- 締切済み
WISC-IIIの結果について
初めて質問させていただきます。 小学6年生の女の子についてです。 WISC-iiiの検査を受けました。 検査をうけ何年か後、発達障害と診断されました。数値にこだわらず 実際に困っていることを生活に根づいて具体的に対処していけるようになりたいのですが、 あくまで理解の材料として 検査結果を活かしたいです 言語性125 動作性104 全検査117 言語理解126 知覚統合102 注意記憶115 処理速度114 です。 漠然としていますが 特徴 アドバイスなど少しでも何かありましたらよろしくお願いします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
- vzb04330
- ベストアンサー率74% (577/778)
No.1です。 ご丁寧な御礼、恐縮です。 最初の助言のように、検査をお受けになった機関に再度相談されるのがよいとは思いますが、検査結果をお持ちのようですから、現在通っていらっしゃる学校の特別支援教育に関わっていらっしゃる先生(たとえば、特別支援教育コーディネーターの先生)などでも、WISCの結果をきちんと解釈できる先生がいらっしゃるかも知れません。 また、教育委員会の関係では、教育相談を受けることができるかも知れません(無料で受けられると思います。 お住まいの自治体によって、状況や仕組みがさまざまですので、一度調べてご覧になるとよろしいかと思います。 教育相談以外にも、子育て支援の枠組みで相談が受けられるところもあるかも知れません。 いずれにしましても、最初の助言に書きましたように、具体的な内容をお持ちになってご相談になることをお勧めします。 なお、下位検査の結果を補足していただきましたが、検査場面でのご様子や、学業成績、学校や家庭での状況が分かりかねますので、これ以上の解釈は、申し訳ありませんが、控えさせていただきます。 ご了解ください。
- vzb04330
- ベストアンサー率74% (577/778)
心理士です。 WISC-IIIは、広く用いられている知能検査の児童用のもので、現行のWISC-IVの前のバージョンです。 IQ(言語性、動作性、全検査)も、群指数(言語理解、知覚統合、注意記憶、処理速度)も、ある年齢集団内で平均的な成績を取りますと、100になります。 90~109の範囲が平均とされます。 お子様の結果は、IQ、群指数とも平均以上の高い結果となっています(本来は、測定誤差を考慮に入れて判断しますが、ここでは説明が煩雑になりますので割愛しています)。 ただし、言語性IQと動作性IQの間にも、4つの群指数の間にも、数値の差があります。 IQや群指数に意味がある差が認められるかどうかは、統計的な有意差を確認します。 お子様が、WISC-IIIを受検なさった年齢が分かりませんので、全年齢の基準で比較しますと、次のように有意差が認められました(不等号は有意差があったところ、≒は数値的には差があるものの、有意差は認められないところを示します): 言語性IQ>動作性IQ 言語理解>注意記憶≒処理速度>知覚統合 このように、IQにおいても、群指数で測定される認知能力においても、統計的有意差が認められますので、お子様には認知的なアンバランスがおありだと考えられます。 こうした認知的なアンバランスが、学業の面や、生活の中でのさまざまな困難、苦戦に関わっていると考えられます。 ちなみに、4つの群指数は、次のようなことがらを測定しています: 言語理解:語彙や教科書的な知識の豊かさ、社会的常識、言葉による説明力、言葉で考える力 知覚統合:非言語的な情報の理解力、表現力、視覚や空間の認知、視覚-運動協応、非言語的情報に基づいて考える力、応用力、作業の速さ 注意記憶:聴覚から入力された情報の短期記憶(暗記力)、聞く力、注意の集中と持続、計算能力(暗算能力) 処理速度:視覚から入力された情報の短期記憶、作業の速さ、筆記能力(流暢さも含む)、単調な反復作業で集中力や動機づけ(やる気)を維持する力 知能検査の結果に基づいて、支援や対処方法を考える際には、「長所活用型支援」が基本となります。 お子様の長所(得意なところ)を活かして、新しい知識やスキルを身につけること(長所を伸ばすとは、意味が異なりますので、ご注意ください)です。 また、短所(弱点、苦手なところ)については、それになるべく負担をかけないで済むやり方を考えたり、長所などで短所をカバーする方法を工夫します。 お子様の場合、IQ、群指数ともに平均以上の力をお持ちだと説明しましたが、統計的な有意差が見られ、低かったところは、お子様ご自身の中では、苦手なところとお考えになって対処される必要があります。 群指数でいえば、言語理解は長所ですが、知覚統合は短所と見ていただいた方がよいと思います。 なお、お示しいただいた情報が限られていますし(下位検査の結果や、検査時の様子、反応の仕方などが分かりません)、数値的な結果だけでは適切なアセスメント、解釈ができませんので、具体的な助言につきましては、検査をお受けになった機関の心理士の方など、専門家にご相談になることをお勧めします。 その際、具体的なお困りごとを整理なさり、その結果とWISC-IIIの結果がどのように関連するか、また、WISC-IIIから分かることをベースにどのような対処が可能かなど、なるべく具体的にご相談になる方がよいと思います。 以上、ご参考までに。
お礼
丁寧な回答ありがとうございましたm(_ _)m 数値という限られた情報ですみません。二次障害か発達障害か…なかなか生活で難しいことが多く 相談させていただきました。 経済的な理由から受診できなかったのですが なるべく早く再度受診してみます
補足
下位検査は 知識14 類似12 単語16 理解15 絵画完成9 絵画配列13 積み木9 組合10 算数13 数唱12 符号12 記号13 でした