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日本画 襖絵の位置?
ある美術館の日本画展へ行きました。 襖絵 ふすまえ 屏風 びょうぶ も展示されていたのですが 鑑賞者からの目線の位置が高すぎるのですね。 つまり、襖絵が、低いところに展示されている。 よく考えましたら、日本間の襖絵とは座れる畳のすぐ上に位置してます。 つまり、展示会の靴で入る板敷きの展示室ですと、 その襖絵の位置を多少高くしても、 鑑賞者からの目線が上から下へ行かざるをえない。 これでは、快適に鑑賞できませんよね? 鑑賞者は中腰になるか? ひざまづいて見なければなりません。 日本画について無知の学芸員が展示したのでしょうか? この辺の事情を教えてください。
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33935825 さん、こんばんは。 そうですね。 襖絵 ふすまえ 屏風 びょうぶ なんてのは畳の上で正座して眺めるものなんですよ。大体その高さに設定されているはずです。
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- kifimi
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目線の高さについて、一般的に、立っているときは約150cm、椅子に座っている状態で約120cm、床に座っている状態で約80cmです。 立っているときと床に座っている(畳に正座している)状態の視線の高さの差は150-80=70cm。 その屏風が展示されている展示ケースの高さは、立っている床の高さからどれくらいの位置にあったでしょうか。 鑑賞者が立っている床から何十センチか嵩上げしてあったならば、少し足りないにせよ、座ってみる場合の視線をそれなりに意識した展示だったのではないかと思います。 立っている床と完全に同じ高さに展示されていた場合、それは展示スペースの物理的な制約があったかもしれません(嵩上げができない構造、天井が低くて嵩上げすると作品の上部がぶつかってしまう・見えなくなってしまう等々)。 あるいは、ふすまや屏風の間近で見るのではなく、展示ケースから少し離れた場所で作品全体を見ることを意図した展示かもしれません。 まあ、美術館や博物館の展示は、最初からそこに展示されることを意図して制作されたものでなければ、大なり小なり、展示には制約が生じるものです。 例えばヨーロッパの宗教画も、元々は教会の祭壇で、少し離れた場所から見上げるように配置されることを意図して描かれたものが多いですが、それでは美術館の展示では細部が見られませんので、展示ケースの間近から見ることを念頭に、視線とほぼ同じ高さに展示します。 また、逆に、お寺などで由緒ある襖絵が公開されていても、襖絵がある部屋に入室したり、入れても座り込むことは禁止されていることもあります。文化財保護のためでしょうが、これに対して「もっと近くで詳細を見たい」「これでは本来の視線とは見え方が違う」と文句を言うことはできないでしょう。
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補足
靴で入れる西洋美術館の事です。椅子はなく、ヒザは汚れるのでつけません。このような会場での事です。展示スペースの物理的な制約はありません。
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