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中島敦「文字禍」の「フモオル人」について
中島敦の小説「文字禍」の中に「フモオル人」というのが出てきます。 小説中の他の地名は実在したものであることがわかりますが、「フモオル」だけが検索してみてもわかりません。 この地名は古代バビロニア地方に実在したのでしょうか? それとも中島敦が考え出したものなのでしょうか?
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- whatnot
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回答No.2
「文字禍」の下書き(ノート第三)では、下記のように書かれています。 (略)月輪の上部に蝕が現れれば、アモル人が禍を蒙るといふことも(略) (『中島敦全集3』筑摩書房/2002/248頁) アモル人(アムル人)は実在しました。 決定稿でなぜフモウル人に変わったのかはわかりません。
- moto_koukousei
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回答No.1
フモオル人は、Fomor Fomoire Fomorians かもしれません。 ウィキペディア フォモール族 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%97%8F http://www.globe.co.jp/information/myth-fairy/myth.html http://tinyangel.jog.client.jp/Name/CelticMythology.html ~~~~~~~~~~~~~~ 中島敦「文字禍」の「フモオル人」 大マルズック星(木星)が天界の牧羊者(オリオン)の境を犯せば神々の怒が降るのも、月輪の上部に蝕が現れればフモオル人が禍を蒙るのも、皆、古書に文字として誌されてあればこそじゃ。古代スメリヤ人が馬という獣を知らなんだのも、彼等の間に馬という字が無かったからじゃ。