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5歳の息子の検査結果とADHDの要素について
- 年長の息子の少しボーっとしているところが気になり、メンタルクリニックで検査をしました。検査結果からADHDの要素があることが判明しました。
- 息子は愛想もよく、言葉の理解も普通ですが、少し落ち着きがなくマイペースなところがありました。私はADHDと聞いてショックで泣き崩れてしまいました。
- 検査結果を見てもどうすればいいのかわかりません。息子の将来が心配です。詳しい説明と今後のアドバイスをお願いします。
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前向きに考えていただけるのに、多少ともお役に立てたようで何よりです。 >家で出来るトレーニング方法等はありますか? というご質問ですが、ご家族があまり、「トレーニング」として関わられるのは、お勧めしません。 ご家族の役割は、やはり、お子さんの成長や、発達をともに喜び、広い意味で将来、社会に適応してやっていけるよう育てていくことにあると思います。 そのプロセスで、もし必要であれば、専門家からの援助の一つとして、訓練を受けることもある、ということだと小生は考えています。 ご家庭では、普段の関わりの中で、お子様の興味、関心を広げ、また、人と関わることの楽しさを覚えられるようにして行かれた方がよろしいでしょう。 こうしたことは、補足のご質問にあるように、「積み木、トランプ、折り紙など」でともに遊ぶ中でも育っていくと思います。 また、簡単なことでも構いませんから、お手伝いをしてもらい、そこに意欲がみられたり、上手にできたりしたら、誉めてあげ、一緒に喜んであげるということも重要です。 一人遊びがお好きということですが、禁止してしまう必要はありませんし、一人で好きな遊びに集中することも、集中力を養うという点で意味があると思います。 その一方で、これから先を考えますと、やはり集団行動ができるとか、友達と関わることの楽しさを体験することも重要になって来ます。 現在、おそらく保育所か、幼稚園に通っていらっしゃると思いますが、そちらの先生とも相談されて、集団活動にもうまく参加していけるよう、具体的な場面で上手に誘導していただくこともお考えくださればと思います。 その他、いろいろとお聞きになりたいことも、これから将来も含めてたくさん出てくるかと思います。 そのためには、前回のお答えに書きましたように、専門家との連絡を絶やさないことと、また、最近では、発達障害を疑われるお子さんについての一般向けの参考書もたくさん出版されています。 なるべく大きな書店さんで、心理学や、家庭の医学などの棚にこういった本が並べられていると思います。 詠みやすいもの、具体的な説明があるものを入手して、参考になさるとよろしいかと思います。 公立図書館などでも、こういう本がそろっているかも知れません。 長期的な視点で目標を持ち、お子さんの良い方向での変化を重視し、喜びつつ、その時点で必要な関わり、援助を、専門家の助けも得て、実施していくことが重要だと思います。 どうしても欠点や、弱点に目が向きがちになりますし、そうなりますと、お子さんを叱ったり、注意したりということが増えてしまいます。 もちろん、危険な行動や、しては行けない行動に対しては、厳しく、また、よくわかるよう叱ったり、注意したりすることも必要ですが、新しいことを覚え、意欲や自身を育てるためには、誉める、ともに喜ぶということが必要となります。 ご家族の皆様も、それぞれの楽しみを持ち、こころの余裕を持ちながらお子さんに関わっていってくださるよう祈っております。
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- vzb04330
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No.1です。 ja69xoxoxoxoxo様 補足してくださり、ありがとうございました。 添付していただいた画像にある結果を基に小生の方でも、念のため結果の処理を再度行い、両者が一致しましたので、それをもとにさらにIQや、群指数の得点間の比較などを行わせていただきました。 1.IQと、お子様の知能水準 知能指数(IQ)は、知能の高さを示す指標です。 5歳○ヶ月ですと、5歳4~7ヶ月の子供達の中で平均的な成績を取った場合に、IQ=100となります。 全検査IQ=99は、誤差の範囲を考慮に入れても、「平均(IQ90~109)」に含まれます。したがって、お子様の全体的な知能の高さは、平均と考えて間違いないでしょう。 言葉の理解や、表現の能力を示す、言語性IQ=108は、誤差を考慮しますと、「平均(IQ90~109)」もしくは、「平均の上(IQ=110~119)」に相当するでしょう。 また、視覚能力や、視覚と運動の組合せ能力を示す動作性IQは、90で、誤差を考慮しますと、「平均(IQ90~109)」か、もしくは、「平均の下(IQ=80~89)」と考えた方がよいかも知れません。 以上、IQの種類によって多少異なりますが、いずれも平均レベルの知的能力はあるとお考えになってよろしいでしょう。 ただし、言語性IQと動作性IQとの間には、統計学的に有意な差が認められ、お子様は、言語的な知能の方が、動作的な知能よりも高いと考えられます。 2.群指数による分析 群指数は、次の4種類があります。 IQとは、異なる視点からお子様の能力を少し詳しく見る指標です。括弧内は、それぞれの群指数に含まれる下位検査の名前です)。 ・言語理解(知識、類似、単語、理解)……言語理解、言語表現能力、言語による思考力 ・知覚統合(絵画完成、絵画配列、積木模様、組合せ)……視覚的刺激をまとめ、理解する能力、非言語的思考、非言語的推理 ・注意記憶(算数、数唱)……注意の範囲、聴覚的短期記憶、聴覚的な系列化 ・処理速度(符号、記号探し)……反応の速さ、視覚的短期記憶 お子様の群指数の結果では、言語理解=112ともっとも高く、次いで、知覚統合=95、注意記憶=79、処理速度=78でした。 言語理解の112という結果は、「平均の上」と、また、知覚統合は「平均」と判断され、これら2つの側面は平均もしくはそれ以上の能力があると考えられます。 これに対して、注意記憶の79、処理速度の78は、残念ながら、いずれも、「かなり低い(境界線級)」の数値と判断されます。 「境界線級」というのは、知的障害があると考えられるレベル(IQ<70)との境界線を意味します。 言語理解は、知覚統合、注意記憶および処理速度よりも、統計学的に有意に高い結果でした。 また、知覚統合は、同様に、注意記憶および処理速度よりも、統計学的に有意に高久なっていました。 注意記憶と処理速度との間には、意味のある差は認められませんでした。 3.WISC-IIIからみたお子様の知能の特徴 全検査IQは「平均」レベルでしたので、全体としては平均並みの知能の高さをお持ちであると考えられます。 しかしながら、言語性IQと動作性IQとの間、また、群指数相互の間には、統計学的に有意な差が認められましたので、認知的なアンバランスがあることが、お子様の知能の特徴と考えられます。 言語的な能力は、「平均の上」と高いものの、視覚的な認知能力、言語によらない思考力は「平均」~「平均の下」と低いとはいえませんが、お子様ご自身の中では高くはありません。 注意の範囲(一度に覚えら得る量)や、集中力は、同じ年齢の子どもたちに比べても劣っており、また、お子様ご自身の中でも苦手であろうと考えられます。 処理速度で調べられる、反応の速さや、視覚的な短期記憶の量も、同様に、同年齢の子どもたちに比べても、またお子様ご自身としても苦手でしょう。 4.今後の見通しとお子様への関わり方 以上のように、認知的なアンバランスが認められることと、ご質問にありましたように、「少し落ち着きがない事、マイペースな事」などの特徴から、主治医は、ADHDの可能性を指摘されたのではないかと考えられます。 医学的な診断は医師にしかできませんし、このサイトでそのようなことも行えませんので、診断名についてこれ以上言及することは控えます。 ただ、仮にADHDであったとしても、一般には成長にともなって、行動上の特徴は変化していき、症状も治まっていくこともよくあります。 これは、ADHDには、脳の未成熟が関わっていることも多く、成長により、脳も成熟していくことにより、そのように変化していくと考えられます。 また、「少し落ち着きがない」という点につきましては、お子様には、屋外で身体を十分に動かすような、大きな遊びを十分にする機会をつくっていただき、身体を動かして、気持ちやストレスを発散できるようにしますと、多少とも落ち着いていくことも良く経験しますので、お試しになってください。 このあたりはお父様の役割かも知れません。 大切なことを教えたり、よく見ないとうまく行かないことをさせるときには、単に「よく見なさい」という言い方ではなく、具体的に、どこをよく見れば良いかとか、ご両親としっかり視線を合わせてお話になるよう気をつけられると、お子様にもよくご理解いただけると思います。 さらに、そういうとき、周囲に雑多なものや、お子様の興味を惹くものがあったり、また、雑音がたくさん聞こえてくるような環境ですと、「気が散りやすい」状態が却って高まってしまいます。 大切なこと、きちんと覚えて欲しいことを教えるときにはなるべく余分な刺激(視覚、聴覚ともに)を減らし、落ち着けるよう、一対一で個別に向かい合えるような環境を用意していただくことも大切です。 あまり広い部屋で、すぐに動いてしまえるような環境も良くないかも知れません。 こだわりが強かったり、柔軟性に欠けたりする側面もおありかも知れません。 もしそうでしたら、無理強いせずに、しばらく時間をおくとか、目先を変えることで気分も変えて、関わるなどちょっとした工夫で楽になるのではないかと思います。 お子様への関わり方については、メンタルクリニックの医師や、臨床心理士と今後とも相談していけるようにしておかれるとよろしいかと思います。 場合によっては、児童相談所、お住まいの自治体の教育相談や、教育研究所などの相談窓口も利用できるかと思います。 これらの専門機関との連絡を切ってしまわないで、定期的に、あるいは、困ったことが生じた場合には相談できる関係を保っておかれることをお勧めします。 繰り返しますが、仮にADHDであったとしても、お子様自身は、これからも必ず、成長、発達して行かれます。 また、成長、発達にともなって、現在お困りの状態も弱くなったり、解消したりしていくことも多々あります。 ADHDだからといって、希望を失ってしまわれたり、悲観的になってしまわれず、お子様自身のちょっとした変化や成長をともに喜び、少しの改善もきちんと認め、親として喜んで差し上げることが、さらなる発達や改善につながると思います。 以上、ご参考まで。
補足
ありがとうございます。 回答を何度も読み前向きに考える方向に心が動きました。 家で出来るトレーニング方法等はありますか? 積み木、トランプ、折り紙など遊びの中で工夫が出来ることはありますか? 外で遊ばせる他に、家では勉強をさせるよりテレビを見せたり、好きなように遊ばせるほうがよいのでしょうか?ひとり遊びが好きなのであまり干渉せず、のびのびさせたほうがよいですか?
- vzb04330
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臨床心理士です。 これまでにもWISC-IIIやWAIS-IIIについてのご質問にお答えしてきました(必要でしたら、回答履歴をご覧ください)。 正確な検査結果の処理と、分析をしたいと思いますので、恐縮ですが、検査を受けられた時点で、5歳何ヶ月でいらっしゃったかをご教示いただけますでしょうか。 よろしくお願い致します。 なお、また改めてご説明するつもりですが、WISC-IIIの結果だけでADHDを始め、発達障害の診断を下すことはできません。 発達障害の診断には、DSMーIV-TRといった、アメリカ精神医学会の診断基準がよく用いられます。 実際の診断は、ADHDのお子さんによく見られる心理・行動上の特徴がいくつか示されていて、それに該当するかどうかということで行われます。 その際、お子さんのこれまでの生育歴、発達歴が考慮されます。 また、WISCなどの知能検査の結果は、あくまでも参考データとして使われます。 つまり、ADHDの子どもたちに比較的共通して見られるWISC-IIIの特徴はありますが、WISC-IIIでこういうパターンの結果が得られたら、ADHDであるということはいえません。 いずれにしましても、お子様のWISC-IIIの結果を正しく分析するために、恐縮ですが、検査を受けられたときの年齢を、5歳何ヶ月であったか、ご教示いただければと思います。 そして、WISCに現れた特徴や、普段の行動上の特徴に合わせ、必要な関わりを行うことで、お子様自身、ずいぶん生活も楽に行えるようになると思います。 お返事をお待ちします。
お礼
ご回答ありがとうございます。 5歳7ヶ月(発育は現在まで発育発達良好) 生育歴 ■普通分娩 ■おなかがすいた時にだけ泣くようなおとなしい赤ちゃんでした ■3歳くらいになると、買い物はいつもお菓子の売り場に直行してしまいましたが、ダメと言えばわがままはいいませんでした。 ■おとなしい性格ではありましたが、幼中から仮面ライダーの影響で仮面ライダーになりきり、お友達にたたいてしまうトラブルが増えました。 ■3歳から公文を始め、ことわざをおぼえたり字を書いたりと取り組む姿は良かったと思いますが、最近は歌を歌いながらプリントをするなど集中力が欠ける事もあったりします。プリントも幾度もこれで良い?と確認を求めてきます。が最後まで頑張れる時もあります。 ■会話の途中で、それはどういう意味?とよく聞かれます。 ■ご飯にとても時間がかかり、食べることにあまり興味がないようで、落ち着きがなく、食べこぼしもあります。(お菓子はもぐもぐ食べれます) ■幼稚園ではいつもシャツがでていたり、靴が逆、などだらしがないです。先生の注意された事も少し経つと忘れることもあるようです。 先生からは、クラスの中で一番着替えが遅く、着替えの途中でボーとしたり、お友達とふざけてしまうことだけ治せれば問題なくみんなと過ごせています。 特に読み書きの練習は、とくに頑張っています。と言われました。 しかし、じっと話を聞く事は苦手のようです。 ■性格は温厚なのでお友達と仲良くできていますが、ふざけて食事中にはしを持ってお友達の顔にあたったりといたずらが好きでお友達にちょっかいをしてしまうこともしばしばあるようです。 ■自分で考えて準備をすることができず、いつも私が、歯をみがいて、寝る前はトイレに行くんだよ。と声をかけています。 ■夜自分から眠いとは言わないことも気になります。 以上となりますが、わからない事があれば、また何でも聞いて下さい。 WISCの結果を見てどんなことが苦手なのかがわかればそれも教えて下さい。生活の中で改善できればどんなことでもする気持ちでいます。 大学病院で脳波の検査やもっと詳しく検査をすべきでしょうか? 何もわからないので詳しくアドバイス等、お願いします。 今回ご回答いただき感謝の気持ちでいっぱいで、どう言葉にしたら良いのかわかりませんが、本当にありがとうございます。 宜しくお願いします。
お礼
ありがとうございました。 トレーニングより遊びのなかで工夫しながら育てたいと思います。 確かに今日も朝の支度が遅くて、ついつい叱ってしまいました。子供のためにも叱ることより励ましながら良いところをどんどん見つけて褒めてあげたいと思います。 相談の中で、とても親身になって回答して下さいましたお気持ちがとても伝わり、今まで頂きましたお言葉を励みに私も頑張っていきます。 ADHDになって逆に良かったかもといつか思えるくらい気持ちを強く持っていきたいと思います。 本当にありがとうございました。