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単純主効果の検定
交互作用が出ない場合に、単純主効果の検定をすることはできますか? 例えば、テストA上下、テストB上下の2×2の2元配置分散分析して、テストAもBも主効果はあるけど交互作用はないとでたとき、テストAの下位群におけるテストB上下間に差があるかをみるときなどです。
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「テストAの下位群におけるテストB上下間に差がある」という仮定が、あらかじめ理論的に設けられるなら、検定の実施自体は可能だとは思います。 その場合、単に「テストAの下位群におけるテストB上下間の差」の検定を行っていることになりますので、単純主効果の検定ではなく、Aの下位群内でt検定などを別個に行ったほうがいいでしょう。 ただ、交互作用がなく、主効果のいずれも有意であるというのに、敢えて単純主効果を見る必要性はあるでしょうか? たとえば仮に、Aの上位群では有意でなかった差が、下位群では有意になったという結果が出ていたと考えます。そういったデータを使う場合、後者だけが有意だったとしても、「交互作用に近い効果があった」というような記述をすることに意味はありません。というのも、統計上有意でなかったものは、「差がある」と言えないのと同時に「差がない」とも言い切れないからです。 ですから、Nを増やしたりして条件を整えれば、交互作用が出てくる可能性もあります。しかし逆に、上位群も実際は有意な差のあった下位群と同じ傾向を持っていて、交互作用など存在していない可能性も充分にあるともいえる、ということです。 全く的はずれの横槍でしたら申し訳ありませんが、ご参考までに。
お礼
とても分かりやすい回答ありがとうございます。勉強になりました。 P=0.51でしたの「有意傾向」ということで今回は進めることにしました。 ありがとうございます。