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山月記
中島敦氏の山月記の後半に出てくる李徴の読んだ漢詩なのですが、この漢詩の押韻がどこかいまいちわかりません よろしければ解説もお願いします
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七言律詩ですね。 押韻は、偶数句末の「逃」(Tou)、高(Kou)、豪(Gou)、嘷(Kou)で、「ou」が共通しているので押韻が成立しています。 この前のに、李徴は人間であった時に作った詩を袁傪に聞かせていますが、それを聞いた袁傪は、「格調高雅、意趣卓逸」と評価しながらも、一流の詩になるには微妙な点で何かが欠けていると感じていましたね。その欠けていたものが、虎に変身した李徴が吟じたこの詩にはあるのです。それは、ご自分でじっくりと考えてみて下さい。
お礼
ご丁寧にありがとうございました! 欠けている点についても考えていたので参考になりました! ありがとうございます