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古代朝鮮の地名の読み、又は古代朝鮮語に詳しい方を
- 古代朝鮮の地名の読みや古代朝鮮語に詳しい方をお探しですか?本記事では、古代朝鮮の地名の読み方や古代朝鮮語の研究について紹介します。さらに、特定の古地図に載っている詳細な地名のヨミを知りたい場合や、関連する専門書や研究者を探している場合にも役立つ情報を提供します。
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『日本書紀』に百済や新羅の地名がいろいろ出て来ます。一部はもしかしたら現代日本語訳の本に標準的読みが載ってる地名があるかもしれません。ないかもしれませんが。 漢字で伝わっている古地名の読み方は、韓国朝鮮でもわかっていませんので、漢字を漢和辞典式に音読みなさるのが最も妥当なのではないかと思われます。 「高句麗」「百済」などはおっしゃる通り、歴史的固有名詞の一般的な読みである「こうくり」「くだら」が誰にでもわかって適切でしょう。 古地名の読み方は、資料がなくて韓国朝鮮でもわかっていません。 例えば「高句麗(こうくり)」。今の韓国では、韓国語の今の音読み式に「コグリョ」と読みますが、古代の朝鮮半島の人々が高句麗を何と言っていたかはわかっていません。 漢字の「高句麗」を何と音読みしていたか。音読みは朝鮮でも時代と共に変化していますが、どのように変化してきたのかは、わかっていません。 朝鮮半島では王朝(国)が倒されると、勝ったほうの王朝(国)が負けたほうの王朝の文書や宝物、王城、建物を徹底的に破壊しましたので、古い資料が残っていません。ですので高句麗、百済、新羅、これら古代三国が書いた本はただの一冊も高麗以降に受け継がれませんでした。(仏典を除く) 古墳に埋葬者と共に埋めて破壊を免れ、さらに後の世の墓泥棒の盗掘にもあわなかった運の良い遺物が少しはありますが、極めて少ないです。日本や中国で残っている古い文物(遺物)の数に比べると、ほんとに少ないです。 さらにハングル文字が考案されたのが15世紀という、中国周辺諸国の中では最も遅い時期だったため、古い言語についてはほとんどわかっていません。 高句麗語についてわずか150個程度の単語が推察される程度だそうです。 日本語は、古い上代日本語についても、単語も相当、文法にいたるまである程度わかっていますが、朝鮮半島の古いことばに関してはだめです。 また、高句麗人は漢字で「高句麗」と書いて、音読みとはかなり違う独特な読みをしていたかもしれませんが、それがどういう音だったのかもわかっていません。日本語では「大和朝廷」と書いて、「やまとちょうてい」ですね。「だいわちょうてい」ではないです。「大和の国」は、「やまとのくに」。「だいわのくに」ではありません。こういう、音読みとは全く別の独特の読み方があっただろうと思われますが、わかっていません。 古代中国語の音を研究している中国人研究者と韓国の高句麗学会会員の学者が、「高句麗」は古代の中国で「コグリ」と読んでいたと発表したことがあります。しかし一つの説です。 「コグリ」だったら、「こうくり」と似てますね。もしかしたら、日本で伝えられて来た呼び方は古代の古い音をそのまま伝えているのやもしれません。 また、今の韓国語式の読み方というのも問題があります。今の韓国では「高句麗」は先記のように「コグリョ」ですが、最近の若い韓国人は「カタカナで書くなら ゴグリョ だ。」という人も多くいます。人によってカタカナ(外国の文字での)表記の方法が違います。 実際の発音は「コグリョ」ですが、ハングル文字の表記を基準にして「ゴグリョ」と主張します。 「百済(くだら)」も同様で、実際の発音はカタカナで書くと「ペクチェ」ですが、ハングル文字での表記を基準にして「ベグジェ」だと言う人もいます。これについては「いや、ベクジェだ。」「いや、ベクチェだ。」といろいろなカタカナ表記を主張する人がいます。 韓国語の発音をカタカナでどう書くかは人によって違います。「冬ソナ」のあのヨン様こと、ペ・ヨンジュン。彼は自分をカタカナで ペ(日本語式アルファベットで書くと Pe )としていますが、全く同じ漢字でハングル文字の表記も全く同じ姓の人が、自分は ベ(日本語式アルファベットで書くと Be )だと言うことがよくあります。プロゴルファーで昨年石川選手と優勝を争った ベ・ヨンサム という選手などがそれです。 同じ姓なのにある人は自分を ペ(Pe) だと言い、ある人は自分を ベ(Be) だと言う。外国語の文字で表記をどうするか、表記が違います。 また、今の韓国と北朝鮮では漢字の音読みが違います。韓国では正しい読み方が北朝鮮では間違った読み方、またその逆になる漢字がいろいろあります。 韓国の今風の現地読みカタカナにしたら、北朝鮮系の研究者から「その読みは違う。」と言われかねません。 今の地名、固有名詞について、特に歴史に関することで「現地式読み」というのは考え物だと思います。
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大阪の生野区に半島の人が多く住んでる街に百済と名づけられた町名やバス停があるのに、日本人はクダラと読み、朝鮮人はぺクチェと呼んでいます。高校生の時に朝鮮語のぺクチェが、どうして百済と書かれ似てもいないクダラと読むのか疑問を抱き、神戸の中華街に古い中国語の地図で百済をさがしましたが、残念ながらみつかりませんでした。それじゃとクダラににた意味を朝鮮学校の人に聞いてみると、そんな単語はなしで、似ているのならクゥダラがあり、大きな川の向こう岸の村という意味らしいです。それで、日本海を大きな川に見立ててなんて想像しましたが、なぜクゥダラを百済と日本で書いたのかは、分からずじまいになりました。 わたしの場合は身近にあった地名では「百済」だけで、それも自分で納得できるところまでには、いたりませんでした。 まったく、回答にはなっていませんが、この百済の字の由来を教えていただければ幸甚です。よろしく、お願いします。
お礼
「百済」の読みについてのご質問ですが、私の質問に対するアンサー(2)、あなたの次のかたのアンサーを読めば大体の背景が分かるかと思います。もうすでにお読みかと思いますが。
お礼
大変詳しく、また正確な記述をしていただきましてありがとうございます。実は、音声訳者がみだりに著者に問い合わせることは公式HPを公開している以外はタブーなのですが、著者武光誠先生の著作を管理しているHPがありまして、非礼をかえりみず問い合わせたところ、「日本史が専門の先生、および編集スタッフが追跡できるヨミは全部ルビをうってある。ルビなしは、非常に一般的な地名か、ヨミが不明・決定できないものである。しかし、朝鮮古語に詳しい人か、多くの作品を扱っている編集者に、あたってみる 価値はある」とのHP管理者からのアドバイスがあったので、投稿しました。 もう十分にお教えいただいたので、ご指摘のとおり、漢音で推測読みをした旨ことわって音声訳しようと思ってます。ありがとうございました。