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中島敦作品の考察

私は学校の年間研究で中島敦を調べていて大好きになってしまったのですが、 『山月記』や『弟子』など有名な作品の考察サイトは沢山あるのに、『木乃伊』『かめれおん日記』などの考察サイトは少なくて困っています。 私は特に『木乃伊』に物凄く惹かれていて是非考察したいのに、力不足で参考となるものがないと太刀打ちできません。 惹かれてはいるものの、そこから何が読み取れるなどというのが分からない、上手く言葉に出来ないのです。 『悟浄出世』『悟浄歎異』『文字禍』も西遊記や歴史モノが好きなのでもっと深く知りたい、考えたいですし、 『環礁』『かめれおん日記』など自伝風の作品も深く読み込めればもっと彼のことを知れるのに、と思っています。 なので、ここに挙げたものでもそれ以外のどの作品でも構いませんので、 皆様の各作品についての考えや、こういったテーマで考えてみたらどうか?というご意見を頂けないでしょうか? どんな小さな意見でも良いです。宜しくお願い致します。

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noname#70549
noname#70549
回答No.2

中島敦文学の魅力とは、幅広い題材と途方もなく現実的な非現実の描写であると感じます。 私は高校時代に彼の『山月記』に出会いましたが、当時は主人公の哀れなどまったく実感が湧きませんでした。 彼の作品は、年を経て読み返すにつけ、新たな発見と絶望がもたらされるように思います。 さて、本題ですが、ネットでの調べごとは、紙での調べごとと同様にどうしても限界があります。 ですから質問者様はぜひ、旧い書籍での考察をなさっては如何でしょうか。 『中島敦全集』はお手元にありますか。いまは通販で買えますね。 また、ご存知かと思いますが、千代田区神田の神保町古書街が近ければ、 ・日本文学評論の本が多い「西秋書店」 ・日本文学でないものがないのでは?という「八木書店 古書部」 ・明治~昭和の初版本が豊富な「けやき書店」 など、彼の足跡を辿れる書店がたくさんありますから、ぜひお運び頂きたいものです。 神保町ナビ ⇒ http://navi.jimbou.info/index.html ちなみに、私のもっとも好きな掌編は『狐憑』と『文字禍』です。 でも、数年ごとにマイベストは移り変わりますね。 ところで狂言師・野村萬斎さんの手がけた舞台「敦」はご覧になりましたか。 私は残念ながら行けなかったのですが、DVDになったら是非鑑賞しようと思っています。 「敦」 ⇒ http://www.theaterguide.co.jp/pressnews/2005/09/05.html 文学にはさまざまなアプローチが可能です。 どうぞ御自身での深読を経て、彼の描き出す幽にして美しい文学世界を、味わっていってください。

irisu
質問者

お礼

回答有難うございます! 「中島敦全集」は図書館で借りて読みました!やはり買うべきか・・・ その舞台は朝日新聞に(小さくですが)広告されていたものですよね?私も是非観に行きたかったのですが・・・演じられている方が敦そっくりに扮しておられて、思わず噴出してしまいました。 本屋さんとは盲点! 元町の学校に通っているので、元町幼稚園にある碑は見たことがあるのですが・・・ そういうアプローチもありですね! ありがとうございました!

その他の回答 (1)

  • ginlime
  • ベストアンサー率27% (280/1031)
回答No.1

李陵は彼の最大傑作でしょう。 史記 司馬遷、宮刑あるいは腐刑、宦官、騎馬民族などと合わせて調べられると良いと思います。司馬遷が史記を書くきっかけとなった出来事として書かれています。

irisu
質問者

お礼

回答有難うございます! 中島敦と言えば「山月記」「李陵」ですよね!私は「弟子」も好きですが。 色々なヒントありがとうございます! 中国の歴史などにはあまり詳しくないので、これでもう少し彼の作品について理解できるようになるかもと思うと楽しみです。 ありがとうございました!

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