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古典の日本紀の御局を品詞分解してほしいです!

古典の日本紀の御局を品詞分解してほしいです! 「いみじうなむ才がる。」と、殿上人などに言い散らして、日本紀の御局とぞつけたりける。いとをかしくぞ侍る。このふるさとの女の前にてだにつつみ侍るものを、さる所にて才さかし出て侍らむよ。 の部分です。お願いします。

みんなの回答

  • fumkum
  • ベストアンサー率66% (504/763)
回答No.2

こんにちは 「いみじう(形・ク活・連用・ウ音便)なむ(係助)才(名)がる(接尾語)。」と(格助)、殿上人(名)など(副助)に(格助)言ひ散らし(動・四・連用)て(接助)、「日本紀(名)の(格助)御局(名)」と(格助)ぞ(係助)つけ(動・下二・連用)たり(完了・助動・連用)ける(過去・助動・連体・係り結び-ぞ-を受ける)。いと(副詞)をかしく(形容・シク活・連用)ぞ(係助)侍る(動・ラ変・連体・-ぞ-係り結びを受ける)。こ(代名詞)の(格助)ふるさと(名)の(格助)女(名)の(格助)前(名)にて(格助)だに(副助)つつみ(動・四・連用)侍る(補助動・ラ変・連体)ものを(接助)、さる(連体詞)所(名)にて(格助)才(名)さかし出で(動詞・下二・連用)侍ら(補助動・ラ変・未然)む(推量(意志)・助動詞・助動詞・終止)よ(間投助詞)。 蛇足ですが、簡単な解説を。 才(名)がる(接尾語)=「がる」は、名詞や形容詞・形容動詞の語幹について、四段型の動詞を作るはたらきをします。ですから、「才がる」の一語で、「動詞・四段・連体」ということでもあります。この方が、文の途中に係助詞の「なむ」があり、「なむ~才がる(連体形)」で係り結びが成立していることがはっきりします。 *言ひ散らし(動・四・連用)=「言い散らし」は、「言ひ散らし」の打ち間違いだと思いますので、直しました。 *こ(代名詞)の(格助)=連語としている参考書もあると思いますので念のため。 *ふるさと=ここでは実家のこと。 *女=ここでは侍女のこと。 *ものを(接助)=逆接の確定条件~のに *出で(動詞・下二・連用)=「出て」とありましたが、「出で」の打ち間違いだと思いますので、直しました。 *さる所=直訳は「しかるべき場所」ですが、前文に一条天皇が出てきますので、天皇の前、宮中、公式の場のことになります。 才さかし出で=学識をひけらかす *よ(間投助詞)=終助詞説もあります。これは、この場合だけでなく、「よ」を間投助詞と見るか、終助詞と見るかで学説が対立しているものです。ただし、間投助詞説が有力ではあります。 以上、参考まで。なお、直前の質問に今気付きました。締切でないならば、」明日にでも回答します。

Kanakana93
質問者

補足

詳しく答えて下さってありがとうございます! 前半の方は解決したので大丈夫です。 ありがとうございました。

  • kzsIV
  • ベストアンサー率53% (238/446)
回答No.1

文字通り、品詞に分解し、類聚しました。 前半は質問No.9074547に回答します。 後半は付属語(助動詞・助詞です)。  助動詞「けり」 (のたまはせ)ける(を) 助動詞「す(使役)」を承け、準体となり、助詞「を」に繋がる  助動詞「けり」(日本紀の御局とぞつけたり)ける 助動詞「たり」の連用形を承け、助詞「ぞ」に呼応して連体形となり、文末となる  助動詞「けり」 (聞こしめし)ける(に) 動詞の連用形を承け、助詞「に」につながる  助動詞「す(使役)」(読ま)せ(給ひつつ) 動詞の未然形を承け、補助動詞「給ふ」につながる  助動詞「す(使役)」(のたまは)せ(けるを)動詞の未然形を承け、助動詞「けり(連体形ける)」  助動詞「たり」 (読み)たる(べけれ)  動詞の未然形を承け、助動詞「べし」に繋がり、助詞「こそ」と呼応して已然形となる  助動詞「たり」 (つけ)たり(ける)   動詞の未然形を承け、助動詞「けり」の連体形に繋がる  助動詞「なり」 (女の前)に(てだに)  名詞を承け、助詞「て」に繋がる  助動詞「なり」 (さる所)に(て)    名詞を承け、助詞「て」に繋がる  助動詞「べし」 (読みたる)べけれ。   助動詞「たり」の終止形を承け、文末となり「こそ」と呼応して已然形となる  助動詞「べし」 (「才ある)べし(」とのたまはせけるを)動詞の連体形を承け、文末となる  助動詞「む」  (さかし出て侍ら)む(よ) 動詞の未然形を承け、助詞「よ」に繋がり、文末となる  助詞「こそ」   (日本紀を)こそ    助詞「を」を承け、「読みたるべし」にかかり、「べし」の已然形と呼応する。  助詞「ぞ」   (いとをかしく)ぞ(侍る) 形容詞の連用形を承け、動詞「侍り」にかかり、これを連体形とする。  助詞「ぞ」(日本紀の御局と)ぞ(つけたりける) 助詞「と(引用)」を承け、「つけたり」にかかり、「けり」の連体形と呼応する  助詞「だに」  (女の前にて)だに    助詞「て」を承け、下の文にかかる  助詞「つつ」  (読ませ給ひ)つつ    動詞「読む」+助動詞「す」の連用形を承け、「のたまはせける」にかかる  助詞「て」   (女の前に)て(だに)   助詞「なり」の連用形を承け、助詞「だに」に繋いで、下の文にかかる  助詞「て」   (さかし出)て(侍らむよ) 動詞「いづ」の連用形を承け、動詞「侍り」に繋がる  助詞「て」   (言ひ散らし)て(日本紀の御局とぞつけたりける)    動詞「言ひ散らす」の連用形を承け、下の文にかかる  助詞「と(引用)」(「いみじうなむ才がる」)と(殿上人などに言ひ散らして)発話文を承け、動詞「言ひ散らす」にかかる  助詞「と(引用)」(日本紀の御局)と(ぞつけたりける)          名詞を承け、助詞「ぞ」に繋げ、動詞「つく」にかかる  助詞「と(引用)」(「才あるべし」と)のたまは(せけるを)      発話文を承け、動詞「のたまふ」にかかる  助詞「なむ」  (いみじう)なむ(才がる) 形容詞の連用形を承け、動詞「才がる」にかかり、呼応する  助詞「に」   (人)に          名詞を承け、「よませたまひつつ」にかかる  助詞「に」   (聞こしめしける)に、    助動詞「けり」の連体形(準体)を承け、「聞こしめしける」にかかる   助詞「に」   (殿上人など)に    名詞を承け、動詞「言ひ散らす」にかかる  助詞[の」   (女)の(前にてだに)   名詞を承け、名詞にかかる  助詞「の」   (このふるさと)の(女の前にてだに) 名詞を承け、名詞にかかる  助詞「の」   (内)の(上の、)    名詞を承け、名詞にかかる  助詞「の」   (源氏)の(物語)、    名詞を承け、名詞にかかる  助詞「の」   (日本紀)の(御局)    名詞を承け、名詞に繋がる  助詞「は」   (この人)は、    名詞を承け、「よみたるべけれ」にかかる  助詞「よ」   (さかし出て侍らむ)よ   助動詞「む」の終止形を承ける。終助詞。  助詞「を」   (のたまはせける)を(……)助動詞「けり」の連体形を承け、 …………  助詞「を」   (日本紀)を(こそ)    名詞を承け、助詞「こそ」に繋がる  

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