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日本語の用法について質問します

カテゴリーはちょっと違うような気もしますが、こちらの方が言葉に詳しい方が多いように思いましたので。 事情で、中国や韓国の方に日本語を教えることになりました。専門の教員ではありません。 さて、日本人には当たり前ですが、中国や韓国の方の日本語誤用に多いのが、 例)「似ています」を「似っています」や   「(仕事などを)しています」を「しっています」 などのように、おかしなところで詰まる音を入れることです。「仕事をしています」の誤用は、「知っています」との混同ということも考えられますが、類例はたくさんあり、この部分について外国人の理解が難しいことがよく分かります。 反対に、詰まるべきところを詰まらないこともあります。例えば、「やっています」を「やています」とか、「行っています」を「行ています」のように。 何か、明確な基準はあるのでしょうか?あるいは、説明に簡便な方法(理屈)はありますでしょうか? 日本語を母語にするものには、あまりにも当然すぎることですが・・。ちょっと考えてみたのですが、分かりません。よろしくお願いします。  

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  • yama-a
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回答No.1

「て」は動詞の連用形につきます。だから、 1)似る→似ています 2)する→しています で良いのです。ただし、他の例で考えれば、 3)やる→やりてます 4)行く→行きています なんてことになります。文語の場合はこれで問題ないの ですが、現代のことば遣いでは、これらは、 3)やる→やりてます →やっています 4)行く→行きています→行っています になります。このように音がつまることを促音便と言い ます。同様に、 5)飛ぶ→飛びています→飛んでいます 6)病む→病みています→病んでいます という風に「ん」になって「て」が「で」に変わる場合 もあります。「ん」になるのを撥音便と言います。 7)書く→書きています→書いています のようなものもあって、この場合はイ音便と言います。 音便化するのは5段活用の動詞だけで、促音便になるのか 撥音便になるのか、イ音便になるのか、それとも音便化 しないのかは何行の5段活用かによります。 「買う」「立つ」のようなウ・ツで終わる動詞は促音便 「磨く」「稼ぐ」のようなク(グ)で終わる動詞はイ音便 「探す」のようなスで終わる動詞は音便化しない 「死ぬ」「学ぶ」「揉む」のようなヌ・フ(ブ)・ムで 終わる動詞は撥音便 というのがルールのようです。

noname#7049
質問者

お礼

早速の詳しい回答ありがとうございました。なるほど、そういうルールがあるのですか。特に「買う」「立つ」「磨く」などの例は、彼らにも目安として有用に思います。五段活用、下一段活用などを見分けるのは、それなりに日本語力がないと難しいので、彼らにはまだ無理なように思いますが、それについては私の方で把握しておいて、とりあえずは、五段活用の音便について目安を提供してみたいと思います。 勉強になりました。ありがとうございました。

その他の回答 (3)

noname#160411
noname#160411
回答No.4

以前中国で日本語教師をしていた人から聞いたのですが、中国語には促音「っ」がないのだそうです。音韻として持っていないので聞き分けられませんし、言い分けることも難しいのです。No.3の方も書いていらっしゃるように、日本人が「right」と「light」、「sink」と「think」をなかなか聞き分けられないのと同じ理屈です。「来て下さい」と「切って下さい」、「着て下さい」と「切手下さい」などの場合はアクセントも同じなので、判別は困難でしょう。 対策としては、促音「っ」の部分は一拍分あける 「来て下さい」…きてください(六拍) 「切って下さい」…き_てください(七拍) 感覚を身に付けてもらうことでしょう。

noname#7049
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 >音韻として持っていないので聞き分けられませんし、言い分けることも難しいのです そうですね。なかなか言えないようです。かなりはっきりした発音で指導していますが、簡単にはまねできないようです。 一拍分あけるなどしてさらに明瞭に言うようにしたいと思います。 ありがとうございました。

  • hiteque
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回答No.3

内の妻は香港人です。まったく同様のことが起きています。家の妻の場合には「行く」の過去形は「行きた」、「聞く」の過去形は「聞えた」とかなってしまっています。 私も妻に、「かゆい」と「かゆみ」というのだから「寒い」も「寒み」だと言われたときには、困りました。 小学校低学年ぐらいだと「っ」を正しく使えていませんよね。 日本人にとっては「っ」があるべきところを発音しない言い方「言いづらい」と感じるかもしれませんが、長い訓練の末自然とそうなってしまったというものではないでしょうか?日本人が英語を発音するときの「L」と「R」や「S]と「SH」と同じような感覚で分からないのだと思います。 妻の持っている日本語の教科書に日本語の発音記号のようなものが振ってあるのですが、それの通りに発音すると、単語では正しいですが、文章では、珍妙な訛った日本語になってしまいます。 私は、経験から、一番良い方法は、経験をつませるということだと思います。 「っ」と音便(からし->とうがらし)のふたつは、マスターするのに本当に時間がかかると思います。 妻の場合、知らない人と、日本語でメールをするようになってから、めきめきと力をつけてきています。

noname#7049
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 >「行く」の過去形は「行きた」、 そうですね。ある程度、力のある方には、下の方の見分け方も有用だと思いますが、私の教えている中国人の方には、この位の日本語力の人もいるので、そういう方には、まず慣れてもらうのが先ということになるかと思います。 >知らない人と、日本語でメールをするようになってから 自分の意志を伝える必要が出ると、上達するといことなのでしょうね。文章を書かせるなどして、できるだけ訓練の機会をもうけたいと思います。 ありがとうございました。

  • yama-a
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回答No.2

No.1の続きです。 すみません。ラ行が抜けてましたね。 上がる→上がりています→上がっています のようにルで終わる動詞は促音便です。 ただし、下でも述べたように、音便化するのは5段活用の 動詞だけなので、 来る →来ています(カ行変格活用) する →しています(サ行変格活用) 見る →見ています(上一段活用) 溜める→溜めています(下一段活用) という風に、これらは音便化しません。 以上

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