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哲学書はもっと簡単に書けるのでは?
こんにちは!初めまして。 哲学者でハイデガー、デリダ、ラブレー、ガタリやドュルーズという方がいますよね。彼らの本を本屋さんでちょっと見てみたのですが、どのページを開いても何のテーマについて何を論じているのかさえ全く、一ミリもわかりませんでした。 「デリダを読む」などの解説書(もちろん一番平易なもの)を読めば「へー、そういう事が言いたかったのか」となんとなくはわかるのですが、なぜ原文はあれほど難解なのでしょうか? 特にデリダとラブレー、きみたちは絶対わざとややこしく書いてるだろ!
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ホントにそう思います。 デリダなんてのは、自分で勝手に言葉を 造ってしまいます。 デリダだけじゃないけどね。 A→B を説明するのに、あらゆる反論を想定し、 遺漏が無いようにし、理論矛盾をしないように A→B と端的に言えばよいのに、そのAB間を精緻に説明 しようとするから、延々として結論に到着しない。 ある哲学者の30歳代で書いた文章を読んだのですが これが解りにくい。 ところが、70歳代で書いた文章を読むと非常に解り やすかった。 こういうことから考えると、難解なのは。 1,簡単に書く技術を持っていない。 要するに、そういう努力をしないか 自分でもよく解っていない。 2,専門家ないしそれに近い人間を読者に 想定している。
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たとえば、法律書は難しく書かれているように見えますが、難しく書かこうとしているのではなく、出来るだけその目指す意味を正確に、ピンポイントで表現しなければならないので、結果的に難しくなってしまうのだと思います。 難しいのではなく、より正確に、他の解釈が出来難いように言葉をタックさん重ねて全体の意味を絞り、厳密に表現する努力の結果、必然的にああなるのです。 哲学書もそういった面があるのではないでしょうか。 彼らが最初から頭の中に浮かんでいる想念を明確に言葉に表現できていたら、当然ながら明快な文章になるはずですが、それができないので、様々な近似的な言葉と文章を書き連ねて読み返し、推敲を重ね、自問自答しながらその中心的な思想へ近づいていく努力をしているのでしょう。そのスパイラルのような軌跡が彼らの文章なのだということもいえると思います。言葉そのものが彼らにとってはもどかしい不完全な表現手段なのでしょう。 >なぜ原文はあれほど難解なのでしょうか? 原文で読まず、あなたの母国語の訳文で読めばいいのではないでしょうか。それでわからなければ訳者に文句を言うことです。
お礼
ありがとうございます。 言葉で説明しづらい理屈ってそういえば理系用語ならたくさんありますね。「アドレナリン」とは「万有引力」とか。私は理系用語に対してはそれはそういうものだと深く考えませんが、文系用語にはこだわりたくなってしまいます(笑)
- 雪中庵(@psytex)
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言葉というのは、その記号によって脳内に条件反射的に 想起される概念があって成り立つものである。 簡単な、よく知っている単語というのは、日常的な概念に 結び付けられており、それゆえ受け取る方も、自分の既成 概念をそのまま適用できるので「簡単」なのだ(字面が やさしいからではない)。 思索を積み重ねた結果、特殊な概念に至った場合、それを 既成の単語で他人の中に想起させる事は不可能であり、 また字面だけやさしくして、たとえば「不確定性原理」を 「不確かさの理屈」にしたところで、それは何も分かりやすい 事にはならない(分かったと思った分だけ誤解)。 理解するのに難しい概念を、難しい字面で表現するのは、 あらかじめ中身を予告する意味で親切である。
お礼
ありがとうございます。 難しそうな言葉に壁をつくってるのかもしれないと思いました。
- E-1077
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哲学とは答えのないある種の思想・思考論だから、他人に解りやすく書く必要はないからだと思います。 まあ、時には的を射た言葉もありますが。 大学で哲学の授業が一番楽しかったなあ。 無の無。有の無。とか。 哲学が分かったら哲学者に慣れるよ。
お礼
ありがとうございます。 哲学者に惑わされたい自分もいるのかもしれません。
- poomen
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原文ということは、フランス語、ドイツ語で読まれた、ということでしょうか?それとも翻訳されたものでしょうか? 翻訳されたものは確かに読みにくいですね。翻訳者自体が研究者ですし、難解な文体になれているのでつい難解な日本語にしてしまうのかなあ・・・・と学生時代から思っています。
お礼
ありがとうございます。 たしかに池上先生みたいな論調の文章の哲学者だと「読んでやるぞ」という気合いが起きませんね
お礼
ありがとうございます。 反論を想定しまくっとるのか!なるほど。 年をとった人の文章がわかりやすくなるのは面白いですね。