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狩野永徳展にて
現在京都国立博物館にて開催中の狩野永徳の展覧会をご覧になった方、いらっしゃいますか? 幾つ目の部屋か忘れましたけど、入ってすぐ左手に屏風にたくさんの扇面図が貼り付けられた作品が有りました。 その中の下の方の一枚に目が留まったのですが・・・どう見ても老人が老人のオッパイを吸っているのです。しかも戸外で・・・。脇にはもう一人別な人が立っていました。場面に描かれているのは人物三名と民家らしき建物です。 なぜあのような絵が描き残されたのか、現実にせよ空想で描かれたものにせよ・・・不思議でなりません。 当日学芸員さんに尋ねれば解ったのかも知れませんが、あいにく私の訪れた時間帯にはいらっしゃいませんでした。 どなたか日本画や美術史にお詳しい方がいらっしゃいましたらご回答のほど宜しくお願い申し上げます。
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質問者が選んだベストアンサー
扇面の屏風ということだと、『二十四孝扇面屏風』だと思いますが、残念ながら、この屏風についての知識を私は持ち合わせていません。 また、「二十四孝」の中にそのような情景も思い当たりません。 回答には、なってはいませんが、「二十四孝」ということをお調べ頂くと、何らかの手掛かりがあるかも知れません。 因みに『二十四孝扇面屏風』については、福岡市立博物館の『二十四孝屏風』を引き写したものらしく、所蔵も記載されていないので、トレースのしようがありません。 あしからず <(_ _)>
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専門的なことはわからないのですが、そうした図柄はそう特異でもないのではないでしょうか。 庶民の生活がいきいきと描きこまれた当時の屏風や絵巻物には、 僧侶が若い女に後ろから抱きついているところとか、 参詣者の男女が雑魚寝しているところ、 あるいは湯女風呂での湯女や客たちの姿が描かれたりしています。
お礼
ご回答有難うございました。 歴史風俗画の一種なのだとは思いますが、今まで観たことのある絵は もっと時代が新しいものばかりで、永徳の活躍した時代にも描かれていたのはけっこう衝撃的でした。 同じ絵を観た友人は飢餓に苦しむ人が栄養の補給に乳を分けもらったのでは(?)という推測を立てましたが・・・真相はわかりませんね。 時代を越えて人の心に残る作品を生み出した永徳・・・すごい!
お礼
ご回答有難うございました。 まだまだ調査中でございます。 もう一度展覧会をゆっくり観る事が出来たら良いのですが 会期終了間近で時間もなくモヤッとしたまま終わりそうです。。。