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映画「ブラック・スワン」のレビュー
- 映画「ブラック・スワン」は、アルノフスキー監督が街に行ったストーリーを描いている。
- アルノフスキー監督は、センセーショナルな要素を好む傾向があり、それがストーリーに役立っている。
- 映画では、主人公のダンサーが他の人に代わって踊るシーンがあり、彼女自身の踊りも信頼できるものである。
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>英訳の目的は、単純に勉強のためです。 >ネイティブの、プロのライターが、きちんとしたルールで書いた文章を正しく理解する。 >それを意識して日々精読を続けています。 >もう毎回毎回このサイトでも言っていますが、 >「つまり、何が言いたいんだろう?」そこを考えて底なし沼に足を取られている毎日です。 #2にいただいた上記のお礼を拝見しました。実は、英語に限りませんが、「プロのライターが、きちんとしたルールで書いた文章を正しく理解する」コツは簡単です。立場を読者に置き換えればいいのです、つまり、「読者として、自分はプロのライターから、何を教えてほしいかな」と考えればいいのです。 プロのライターというものは、それで飯を食っているわけなので、読者が求めるものを提供しないといけません。例えば、ご質問の例文なら、ライターはまず、読者の立場に立って「自分が映画ファンで、この映画を見たいと思っていたり、この女優の演技を見たいと思っていたら何を知りたいか。あるいは自分が映画関係者で、次のオスカー候補や次のドル箱を探しているとしたら、どんな情報を知りたいだろう」と思いながら書くわけです。そして、それがうまくいけば、ライターが書いた文章は読者にとって「知りたい情報を気持ちよく得られる文章」となるわけです。 したがって、まずは予告編を見るなり、キャストやスタッフの履歴を勉強するなりして、「今度は、この人、何をやってくれるんだろう?!」とワクワクすることです。すると、「ナタリー・ポートマン、すごいなあ。こんなに痩せちゃったし、だいいち、自分で踊ってんの? いったい、どんな監督がそうさせたの?」と、ファンなら思うのではないでしょうか。そこから発展して「え? ひょっとして、この英文は私の疑問に答えてくれてるんじゃない?」という発想で読解していけばいいのです。 また、訳す際にも、読者がこのワクワク感をキープできるような訳を心掛けていけばいいのです。「いいのです」といっても、もちろんそれは容易ではなく、いちいち席を立って、ネコでも撫でてみては、「自分なら何を知りたいか、自分なら何を読みたいか、文章の盛り上がりは、どこに来てほしいか…」と悶々とする羽目になるのですけどね。でも素人の長文を読解するよりは、遥かにラクなのですよ。
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- ucok
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まず、映画などの作品を評した文章を解読するためには、その作品の内容をある程度知っておく必要があります。しかし公開前の作品の内容を知ることはなかなかできないので、データベースを読んだり、予告編を見たり、インタビューやネット動画をあさったりして研究するわけです。で、私はこの映画をネタバレなしで見たいと思っているので、できればそこまではしたくないのです。したがって、可能な範囲内でアドバイスを書きますので、必要に応じてお調べになってください。 >the territory of the storyとは、要するにストーリーの範囲といったところでしょうか? >ストーリーの範囲を決めたところで、アルノフスキーは街に行った。(on itがうまく訳せません) 直訳すると「ストーリーの領域を確立したAronovskyは、その上において町へ出る」 ですよね。ただ、意訳するにせよ「ストーリーの範囲」では日本語としてどうなのでしょう。言いたいことは、「大まかな設定を決めたうえで、その中で自由に動き回る」ということだと思うのですが、せっかく凝った英語表現が使われているので工夫したいところです。 http://eow.alc.co.jp/go+to+town/UTF-8/?ref=sa >He’s a director with a taste for the flamboyant and over-ripe >- qualities that serve the narrative handsomely. >この文章がよくわかりません。どういう意味ですか? そのまんまですが。直訳すると「きらびやかで熟しすぎなテイストを持った監督だ。それが物語に見事に貢献している」ですよね。でも監督を褒めているのに「熟しすぎ」では釣り合いません。これを「あまりに円熟した」と解釈することもできますが、予告編からすると、あの映像の華美で濃厚な感じが功を奏していると言いたいのではないかと思います。 >文法的に、throughが読み解けません。 日本語でも各所で紹介されているこの物語の内容からして、「though」のミススペルだと判断できます。 >substituted for some long shotsがうまく訳せません。どういう意味でしょうか? >on other occasions is filmed dancing from above the hips only, ここもわかりません。 >特に、above the hips onlyがわからない。 有名な女優さんですよね。でもバレエを踊っているところをご覧になったことはありますか? スタントを使っているのではないだろうかと、誰もが思うのではないでしょうか。直訳すると「いくつかの長いショットでは代役を立てられている」「別の機会では、撮影されている、ダンスしているところの腰から上のみを」ですよね。バレエをバレエらしく踊るうえで一番使う体の部分はどこかと考えれば納得できます。 >some of the sequences are obviously her >これは、シーンのいくつかは間違いなく彼女のもの(独壇場)だった。といった解釈でよいですか? 違います。「シーンのいくつかは間違いなく彼女だ」です。 補足質問がおありになれば、英訳の目的と用途を教えてください。より的確にアドバイスできるかと思います。
お礼
丁寧なレスありがとうございます。 確かに内容はある程度知っておく必要はありますよね。トレイラーと、Wikipediaと あとネタバレなしのブログなどで大まかな部分は把握しながら読みましたが、 どうもまだ解釈にぶれがあります・・・。 ストーリーの範囲という言葉ですが、結局のところチョイスした日本語が悪いのか、 英文解釈そのものがずれているのか? これは、私の悪い癖で「両方」です。 どうも誤訳を極度に恐れるあまり、「まぁまちがってはいないけど」という訳を出してしまうのです・・・。 わからなくもないけど、なんか違うんだよなぁ…と、よく言われます。 >日本語でも各所で紹介されているこの物語の内容からして、「though」のミススペルだと判断できます。 やはり、まだまだカンが備わってないですね・・・。慣れなのかなんなのか・・・。 こういうところでハッとする力こそを身に付けたいのです。 英訳の目的は、単純に勉強のためです。 ネイティブの、プロのライターが、きちんとしたルールで書いた文章を正しく理解する。 それを意識して日々精読を続けています。 もう毎回毎回このサイトでも言っていますが、 「つまり、何が言いたいんだろう?」そこを考えて底なし沼に足を取られている 毎日です。 ありがとうございました。
- bakansky
- ベストアンサー率48% (3502/7245)
> Having established the territory of the story その後ろにスクリプト担当者の名前が出てくるのを見ると、この territory は 「担当者」 のことかもしれないと思います。「その話を映画化するにあたって、スクリプトを2人の脚本家に分担させたので」 > Aronovsky goes to town on it go to town は、ここでは 「町に行く」 という意味ではなくて、「成功する」 というイディオム (たいていの辞書にはのっていると思います)。だから、on it は 「脚本」 に関することを意味しています。「アロノフスキーは良い脚本を書かせることに成功した」 > He’s a director with a taste for the flamboyant and over-ripe - qualities that serve the narrative handsomely. これは直訳すれば、「彼はきらびやかで退廃的な要素に対する好みをもっている監督であり、そのことがうまく作品の内容に反映している」 > Tomas chides her that through she can play the White Swan capably - her technique is fine この through は私もぴったりした理解が出来ません。私の考えでは、これは though の打ち間違いかもしれないと思います。それなら、「トマスは彼女をたしなめる。たしかに彼女はホワイト・スワンはうまく踊れるけれども、ブラック・スワンとなるとだめだ。なぜなら・・・」 と続いて辻褄が合うような気がします。 > While she is clearly substituted for some long shots これは、「長い踊りの場面では明らかに代役が踊っているが・・・」 でしょう。長い踊りの場面で素人が踊ると、明らかに素人だなということがミエミエになってしまいますから。 > on other occasions is filmed dancing from above the hips only これはカメラワークのことです。above the hips つまり 「腰から上」 だけが画面に出ているわけで、それなら足がべったりとついていても、観客は画面からそれと分らないので、本当にすばらしい踊りを踊っているように見えるというわけです。 > some of the sequences are obviously her 「独壇場」 であるというのとは、少し違うと思います。つまり、本職並みに見事に踊れるわけはないのでカメラワークや代役でごまかしている部分もあるが、すべてがそうじゃなくて、彼女が本当に踊っている場面もあるのだ、という意味だと思います。 * あまりきちんと読んだわけではないので、相当に雑な解釈もしているかもしれませんが、少しでもご参考になれば幸いです。
お礼
わかりやすい解説ありがとうございます。 ここで答えを教えてくれる人と、私の間にはまだまだ差があります・・・。 カンが備わってないんですよね。 私は雑な訳だとはまったく思いませんが、パッと読んで、何が言いたいかを 把握出来ているというのはやはり私とは何かが違うのです・・・。 ありがとうございました。
お礼
アドバイスありがとうございます。 素人の長文を読解するよりは遙かに楽というのは感覚的にわかりますね。 しかも、これはコラムですからよりわかりやすいはずですよね。 素人のインタビュー記事というのが一番やっかいだと思います。 ・・・自分では、「つまりこの人は何が言いたいんだろう」という壁にぶつかったと言うことは、少なくとも初級は脱したと思います。そして、ここって実は凄く本質的な問題で、 英語力のひと言では片付けられない問題ではないでしょうか? その本質とは、例えば、「立場を読者に置き換える」といった事だったり、つまりコミュニケーションの本質ですよね。 この壁を乗り越えるのは、果てしなく長い道のりではないかと・・・。 それと、返事が送れてすいませんでした。