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伊勢物語 あづさ弓 文末の連体形
宜しくお願いします。 伊勢物語の あづさ弓 という章段に、文末が突如連体形で終わっている部分があります。 ~そこなりける岩に、指の血して書きつけける。 文末の助動詞「けり」が連体形で終わっているのですが、これは係り結びもないと思います。なぜ連体形なのでしょうか。単純に詠嘆の効果なのでしょうか。 詳しい方、宜しくお願いします。
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詠嘆じゃなくて、「……書きつけける(歌)。」のように省略された、いわゆる準体法です。 このような形は『伊勢物語』の他の章段にもごく普通にみられます。 ある人のいはく、「……」と言ひければ、よめる。 から衣きつつなれにしつましあれば……(第9段「あづま下り」) また、和歌の詞書などはほとんどがこのパターンです。 秋立つ日よめる 藤原敏行朝臣 秋きぬと目にはさやかに見えねども……(古今集、秋上169)
補足
ありがとうございます! そうなんですか・・・ 後に省略があるんですね 準体法がまだよくわかってないようです 一度調べてみます それでもわからなかったらまた教えて下さい^^; 助かりました!ありがとうございます^^