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基礎解析 関数の増減について
0以外の実数全体を定義域とする関数をg(x)=7x+(9/x) (x≠0)と定めます。この関数gの値の増減の様子を調べなさい。 更に関数gの極大値・極小値を調べなさい。 また、どの実数において極大値・極小値をとるかも述べなさい。 この問題のグラフは二つできると思うんですが、増減の様子等はどのようになるのでしょうか? ご教授願います。
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#2さんのおっしゃる通り、 昔の普通科高校の「基礎解析」(大体、今の数IIに相当)なら、 確か、分数関数の微分などは、出てこなかったので、 その頃だと「微分・積分」(大体、今の数IIIに相当)の内容になりますが… 工業高専だと、学校ごとに、独自の教科名で、高校のカリキュラムと違う 形で数学やっているそうなので、ひょっとして、高専の学生さんで、 上の「基礎解析」ではない、「基礎解析」という授業・教科書があり (想像ですが、1年生か2年生くらい?)、その問題、ということですか? それなら、普通の微分の問題ということでしょうから、 (最後の方に、その想定も外れていて、微分を使っちゃいけない場合の考え方も、念のために、書いておきます) (7x)' = 7、(9/x)' = -9/x^2 だから、 g'(x) = 7 - 9/x^2 = (7x^2 - 9)/x^2、= (√7*x - 3)(√7*x + 3)/x^2 x≠0では、x^2>0 だから、 x = ±√7/3 のとき、g'(x)=0、 x<-√7/3, √7/3<x で、g'(x)>0、 -√7/3<x<0, 0<x<√7/3 で、g'(x)<0、 (タイプの都合でこんな書き方していますが、本当は増減表の形に) 増減表を書くときに、g(-√7/3), g(√7/3) の値が要るので、 それを求めておく、 左から、x=-√7/3まではずっと右上がりで、そこでてっぺんに届き、 そこから、x=0まではずっと右下がり、そこで一旦切れて、 x=√7/3まではずっと右下がりで、そこで谷底に届き、 そこから右はずっと右上がり、 なので、g(-√7/3)が山のてっぺんで極大値、 g(√7/3)が谷底で極小値、 増減の細かい様子は、y=7x(右上がりの直線)と、 y=9/x (反比例の双曲線)のグラフを一緒に描くと、解りやすく、 y=7xは、x=0の近くでは0に近いので、極大値・極小値の点から、 x=0に近づくほど、合計したg(x)のグラフは、双曲線・y=9/xに近づいていく、 y=9/xは、xの絶対値が大きくなるほど、0に近づくので、 xの絶対値が大きいほど(グラフの右端・左端に近づくほど)、 合計したg(x)は、直線・y=7xに近づいていく、という感じ、 (ここから、念のため、の部分、極大値・極小値という言葉がある以上、違うとは思いますが) 反比例の、y=9/x のグラフの片方は、端へ行くにしたがって、x軸,y軸に近寄っていきます。 この上の段落のように考えると、y=g(x)=7x+9/xは、y軸の代わりにy=7xと、x軸に近寄っていく曲線(実は縦に潰してちょっと回しているので解りにくいが、やはり双曲線)、 ということになります。 これで、増減のおおよそは解るので、極大値・極小値が解れば、グラフの概形が描けます。 x>0の場合、7xも9/xも正なので、相加相乗平均の大小関係を使って、 y = 7x + 9/x ≧ 2√(7x*(9/x)) = 2√(7*9) = 6√7、よって、これが極小値、 g(-x) = -g(x)なので、y=g(x)は原点対称(微分の場合も、これを先に言うと、話が半分ですみます)、 グラフの、x>0の部分、第1象限に収まっている奴を、原点回りに、180度回して、 第3象限に収まるところに持って行った奴が、グラフの、x<0の部分になるので、 極大値は、-6√7、 最初に挙げた「基礎解析」よりさらに前、高校の理系数学が、数I・数IIB・数III体制 だった時代に、この形の関数は、数Iの範囲で、こんな形で扱っていました。
その他の回答 (2)
基礎解析ではなく微分・積分の内容ですな。
- ferien
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x=0のとき関数が定義されていない(0以外の実数全体を定義域とする、x≠0)なので、 グラフは、x<0の範囲とx>0の範囲に分かれます。 x<0の範囲で極大値(負の値)、x>0の範囲で極小値(正の値)を取ります。 後は、g(x)を微分して計算して調べてみて下さい。
お礼
お察しどうり高専2年生をやっております。 非常に丁寧な解説をしていただいて感謝しております。 他の方々も回答ありがとうございました。