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形容動詞と動詞?(現代語の品詞分解)
めちゃくちゃ変な質問でごめんなさい。 次の文章の「、」より後を品詞分解し、それぞれに品詞の名前を充てたいです。 【 彼は問題を、曖昧に曖昧な曖昧にする。 】 ややこしいので、【1曖昧に 2曖昧な 3曖昧にする】と番号を振ります。 なお、「1曖昧に」は「2曖昧な」にかかっています、 「2曖昧な」は、最後の「3曖昧」に、かっています。 「1曖昧に」「2曖昧な」 は、形容動詞だと考えています。 特に気になるのは、 「3曖昧にする。」 という部分です。 曖昧+に+する (名詞+格助詞+動詞) と考えるか、 曖昧に+する (形容動詞+動詞) と考えるか。 前者だと、問題というものが、 曖昧というものに変わってしまったニュアンスがでるように思います。 日本語の意味として、おかしいだろ!というツッコミは トートロジカルな言葉遊びだと思って、ご勘弁ください。 文法的な疑問を解消したいのです。 なお、形容動詞はあるものとして、考えています。
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形容動詞を認める立場からならハッキリと言えますよね。 というのは「曖昧な」は連体形だからです。 つまり「曖昧な」+体言 しかありえませんから、「曖昧に+する」とは考えられなくなります。 ですから、「曖昧(というもの)+に+する」となるでしょう。ここから、「曖昧という別のものに変化させてしまう、変形させてしまう」意味が出るのでしょうね。 たしかに、曖昧な曖昧というのはトートロジーですが、別な例で言えば、「魅力的な魅力的」ではなく、「魅力的な魅力」のほう、あるいは「行動的な行動的」よりも「行動的な行動」のほうが形として整っていると言えるわけですね、同じようにトートロジーと言っても。「-な」の後には体言が来るという形式的なことから、「形容動詞+する」なのか、「名詞+助詞+する」なのか?という迷いは起こらないことになりますね。 さらに、「-な」は連体形ですから、後に来る体言を修飾しますので、言い換えれば、解釈としては「-な」はあってもなくてもよいわけです。どのようなものなのか分からなくとも「何なのか?」が分かることが重要ですから。 てことは、「彼は問題を、曖昧に曖昧な曖昧にする。」の場合、そういった修飾語を省き、主述のみにしてしまうと「彼が曖昧にする」になり、さらに、この曖昧は体言、つまり名詞だったわけですから、ちょっと補ってやって、「彼が曖昧(というもの)にする」のように解釈してしまうのでしょう。 人間が何かの「名詞」にするというのは極めて人為的ですよね。 これらのことから、ご指摘のように(意味はさておき)変わってしまったよ、というニュアンスが導かれるものと思われます。
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- miirumatsu
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曖昧+に+する (名詞+格助詞+動詞) と考えるべきです。 でないと文の意味が成り立たない。
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スマートな回答ありがとうございました。
> 前者だと、問題というものが、 > 曖昧というものに変わってしまったニュアンスがでるように思います 文法的な解釈を待つまでもなく、そのようなニュアンスに読めてしまいます。この文の意味が「彼は、問題を曖昧にする」ならば、これだけで十分です ( ^^
お礼
さっそくの回答ありがとうございます。 それもそうですね。 システマティックに考えすぎて、現実離れしていました。
お礼
ご回答、ありがとうございます!例までつけて頂きありがとうございます。 名詞が体言という超基本事項を忘れていました。愚問でした。 ごめんなさい。 トートロジーに関しては(お時間いただいてしまうし)ノータッチでも…。と思っていたのですが、 頗るつきに面白い性質を見つけてくださって、パソコンの前で嬉しい気分です。 なるほど、何かの「名詞」にするのが、人為的! (むろん、その気付きへの喜びと同時に「人為とは、なんぞや」と思いますが、好奇は広がるばかりです。) できれば(「彼が問題を、曖昧にする」のように) 形容動詞を用い、問題は問題のままとどめておきたかったのですが、 何しろ「曖昧」だから、曖昧は問題かもしれないし問題じゃないかもしれない。 結局のところ、「曖昧」の曖昧な語義が、 文法上の「名詞(問題)」が「別の名詞(曖昧)」に変わったことを ひょっとしたら、無化しているかもしれません。 お礼まで、と思いましたが。長くなりました。ありがとうございました。