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人間は機械か
人間は機械と、言い切った人がいるといいますが、 本当に人間は機械としてしまっていいのでしょうか。 そのとき、問題となる点などを教えてください!
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人間機械論はデカルト(17世紀前半の人)にも萌芽がみられますが、それを明確な形で発表したのはフランスの哲学者ラ・メトリー(1709~51)という人で「人間機械論」(1744年)という本を書いています。 ここで注意して欲しいのは、これが書かれたのは18世紀の前半であり、自然科が進歩し始めているじだいであること、また当時のキリスト教的人間観(つまり神によって創られたとするもの)に対立するものであったことです。ですから、当時としては画期的なものであり、これを書いたラ・メトリーは無神論的であるとして2年後にフランスを追われ、オランダへ行きましたがそこにも居られず、結局ベルリンへ亡命してそこで生涯を終えました。(といっても42歳だから若いよねー) また20世紀の前半にアメリカの数学者ウィーナー(1898~1964)という人が「サイバネティックス」(1948年)という本で新しい形の人間機械論につながる概念を提唱しました。ここでは、動物の神経系統の組織機能と電子計算機(当時の言い方です。いまならコンピューターといいますよね)の制御機能との間に類似性を認めたことから、統一的な数学理論によって説明しようとしたものです。刺激とそれに対するフィードバックによって制御する、というような話です。これは当時の学際的な最先端の概念であり、ウィーナーの予想を越えて広範囲に広がって現代につながります。 「人間は機械である」ということに対して、抵抗感があるからこのようなご質問がでるのだと思いますが、「人間」とか「機械」とかというものに対して持っている考え方・感じ方を見直していけば充分に理解も納得もいく説だと思います。結局、問題点となるのは私たち自身が持っている固定観念です。
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- uglyel
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それをその人が 何を思って書いたか分からないのに 勝手な解釈つけても 面白くないと思います でも、 私なりに思ったのは 人は 自分のプログラム(欲とか)によって 動いてる から別にそうでも良いと思うし 社会は奇麗事が通用しないとか言って 結果的に みんな同じような事してるし 良いんじゃないかなと 否定するとしたら 問題は 人の言葉で辞書で分けられてるから 違う というような感じ どこぞのおっさん(おばさん)かに決められた言葉に流されてるとしても 一応社会で生きてるから それでいいとおもいます
お礼
なんかわかるようなきがします。 ありがとうございました。
- autoro
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機械の定義は 人間が作り出したもの 人間(生物)は人間が産み出したもの つまり機械は自然に存在する材料を利用して 作成されるもの 人間は母の胎内で細胞分裂により発生したもの つまり源泉が違います 最終的に科学の進化により人間のようなものは 作れるかもしれませんが根本的に違うものです
お礼
ありがとうございました。根本的に違のか。
- nyan_nyan
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人間を機械としてしまっていいのかどうかは判りませんが、 人間も非常に複雑だが、 自然法則によってできているといえるのではないでしょうか? 人間が神秘的な存在によって瞬時に創られたという説を信じるのでなければ、 人間の考え方や行動様式も過去のより原始的な生物から進化してきたものでしょう。
お礼
あーそうか! 基本的には自然法則によってできている。そーですね。ありがとうございました。
- tanackey
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人間を科学的にシステムとして解析すると、「人間は機械だ」という意見が 出てくると思います。 ただ、機械の場合は、必ずその機械を操作する人間の存在がありますよね? 機械にとっての人間の存在は、人間では何になるのでしょうか。 「人間は機械だ」とする意見では、恐らく「脳」という事になり、 脳のメカニズムは化学反応で説明出来るとなるのでしょう。 麻薬などの薬によって、人間の意識状態も変わってくるので、 この意見もあながち否定出来ない所があるのですが。 ただこれは、車にニトログリセリンをかませたガソリンを飲ませれば、 車が爆走するのと同じように捉えられると思います。 中に乗っている人間は変化していないという。 肉体と魂という二元論的な捉え方は廃れてきているようですが、 私はシンプルに生物的な「人間の体(生物機械)」と、それを操縦する「魂」 という区分けで言いような気がしています。
お礼
回答ありがとうございました。私は、哲学初心者で、難しい話題になるとついていけないのですが、なんとなくわかった気がします。
お礼
人間機械論の歴史から、教えていただき理解できたような気がします。 ありがとうございました。