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ジェンダー変数とマスメディア効果の関係について
- ジェンダー変数は伝統的な実証研究ではあまり扱われていない。
- ジェンダー変数とマスメディア効果の関係を特定するためには、教育、メディア利用、政治知識や参加などの変数との関連性を明確にする必要がある。
- ジェンダー変数の追加的な干渉的な役割を理解することで、マスメディア効果を一般化するための媒介変数を特定することができる。
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以下のとおりお答えします。原文・訳文・(説明)・⇒添削訳文の順に列挙します。 >We believe that this is partly due to the research tradition of empirical studies that does not treat the attribute-variable like gender as a causal variable. >私たちは、因果変数としてのジェンダーのような属性変数は部分的には、伝統的な実証研究では扱われていないと信じている。 (属性変数→本来的に具有されるものの変数?) ⇒この(前述の)ことは、部分的には実証的研究の調査上の習慣によるものであって、その実証研究では、ジェンダーのような本来的な変数は何かの原因となるような変数としては扱われないのだと我々は考えます。 >Most empirical tests generally control the gender factor statically, and have not gone further to identify the differences when testing mass media effects. >おおよその実証研究は、一般的にジェンダー変数を統計的にコントロール(統制)しており、マスメディア効果を検証するときに、差異を明らかにするためには使われていない。 (staticallyは「静的に」、「統計的に」はstatistically。) ⇒(これまで)ほとんどの実証的研究では、ジェンダー的要素は一般に所定位置に抑えられて(=動的要素としては扱われず)、マスメディア作用を研究する場合、その差異を同定するようなことまではしていません。 >We agree that there is a limitation on putting a gender variable into the simple causal model. >ジェンダー変数を単純な因果モデルに入れるのは制限があることは同意する。 (いいと思います。) ⇒我々は、単純な因果モデルにジェンダー変数を含み込むことには一定の制限がある、ということは合意しています。 >Yet, in this study, our premise is that the process of identifying mass media effects needs to determine the role of the variable “gender”, and if this variable indeed produces any difference in our independent, mediate and dependent variables. >しかし、この研究において、私たちの前提は、マスメディア効果を特定する過程はジェンダー変数の役割を測定する必要があり、独立、媒介、従属変数において、この変数が差異を生み出すかどうかも測定する必要がある。 (だいたいよく訳せていると思いますが、日本語をもう少し分かり易くしましょう。) ⇒しかし、この研究における我々の前提(条件)として、マスメディア作用を同定する処理過程で変数「ジェンダー」の役割を決定する必要があり、この変数が事実上我々のもつ独立変数、中間の媒介変数、および従属変数の中に、幾ばくなりと確たる差異を生み出すのか否かを決定することが必要である、ということです。 >That is, if gender is somehow related to the core variables of communication effects gap hypothesis, such as education, media use, political knowledge and participation, we need to clarify the additional intervening role of gender before generalizing the media effects. >つまり、もしジェンダーギャップが、教育、メディア利用、政治知識や参加などのコミュニケーション効果ギャップ仮説の主要な変数といくらか関係しているのなら、メディア効果を一般化する前に、私たちは ジェンダーの新たな干渉的な役割を明確にする必要がある。 (the additional intervening roleは、「新たな干渉的な役割」よりも「介入することの付加的役割」とする方が少しはいいかも知れません。) ⇒すなわち、もしもジェンダーが、教育・メディア利用・政治知識とそれへの参加のような「コミュニケーション作用差仮説」の中核変数に対して何らかの関連づけがあるならば、我々は、メディア効果を一般化する前に、ジェンダーが介入することの付加的役割を明確にする必要がある、ということです。
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- drmuraberg
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参考訳です。 これは、部分的には、性の様な属性変数を因果変数として取扱わない 実証的研究の研究伝統によるものであると私たちは信じている。 ほとんどの実証的試験は一般的に性的な要因を統計的に管理しており、 そしてマスメディア効果を試験する時にはその差異を特定する為に 踏込む事は無かった。 ジェンダー変数を単純な因果モデルに入れるのには制限があることに 我々は同意する。 まだ、この研究では、私たちの前提はマスメディア効果を特定する 過程は変数「性」の役割を究明する必要があり、しかもこの変数が 我々の独立、間接及び従属変数に付いて何らかの差異を確かに 発生させる場合に付いてである。
お礼
まだまだ、いつもありがとうございます。私自身の英語のレベルが低いので、 大変わかりやすい和訳文は、和訳作業において参考になります。 日本語として理解できるように、心がけます。 ありがとうございます。