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一神教の系譜について

一神教の系譜についてできるだけ簡潔に教えていただきたいです ユダヤ教、キリスト教、イスラームはどのように生まれ分かれていったのですか? よろしくお願いいたします

みんなの回答

  • moha91
  • ベストアンサー率58% (125/212)
回答No.2

アブラハムの宗教については、連続性があるわけでもなく、分裂したわけでもありません。各個の独立した宗教でもあるため、系譜と呼べるものを提示するのは難しいと考えます。 以下は各宗教の成立の流れと関連性です。 ユダヤ教は紀元前12~3世紀に成立していますのでアブラハムの宗教の原点の一つであろうと考えられますが、モーセがヤハウェから啓示を受けた際に創造された存在では無く、既に唯一神たる神=ヤハウェはモーセ以前から同地の民には信じられている存在であったと考えられています。 つまり北アフリカからオリエントにかけての地域には唯一絶対の神という共通認識の存在が醸成されており、アブラハムの宗教が浸透する土台になったのだろうと考えられます。 キリスト教は紀元前1~後1世紀にかけて成立した宗教ですが、基本的にはユダヤ教の聖典であるタナハやミクラを土台にしつつ、ナザレのイエスがヤハウェから受けた新しい啓示(新約)を元にした宗教であると言えます。ユダヤ教の厳しい戒律の受持に代わって、原罪の存在やそれに対する救世主思想などの分かりやすい教義が求められた結果がキリスト教であろうと考えられます。 イスラム教は、キリスト教やユダヤ教の存在を知っていたムハンマドが、7世紀に大天使ジブリール(ガブリエル)から啓示を受けたとされて開いたものです。既存宗教に不満を持っていたと考えられるムハンマドも、やはり啓示を受けたのはアッラーフ(=ヤハウェ)からであり、存在としてのアッラーフは唯一であり絶対の存在であるという部分については疑わなかったという事になります。また、同一の神から啓示を受けた者(イエスやモーセもイスラム教から見ればムハンマドと同じ預言者)から指導を受けたキリスト教徒やユダヤ教徒は同じ「啓典の民」であり、これらの民もアッラーフを信じていればアッラーフから救いを得られるとしています。

  • trytobe
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回答No.1

まず、ユダヤ教が紀元前から存在。 そこから、西暦4年ごろ生まれたキリストが広めた考え方が派生して、キリスト教として派生。ユダヤ教とは聖地は同じで、共存。 西暦600年ごろ、ユダヤ教が中東の環境や文化に適したようにしてムハンマドによって生まれた考え方が派生して、イスラム教が派生。ユダヤ教やキリスト教とは聖地は同じで、共存。 現在は、その3つの宗教が同じ聖地を持っているのを、ユダヤ教とイスラム教で管理するのはウチだ、と派閥争いをしているだけ。 その背景に、ユダヤ教の信者が宗教的に迫害されて土地を追われたり、そのために財産を常に身に付ける・蓄えるように生きるような先祖の知恵が、その時代時代で金がらみで嫌われやすくなり、さらに迫害されやすい身となった、という悪循環の2千年が隠れているのです。

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