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ジャック・デリダ

デリダがアメリカに移ったのはいつでしょうか? (本当に移ったかどうかも不正確なのですが) 分かる方がいれば教えて下さい。

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回答No.2

 nabe0さんの言われる通りです。デリダの活動拠点は基本的にフランス。ただ、非常にフットワークの軽い人であることはたしかです。  アメリカでの活動に絞れば、最初の訪米が1966年、ジョンズ・ポプキンス大学におけるコロキウム「人間諸科学についての批評の言語」への参加です。そして68年頃から、欧米を又にかけて飛び回り始めます。イェール大学で教え始めたのが75年。「イェール学派」が形成され、79年にはその活動の成果として『脱構築と批評』が出版されます。その後でも、何度も渡米しているようです。  彼が足を向けた場所はアメリカだけではありません。83年と84年には来日していますし、イスラエルにもラテン・アメリカ諸国にも行っています。81年にはチェコの反体制知識人たちと秘密セミナーを行い、帰る際プラハ空港で逮捕されるという武勇伝(?)まであります。  そういうことですから、「移って」はいません。アメリカには何度も「行って」います。

noname#4329
質問者

お礼

どうもありがとうございました。お詳しいんですね。 たくさん書いていただいてありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • nabe0
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回答No.1

最近の話であれば、よく知りませんが、 デリダは1960年代末からアメリカのいくつかの大学で教鞭をとっています。 特に有名になのは、毎年5週間のセミナーを開いていたイェール大学でしょう。デリダの他にミラー、ハートマンなどを中心に「イェール学派」と呼ばれる「脱構築批評」の集団が形成されていたようです。 なお、このイェール学派と呼ばれた集団の著作に『脱構築と批評』(Deconstruction and Criticism)があり、デリダも寄稿しています。 ただ、これらのアメリカの大学での教鞭はあくまでも定期的に行っていたものなので、「移った」という表現をするべきかは疑問です。デリダは、この時期(1970年代)にフランスでどのような活動を行っていたのか詳しくは知りませんが、その後もフランスで教えていることを考えれば「移った」と表現するべきではないのではないでしょうか。

noname#4329
質問者

お礼

どうもありがとうございます。詳しく、早く解答を下さって助かりました。 ありがとうございました。