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中島敦の「光と風と夢」

中島敦の「光と風と夢」 中島敦の「光と風と夢」を青空文庫で読みました。 この小説はロバート・ルイス・スティーブンソンの日記の抜粋に、スティーブンソンの伝記的な事実や、当時のサモアの状況の解説を加えたような体裁になっているのですが、実際にスティーブンソンのサモアでの日記というのは出版されているのでしょうか?もしそうなら、そちらも読んでみたいのですが、入手可能でしょうか?それとも、日記風の部分は中島敦の創作なのでしょうか?

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  • kine-ore
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回答No.1

1.日記 サモアのウポル島についた1891年12月7日以降のものは確認できません。 ただ、紀行文("In The South Seas”)やエッセー("A college Magazine”)、特に手紙(Sidney Colvin ”The Letters of Robert Louis Stevenson to His Family and Friends")が残されていますがウポル島以降のものがどのくらいあるのか不明です。 http://people.brandeis.edu/~teuber/stevensonbio.html 2.伝記 「スティヴンソンの生涯は…それは20版を重ねたグレイヤム・パルフォアのスティヴンソン伝(The Life of R.L.Stevenson by Graham Balfour)に詳しく語られている」と「南海千一夜物語」(岩波文庫版)の訳者の中村徳三郎はあとがきで言及しています。 3.自己体験 この作品に先立つ「南島譚」三部作の緻密さからして、さすが現地滞在者ならではの創作性が感じられます。国語と英語の教師だっただけに現地のスティヴンソン関連資料は目を通したことでしょう。 4.先輩の薫陶 土方久功「パラオでのトンと私」に窺えるように、「日本のゴーギャン」にして民俗学研究者からの薫陶、あるいは彼が収集した資料の中のサモアやスチーブンソン関連資料に目を通す機会があったとも思われてなりません。 以上、まったく揣摩臆測ばかりですが、まずは叩き台にでもなりましたら、と。

cpbr
質問者

お礼

ありがとうございます。 これら全てのものを元にした創作でしょうか。