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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:美術って何でしょう?(アートのヒエラルキー))

美術って何でしょう?(アートのヒエラルキー)

このQ&Aのポイント
  • 美術、工芸、デザインの違いって何でしょうか? デザインは工業的な日常製品に施される造形、工芸は手仕事主体の日用品に施される造形、美術は鑑賞のみに特化した造形物という意味です。
  • 最近はインテリアデザインの展示会で使用不可能な家具のオブジェが展示されたり、工芸においてはファイバーアートやセラミックアート、メタルアートなどの鑑賞のみを目的とした作品も生まれています。でも、これらは美術(いわゆるハイアート)とは見なされていません。
  • クラフト系アートは技法重視だから美術とは言えないという意見もありますが、絵画彫刻にも技法技術は存在します。作品の出身学部や学歴に拘らず、デザイン系クラフト系アートにも素晴らしい作品が生まれる可能性があるのではないでしょうか。

質問者が選んだベストアンサー

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  • chord
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回答No.5

私の考えの立ち位置はNo1の答え通りたいした違いはない、分類上 なんとなくあるはっきりしない線引きであるというのは 述べたとおりです。(あくまでもわたしの考えで) ハイカルチャーやファインアートを理解しようとするなら 教養が必要で、それにたいしてポップカルチャーは感覚的に楽しめて 知識など要らないなんてことは今はないと思うんです。 何がファインアートであるかの線引きは日々更新されていて、押したり 引いたりのせめぎ合いをやっているとしか思えないんですよね。 庭園美術館のパンフレットを書いた人はそうは思わなくて、 教養や知識がとくに要らないもんは高尚ではないクズ という感覚があるのだとすれば、その点が鼻についてカチンときた。 ということもありえるでしょう。 ハイブリッドな芸術が出てきたとき、一体どうするんだろういちいち 線引きなんてやってられねぇだろうにと思えてならないです。 (そのときは精神性だとか線引きできないもので解説すると思いますが) また、美術や芸術の成立の歴史は工芸製品や建築などの装飾から独立し 発展してきたものであるので、同等のように見るのは はばかられる(教養のない人と思われる)のかもしれませんね。 また、そうなってくると印刷物(版画・写真)はハイアートなのか という議論にも結びつくと思います。結局結論は出ないと思いますね。

tama187
質問者

お礼

丁寧なお付き合いありがとうございます。 お礼遅くなってしまって申し訳ありません。 なるほど、なるほど、と頷きながら拝読しました。 >何がファインアートであるかの線引きは日々更新されていて、押したり 引いたりのせめぎ合いをやっているとしか思えないんですよね。 確かにそうですよね。 そもそも前例を打ち破るのがアートですし。 定義も常に(この瞬間にも!)変わっていくもので、曖昧な定義を曖昧なまま捕らえていくものがアートなんですね。 何だか、長年ぐずぐず考えていたことが解決しました。 ありがとうございました。

その他の回答 (4)

  • chord
  • ベストアンサー率35% (6/17)
回答No.4

>鑑賞のみを目的としたクラフト、デザインベースの作品はファイン アートにはなりえないのか? 前時代的なアートならなりえる。 概念美術的なアートならならない。(あるいはなりにくい) と答えるがもっとも誠実な答え方でしょうか・・・。 クラフト系アートと作る(創る)ことは切っても切れないですから。 見るものの自由な意識を前提にしてあるものとは相性は最悪です。 ある程度規定されたものであると同時につくる・つくられたものに 比重をおかない美術の観点では矛盾してしまいますからね。 クラフトやデザインで素材のアレンジメントのみのものなんて 少ないでしょうから。 わたしはそういう芸術には明るくないのでこのへんにしておきますが、 このように鑑賞者や制作者の立ち位置や姿勢によってなったりならな かったりするわけです。 まあファインアートが態度や姿勢であるならクラフトは何やら つくる行為ぐらいに思ってればいいんでしょうかね。

tama187
質問者

お礼

二度も、ご回答ありがとうございます。 お礼遅くなってしまって申し訳ありません。 おっしゃることは、何となく分かります。 確かに、概念が優先されるコンセプチュアルアートにはなかなかクラフト系アートはなりにくいのは分かります。有名なところではちょっと古いけど、フルクサスとか、もの派とかですよね。 ただ、コンセプチュアルアートよりも最近は絵画流行りですし、そうなってくるとどこが違うの?と思ってしまうのです。草間弥生の絵なんて、模様と呼んでも良いくらいですし。最近で売れている人でも明確な概念があるのは、村上隆くらいで、後の人は大抵造形重視ですよね。特に絵画は。 ステッチバイステッチ展にはどちらの傾向のものもありました。 やっぱり、そこの線引きはいまいち分からないです。

  • chord
  • ベストアンサー率35% (6/17)
回答No.3

なにをもっての勝ちなのかはさておき、一般レベルでの浸透はクラフト のほうが上ではないかというのが私の感じている印象です。 様々な講座やワークショップの数でいうならクラフト系のほうが 多いですし、魅力も理解し易いうえにやる楽しさを広める推進力は 断然クラフトのほうが積極的な気がするんですよね。 そのポピュラリティを美術家はイチャモンつけてるようにしか 見えないんです。マイノリティのほうが純粋であるといいたいのは 私自身よくわかるんですが。 今の時点では論じ易いファインアートが美術界を引っ張っている ような感じですが、10年後20年後の考えると閉鎖的なアートの世界 は先細りするのではないかと思います。インテリの慰みものだろ というふうな目で見られかねないですから。 ぎゃくに、職人的な世界のほうが日本人の気質にあっている というか逆にあまりグローバルスタンダードなものが伸びるという のは想像しがたいですね。独自路線が評価される傾向が多い気が しますし、モノというものはその土地の風土や国民性がモロに出る ので私はこっちのほうが将来性はあるような気がしてならないです。 ですから国内と国外は分けて考えたほうがいいんだろういうことです。 理解されてエスタブリッシュメントとなったものはアートにあらず っていうんなら別ですけど。

tama187
質問者

補足

長文のご返答ありがとうございます。 申し訳ないです。私の返答が悪かったせいか、趣旨が少しずれてしまいました。 確かに、一般的な浸透度はクラフト、デザインの方が上ですよね。何しろ生活に密着していますから。 私がお聞きしたかったのは、鑑賞のみを目的としたクラフト、デザインベースの作品はファインアートにはなりえないのか?ということでした。 美術大学の美術史は西洋史が中心です。要はグローバルスタンダードですね。評論する側、及びマスコミの扱いはどうしてもそこでの考え方(ハイアートと生活美術)に準じてしまうでしょう。そこでの扱いによって見る側の視線は限定されてしまうのは仕方ないことだとは思うのです。 では行われている、ファインアートとクラフト系デザイン系アートの線引きは一体何なんだ?というのが疑問だったのです。鑑賞目的のアートというところでは同じ筈なのに。 なかなか狭い世界の話なんですが。

  • chord
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回答No.2

私見を簡単に述べるなら・・・・ こういう世界にも流行というものがあって、一時的にその時流にのった 作品&作家の意見やコンセプトが主流とみなされ力をふるうこと は日本ではよく見られるのではないか、ということじゃないでしょうか。 たぶんそれは今まで国内で虐げられてきた反動だと思いますね。 工芸作品や作家のほうが日本では昔から力が強かったと思うんですよ。 人間国宝って工芸作家にあるけどいわゆる芸術家にはありませんし、 国の保護もいい加減です。伝統の壁ってのは以外と強固ですし。 学部や出身ゼミでの上下関係はあると思いますね。 いつのまにやら、なんの役に立つの?的なものだけがアート として認められるようになってきてます。 んなわきゃない、とおもいたいです。

tama187
質問者

お礼

ご意見、ありがとうございます。 >今まで国内で虐げられてきた反動 というのは面白い考え方ですね。 そうか、確かに日本国内においては過去には工芸の方が上だったかもしれません。美術の歴史は西洋がゼネラルスタンダードですし。 現代においては日本もすっかり西洋化してしまったがゆえ、もはやクラフト系アートには勝ち目はないということなのでしょうか。 美術側も、逆襲して優越感に浸ってるからいまさらあんなの認めたくないし、工芸側も美術に歩み寄るなんてプライドが許さないということなんですかねえ(美術側が認めてない雰囲気も勿論ありますが、工芸側も確かに閉鎖的に展開しているような感もあります)。根深い話ですね。 というと、やはり血筋の問題だから、同じような作品であっても出身学部で決まってきてしまう、ということなのでしょうか?もはや、同じ土俵には立てないというのが現実なのでしょうか? 制度や既成概念を解体して自由になることが、現代における美術の役割の一つなのだと思ってましたので、それって何だか悲しいですね。

  • chord
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回答No.1

結論から言うと縄張り意識みたいなもんでたいした差はないですよ。 だってイデアを具現化するのが芸術あり美術でしょ。 内在する美に違いはないはずですよ。

tama187
質問者

お礼

コメントありがとうございます。 >内在する美に違いはないはずですよ。 そうだと思いたいんですが、そう思わない人が多いような気がして質問してみました(庭園美術館のカタログに執筆された方とか)。 縄張り意識から生まれる先入観で見る側の見方が限定されるのは悲しいですよね。 しかもそれは並列の縄張りではなく、あきらかに上下関係があるように思うのです。 こういったことが気になる人ってあんまりいないんでしょうか?

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