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免疫学、IgAについての正誤問題です
(1)【IgA】は正常ヒト(2)【血清】中に最も多く存在する抗体で、(3)【J鎖】を介して、(4)【2量体】を形成している。このクラスの抗体は、(5)【母子免疫および局所免疫】に関与する。 上記の文章の(1)~(5)の中で間違っている部分があれば訂正してください(間違いはあっても一か所のみです)。 訂正の際には、すみませんが解説もよろしくお願いします。
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(2)血清 ⇒ 分泌液中 血清で最も多いのはIgGであり、その割合は6割強です。IgAはパイエル板などのリンパ節組織で作られる免疫グロブリンであり、血液中にはある程度多いですがIgGほどではありません。 (3)は適切で、(4)は一部不適切です。IgAは常に2量体を形成しているわけではなく、一部は単量体として存在しています。(5)は極めて適切な表現であり、母乳中には多くのIgAが存在し乳児の消化管を6ヶ月齢まで保護する機能を有し、またあくまでも分泌液中に多く含まれるということで粘膜上皮という局所を保護する機能を有しています。 この辺のことはessential細胞生物学 か ロアット免疫学 辺りをご覧になるのがよろしいでしょう。学部学生か高校生だと思いますが、免疫学は非常に面白い分野ですので興味があれば是非専門に学んでみてください。
お礼
詳しく、そしてわかりやすく説明してくださり、とても参考になりました。ありがとうございました!