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有意傾向 下位検定
分散分析で交互作用がp=.051で「有意傾向」となったとき、この後、下位検定をすることは、してはいけないことでしょうか?
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> 下位検定とは、交互作用について詳しく分析するのだと思っていたのですが、 分散分析において「下位検定」というのは多重比較することでしょう。これは既に述べたように、主効果について検討しているものです。 交互作用が認められるということは、要因Aのある水準と要因Bのある水準の組合せの下で、より大きな効果が得られるということです。交互作用が認められる時点で、1つの要因の水準間で差があるかどうかということは、もはや意味を持たない議論だということです。 野間口・野間口訳「一般線形モデルによる生物科学のための現代統計学」共立出版の7章と10章を読むとよいかと思われます。
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- vzb04330
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心理学の研究者です。 理屈を言うと、本来、統計学的な検定を実施するに当たっては、事前に、有意水準を設定しておくことが必要となります。 仮に、この場合、有意水準がp<.05に設定してあったとすれば、交互作用は「有意ではない」ということになります。 もちろん、このp<.05や、p<.01には、客観的な基準はなく、あくまでも、確率が十分に小さく、かつ、数値として切りがよいものを選んであるだけですが。 しかし、差の有無の判断を行う際には、ある種の客観性を保証するために、共通して用いられている、いわば「デファクトスタンダード」ですから、遵守される方がよろしいでしょう。 また、「有意傾向」というのは、便宜的な表現であり、使い方であろうと思います。 それ以外は、backs様の書かれておられる通りです。 もう一度、比較的最近書かれている分散分析についての説明をご覧になり、確認されることをお勧めします。
お礼
ありがとうございます。 もう一度勉強してみます。
- backs
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> 「有意」ではなく「有意傾向」でも、下位検定をして、どこに差がある、差がないと主張してもよいのかどうかを知りたかったのですが。。。 まずは交互作用が有意であるかどうかが重要なのです。交互作用項が有意であれば、主効果についての考察は(ハッキリいえば)無意味です。また、主効果の項についてのp値について議論することも意味のないことです。 多重比較をするということは、主効果についてさらに詳しく分析することになりますから、そもそも交互作用が有意であれば、それをする必要はないということです。 したがって、質問者さんの「有意傾向でも下位検定していいか」という質問は、まず交互作用についてどのように考えるかが重要だということになる、ということなんです。これを曖昧にして主効果について考察することは適切ではないのです(^_^;)
お礼
早速の回答本当にありがとうございます。 <多重比較をするということは、主効果についてさらに詳しく分析することになりますから、> 下位検定とは、交互作用について詳しく分析するのだと思っていたのですが、 私の勘違いだったでしょうか?
- backs
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交互作用が認められるのに主効果について多重比較をして何かを主張するのは意味のないことだと私は思います(全ての場合において断言できるわけでもありませんが)。しかし、人によっては多重比較をしなさいと教えるかもしれませんし、論文の査読者さえもそのように指示するかもしれません。 交互作用が有意であるとき、主効果について述べなくて良いという理由が自分で説明できれば、多重比較しなくてもよいと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 ただ私の質問の仕方が悪かったのですが、 「有意」ではなく「有意傾向」でも、下位検定をして、どこに差がある、差がない と主張してもよいのかどうかを知りたかったのですが。。。 実は小さな学会で発表しなくてはいけないのですが、原稿を先輩に見せたら クレームがついて、すごく焦っています。
お礼
ありがとうごじます。大部すっきりしました。 参考文献も読んで見たいと思います。 今後とご指導よろしくお願いします。