんなら価格は倍はすると理解しています。 基本的なことですが、金型は最終製品ではありませんのでユーザーと十分な打合せをして仕様、ランニングコスト、メンテなど合意を得なければどちらもWin Winにならないと思います。
お礼
ご回答有り難うございます。 弊社にも御社と同じようなお客様があります。そのお客様の考え方はとにかく弊社と二人三脚でがんばろうと言ってくれます。現実問題としてそのようなお客様は数少なく、ひどいお客様は双方の合意なしで一方的な値引きなどを強制的におこなっています。 お互いがだましあいをせずに気持ちよく仕事ができるようになるのはいったいいつになるのでしょうか?
日本の製造業の将来は、は非常に難しい問題かと思います。金型を作るだけでは特殊な加工技術とか短納期で出来るといった道しか残されていないのかも知れません。いかにユーザーと近い位置にいるかがポイントのような気がします。ベトナムのプラ成型会社を訪問しましたが、ワイヤーカット、放電加工機など使っているものの中古機械の一昔前のものばかりでした。でも金型を自作して量産の成型品を製造していました。技術的には低いし小ロットはやっていませんでした。 20フィートコンテナ単位での発送ですし、日本への輸送だけでも二週間もかかります。当社も当然ある程度計画的に発注出来るものだけを依頼します。コストメリットは絶大です。殆どのものは到着価格で1/2以下です。日本で製造して販売するものが1億なら、仕入れて販売すれば製造せずに5千万利益がでるという仕組みですから相対的にはかないません。製品の製造メーカーはその洗礼に対処しなければなりませんが金型の製造はもっと付加価値がありますし、工夫次第では生き残れると思います。 金型を利用する立場で言いますと、徹底して「ミスミ」さんのような標準品を利用し、複雑な金型を必要とするものは技術と価格とを見積りして頂いて判断しています。当然、金型から加工までをアジアでやればどうなるかという視点でも検討します。早い話、いかに金型を自社で持たないで出来るかを製品開発時に考えます。製品のロットが小さい為、数種類の部品を作れるような組み合わせ型をも検討します。多分小ロット製品に対応可能な安価で償却し易い型を作ってくれる会社があればニーズは多いと思いますが。簡易金型の技術革新は大きな市場になると見ています。イメージでは鉄粉を液体で溶かしてベースを作り、型の部分はロストワックスのようなもので作り、放電加工で仕上げてOKとか。数百個で償却できる金型ならニーズは多様にあります。 金型加工技術でなく、金型創造技術に期待しています。
お礼
ご回答有り難うございます。 特殊な加工や短納期ということに関して私も同感です。特殊な加工というのは5軸加工といったもので単発金型の工程数を減らし、よそ様でできない加工をするということですよね。短納期の問題ですが、製品の考え方としてメーカーサイドとしては何を重要視して発注されているのでしょうか?弊社では納期に関しては絶対守るようにしております。金型の内容、精度に関しても最善を尽くしているつもりです。が、他社の批判は言うつもりはありませんが、金型を大量にさばくあまりいいかげんということも多々あると思います。 メーカーサイドとしては職人さんが精魂込めてつくったもの(現在では最善の機械加工)よりもコスト重視(早送り機械加工をしてほとんど人の手をかけず金型の合わせもしない、昔では考えれない金型)をして金型ができればよいのでしょうか? 何かえらそうなお礼になってしまいましたが、作るほうサイドからしてみれば一番気になる点だと思います。お手数ですが、ご返答のほどよろしくお願いします。
僕も同感です。弊社はパート含めて15人でやっている小さな町工場です。金型設計製作、プレス加工をしています。 金型の値段ですが扱う種類によってかなり差があるように思います。 試作型にはかなりメーカーもお金を使うようですが、量産型になると、とたんに型の値段が下がりますね。僕的には逆のような気がするのですが。 大体試作型と量産型では倍近い値段格差があるように思います。また、取引先によってもかなり型代が違います。 取引先の選定も結構重要な気がします。 ただひとつ思うのは、弊社は小さいながらも金型製作とプレスの両方をやっているので、型代が安くても良い材料を使いプレス時に問題の起こらないように金型を製作しています。その結果売り型でも好評をいただいています。 その時の型代を取るか、後々の信頼を取るかとゆうところも難しいところではあると思いますが。 なかなか一度値段を下げると次に上げにくいとゆうとこもむずかしいところです。 こういった現状をメーカーはまったく知らないとおもいます。でも今は世界的に競争です。 勝ち残らないといけません。
お礼
ご回答有り難うございます。 弊社では自動車型をメインで製造しております。 皆様のご意見と自分自身の考え方である答えに定着しつつあります。メーカー自信に不安を感じる仕事に関してはいくら暇でも見積もりすらしない。職人としてのプライドをやってよかったという仕事をがんばって続けたいと思います。
お礼
ご意見有り難うございます。私も33歳でまだまだ未熟でございます。勉強しなければいけないことがたくさんあることを確認しています。(貴方様のような製造業としての誇りを持ち合わせている人々がひとつになれば日本の製造業の未来は明るいような気がしました)