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足利の利がカガと読まれる理由は何でしょうか

大和言葉で利という漢字が示唆するものを想定することができません。

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  • kifimi
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回答No.3

「かが」は古語で「利益」の意味があり(初級・全訳系ではない、中級レベル以上の古語辞典には載っています)、『日本書紀』や『大唐西域記』の院政期の訓点や『類聚名義抄』(11世紀末~12世紀性成立の漢字辞書)に訓の例があります。 「かが(利益)」の例は漢文訓読系の文脈に多いようなので、物語や随筆など、一般に古典文学としてよく知られている和文の文脈では、あまり目にしない語彙かもしれません。

kaitara1
質問者

お礼

私程度ではちょっと手の届かないことだったようです。かぐわしいという言葉と関係があるのでしょうか。勉強してみます。

その他の回答 (3)

  • kifimi
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回答No.4

No.3です。 「利」に「かが」という古い訓があることはわかったと思います。 「足利」(あしかが)の由来についてですが、いくつもの語源説があるようですね。 http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000047466 地名の漢字は、長い歴史の間で、意味とは無関係に後から宛てられたり、読みが変化してさらに後で宛て換えたものもあります。ですので、地名「アシカガ」に「足利」の字が宛てられていても、「足」「利」という漢字の意味がそのまま地名の語源と関係があるとは限りません。 上記リンク先に挙げられているいくつかの語源説によると、「足利」の字と意味が先にあったのではなく、「アシカガ」という語形の地名が成立して、それに後から漢字を宛てた、というのが有力ではないかと思います。漢字を宛てたとき、「足」「利」の意味は地名の語源とは無関係に、読みで選んだ(意味も悪くない)のでしょう。

kaitara1
質問者

お礼

おっしゃる通りだと思います。上田と書くカンダという人が知人にいます。埼玉県の春日部の粕壁や川越の河肥も発音がはじめにあったのでしょうね。

回答No.2

 「足」は「芦」や「葦」が変化したもの。「利」は「イネ科の植物」を意味し、また「加える」という意味を持つ。「足利」は葦や葦が生い茂っている土地を意味する。 また「かが」とは、古語で「得をする」という意味である。  という風に http://folklore2006.jp/102.htm  こちらには書かれていました。

kaitara1
質問者

お礼

相当整合性のある語源説ですね。足はもともと葦だったというのは興味あります。川越は河肥だったり、春日部は粕壁だったりしたそうです。これは埼玉県のある種のイメージと合いそうですが…ほかの県でも言えることかも…

noname#245385
noname#245385
回答No.1

大和言葉の辞書で調べてみたんですけど、メリット、利益、儲けのことを意味する「かが」って言葉があります。漢字の利と意味が一致するので「利=かが」と読んだのかと。

kaitara1
質問者

お礼

全く知りませんでした。しかし足と利益はどのように結びつくのでしょうね。まして地名となると…

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