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「先義後利」について
「先義後利」という言葉があると思いますが、 「先議後利」といわれることもあると思います。 この違いというのは何かあるんでしょうか? どなたかわかる方がいらっしゃいましたら どうぞよろしくお願いいたします。
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こんばんは、疑問はつきませんね。 さてご質問の件ですが、「先義後利」は孟子の言葉ですね。孟子は、「義」と「利」を厳しく区別しました。むしろ対立する概念としてとらえていました。孔子が「仁」を唱えたのに対して、孟子は「仁義」を唱えたといわれています。孔子のいう「仁」人間としての愛情に対して、人間として踏み行わなければならないことを「義」として、提唱しました。(この「義」の考え方は、「法家」として発展していきますが) 人間としてやらなければならないことである「義」と、欲情の発露である「利」とは全く別なものであると考えたのです。 「先議後利」という言葉は寡聞にして知りませんが、ネットで検索すると散見するようです。どこかで間違って伝わっている言葉のような印象を持ちますが。
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- bakansky
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回答No.1
下記の goo辞書 にもあるように、正しくは「先義後利」と書くようです。出典が『孟子』であるとはっきしているので、2通りの書き方が認められているとは考えにくいのと、意味の上からも「先義」が正しいと思われます。 しかし、この言葉をわざと「先議後利」と書き換えて、違う意味を持たせようとする場合もあるのかもしれません。その場合は、分っていて、わざと違う文字を当てているのだと思います。 「先議」という言葉はあります。わが国もそうですが、二院制議会で、片方が他方に先んじて法案の審議などをすること。ただし、この場合も「先議後利」とは言わないのではあるまいかと思います。