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(251)Then Zeus……この英文はどう訳せばよいでしょうか
(251) Then Zeus the son of Cronos was angry and put them away, because they would not give honour to the blessed gods who live on Olympus. (ll. 140-155) But when earth had covered this generation also—they are called blessed spirits of the underworld by men, and, though they are of second order, yet honour attends them also—Zeus the Father made a third generation of mortal men, a brazen race, sprung from ash-trees 1304; and it was in no way equal to the silver age, but was terrible and strong. 試し訳 その時、クロノスの息子ゼウスが怒って、彼ら(人間)を始末したput away。 なぜなら、彼らはオリンポスに住まう祝福された神々に名誉を与えようとしなかったからである。 (ll.140・155) しかし、これに対しalso大地がこの世代を覆った(保護した)時earth had covered this generation、<彼らは人間によって下界の祝福された精霊と呼ばれ、彼らは第二世代に属しthey are of second order、まだ、栄誉が彼らに付き添っている(残っている)yet honour attends themにもかかわらず>、 (神々の)父であるゼウスは真鍮の種族brazen raceで、トリネコの木から 生まれた人間の第三世代を築いた。(脚注1304) それは銀の時代 (Cronosの時代)と全く異なり、in no way equal to the silver age、 過酷で、かつ力強いものであった。 質問 次の項目について、それぞれの解釈は正しいでしょうか。 回答は番号別に○×でも結構です。出来れば、コメントして下さい 「試し訳」の中の英語は質問と対応します。 (1)But when earth had covered this generation also のalsoについて Butがあるので、alsoは対象を意味して、ゼウスの振る舞いに対し、<その半 面、それでいて>の意味でしょうか。 (2)they are of second orderについて of は所属を意味して、第二次(の世代)に<属する>意味でしょうか。 (3)yet honour attends themについて <栄誉が彼らに付き添っている>(彼らには栄誉がある)の意味でしょうか。 (4)brazen raceについて 真鍮の種族とは、世代を金銀銅に類別した意味である。 brezenは真鍮製を意味するが、(古英)は真鍮の意味でしょうか。 真鍮は銅+亜鉛の合金 (5)in no way equal to the silver ageについて <銀の時代(Cronosの時代)と全く異なり>でよいでしょうか (6)ハイフォンの二つについて 補足説明的な挿入と思われるが、「実は、」の意味が読み取れて、 <>でよいだろうか。
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- momordica
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(247)から(252)まで読ませていただきました。 話の内容が少しわかった気がします。 (1) earth had covered this generation という表現の訳が少し違う気がします。 Earth が主語のままだと、どうしても自然な日本語にならないと思いますが、これは 「この世代が土に埋もれた」つまり、「この世代の人間が死に絶えた」ということを 表していると思います。 but と also の間に特に呼応関係のようなものはないと思います。 この also はごく普通に「~もまた」という意味でしょう。 (249)で第一の金の世代が「土に埋もれた(=死に絶えた)」ことを受けて、 「しかし、(金の世代に続き)この世代(=銀の世代)も死に絶えたとき~」 と言っているのだと思います。 (2) 敢えて所属を強調する必要もない気がしますが、その通りでしょう。 second order については、登場した順序が2番目だというよりは、 階級、順位、序列としての2番目のことだと思います。 (3) それでいいと思います。 人が第2の世代に与えた blessed spirits という呼称のことでしょう。それを受けて 「彼らは第2の位階であるが、なお彼らには栄誉がある」 と言っているのだと思います。 彼らに続く第3の世代はおそらくそのような栄誉ある呼称で呼ばれていないのでしょう。 * (249)で less noble by far を「気高さが全くない」と訳しておられましたが、これは 気高さの程度が第1の世代に劣り、その差がかなり大きいと言っているだけで、 「気高さが全くない」 not noble at all と言っているわけではないと思います。 第3の世代などに比べれば彼らはまだ十分に高貴だったといってもいいのではないでしょうか。 だからこそ、栄誉ある呼称を与えられているのでしょう。 (4) brazen は確かに「真鍮の」という意味です。 英語の中でいつ頃から使われているのか、私は判断する資料を持っていません。 ただ、wikipedia などを見ると、真鍮という合金が使われるようになって、まだ350年くらい だそうで、当然古代ギリシャにはなかったと考えられますから、「真鍮」という訳は この場合はあまり適当ではないように思います。 (252)の描写を見る限り、彼らは真鍮(brass)ではなく青銅(bronze)の世代なのでしょう。 青銅(銅と錫の合金)は人類が最も早く精製できるようになった金属ですし、オリンピックの メダルなどをみても、金、銀に続く第3の金属としてふさわしいと思います。 (5) it was in no way equal to the silver age の it はその前のa third generation of mortal men を指すと考えられるので、それと対比される the silver age の age も、「時代」ではなく 「世代」という意味に取るべきだと思います。 terrible and strong も、時代の様子ではなく、第3の世代の人間の性質についての描写 だと思います。 高貴で幸福な第1世代、傲慢で不敬な第2世代に、粗暴で好戦的な第3世代が続いた ということでしょう。 (6) 文字化けして文字コードになっている箇所のことですよね。 (249)で使われていたものと全く同じだと思います。 このハイフォンからハイフォンまでは、その直前の this generation (=silver race) について 補足的に説明するために挿入された部分であり、ピリオドこそついていませんが、文として その前後からは完全に独立していると思います。 なお、(249)のものは、同様に直前の this generation (=golden race)に関する説明だと 考えられます。 ですから、文としては、(249)も(251)も、次のように、この部分を除いた前後がつながっており、 そのように訳すべきです。 But after earth had covered this generation, then they who dwell on Olympus made a second generation which was of silver and less noble by far. 「しかし、この世代が死に絶えた後、オリンポスに住む彼らは、銀でできた、高貴さにおいて 遥かに劣る、第二の世代を作った」 But when earth had covered this generation also, Zeus the Father made a third generation of mortal men, a brazen race, sprung from ash-trees 1304; and it was in no way equal to the silver age, but was terrible and strong. 「しかし、この世代も死に絶えた時、父なるゼウスは、死すべき運命の人間の第3の世代、 青銅の種族をトネリコの木から作った。それは銀の世代とは全く違い、恐ろしい性格で、 力が強かった」 ハイフォンに挟まれた部分については、補足説明としてダッシュ”――”か括弧”()”などで はさんで、「この世代」の後に挿入して訳せばいいと思います。
お礼
earth had covered this generationの coveredの意味がやっと分かりました. (この後にも出るのですが、間違えたまま、投稿してしまいました)。 それから、less by far, bronze、ageの言葉を正しく理解出来ました。 これらの言葉を理解して、初めて、ウラノス、クロノス、ゼウス三代の 栄誉について述べているのだなと思いました。 随分スケールの大きな話です。 単語の辞書引きに追われていますが、 神々の誕生と生成の過程をちょっとだけ垣間見た感じがします。 もう少し、この話が続くと思います。 ありがとうございました。