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「は」と「が」の使い分け
「銀行はどこですか。」 ・・・「銀行はあそこです。」 ・・・「あそこが銀行です。」 どうして「あそこは銀行です。」とは言わないのですか。 この「は」と「が」の使い方を分かりやすく教えてください。 できれば例文などをたくさん示して、一つずつ説明してほしいです。 よろしくお願いします。
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「(既知情報)<は>(未知情報)です。」 「(未知情報)<が>(既知情報)です。」 (旧情報)、(新情報)と呼ぶ人もいます。 (1)「銀行はあそこです。」 (2)「あそこが銀行です。」 どちらの文でも、「銀行」という語は、すでに二人の間に共通の概念が成り立っています。「郵便局ではなくて銀行」です。 「あそこ」は、初めて出てきた概念です。「<ここ>ではなくて<あそこ>」だということが、今知らされたのです。 (3)「あそこは銀行です。」も成立します。 「あそこは郵便局じゃなかったですか?」に対する答です。「あそこ」が既知情報で、「銀行」が未知情報です。 (4)「銀行があそこです。」も成立します。あまり多く使われませんが。 「ここが銀行で、あそこが郵便局じゃなかったですか?」の場合は「場所」と「建物名」の未知・既知関係が非常に接近しているので、「が」と「は」のどちらを使っても構いません。 (5)「私は山田です。」 (6)「私が山田です。」 (5)の「私」は、少なくともこの会話の前に聞き手に認識されています。「数年前から」かもしれないし、「何秒か前」から「目の前に知らない人がいるな」と思われている程度の古さかもしれません。少なくとも、発言(5)より前に「特定し得る人間」であったわけです。これに対して「山田」は「初めて聞いた新情報jです。 (6)の場合は、このあたりに「山田」という人がいることが「既知」であって、そこへ新情報である「私」が名乗り出たというわけです。
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- akisny
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「は」と「が」の違いは次の通りです(定義)。 「は」は主題部を受けて叙述部につなぐ助詞。 「が」は叙述部を受けて主題部につなぐ助詞。 >「銀行はどこですか」 この疑問文は「は」を使っているので、主題は「銀行」です。 つまり、「銀行」のことを質問しています。 したがって、「銀行」が主題になるように答えなければなりません。 (因みに、「は」は疑問詞を受けることが出来ません。 × どこは銀行ですか。 疑問詞は主題になりえないからです。) 「は」を使って答えるのなら、「は」の前に「銀行」を置いて、 ・・・銀行はあそこです。 「が」を使って答えるのなら、「が」の後に「銀行」を置いて、 ・・・あそこが銀行です。 >「あそこは銀行です。」 この文は「は」を使っているので、主題は「あそこ」です。 質問の主題は銀行ですから、答えになっていません。
- hakobulu
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「は」は主題(あるいは話題)の提示(あるいは宣言)。 「が」は特定、または強調。 のように覚えると良いと思います。 「銀行はどこですか。」 というのは、「銀行」を主題にして聞いています。 「あそこは銀行です」 というのは、「あそこ」を主題にして答えています。 つまり、何が聞きたいのかをよく理解しないで答えていることになります。 --------------------------------------------- 『どのような意図で(どのような気持ちで)語ろうとしているのか?』 ということに着目することが肝要です。 ご質問のケースでは、「銀行はどこですか。」と質問された人が、『どのような気持ちで答えようとしているのか』に着目すればよいでしょう。 「銀行はあそこです。」の場合。 『銀行(の場所)について説明しようという気持ち』です。 つまり、銀行(の場所)を主題にしようとしているので「銀行は」と表現するわけです。 現実的には、「銀行はどこですか」と質問しているので、すでに銀行が主題になっていることは明白です。 答える側が、再び「銀行は」と主題提示する必要は必ずしもありませんが。 「あそこが銀行です。」の場合。 銀行を主題にするというよりは、『(銀行の)場所を特定しようとする気持ち』のほうが強いわけです。 「あそこは銀行です。」の場合。 「あそこ」を主題にして話そうとしていることになります。 つまり、「あそこは何ですか?」という質問に対して答えていることになります。 この場合、「あそこ」が必ずしも銀行であるとは限りませんよね。 ケーキ屋さんでも、おもちゃ屋さんでも何でも良いわけです。 銀行の場所を知りたがっている人が、 「あそこはどこですか?」とは聞きません。 ですから、 「あそこは銀行です」 と答えるのも不自然ということになります。
- Splatter
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素人ながら説明してみたいと思います。 まず大事なのは、質問が何を尋ねているのかを考えることです。 「銀行はどこですか。」という質問の場合、銀行についてではなく、 銀行が『どこにあるか』について質問していますね。 「銀行はあそこです。」はこの中では最も優秀な答えです。 「あそこです。」だけでも受け答えが成立することがポイントです。 これに「銀行は」をつけているので、より一層良い答えですね。 「あそこが銀行です。」は次に良い答えですね。これでも 相手との受け答えは成立するでしょう。ただし、どちらかと言うと 質問に答えているというよりは、例えば誰かに町を案内する時に 「あそこが銀行です。」と使うほうが自然と言えます。 「あそこは銀行です。」は最もダメな答えです。 例えば「あそこは何ですか。」と建物について尋ねられた時の 受け答えで使用するべき回答だと思われます。 上記のように、質問の意味に応じて、最もそれにふさわしい 回答となるように「は」や「が」、および言葉の前後の 組み立てを考慮してみましょう。
- reverie013
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銀行がどこにあるのか、場所を訊ねているのに 「あそこは銀行です」では文の繋がりがおかしいです。 “あそこは”で始まるということは、質問文で先に場所の特定がされているということです。 “あそこが”なら、複数ある内の一つ“が”という訳で、質問文の内は場所の特定がされていない事が窺えます。 「あそこは銀行です」に繋がる質問文は、 「あそこは何ですか?」などでしょうね。 ご自分で出されている例文のニュアンスの違いが理解できないとなると、 説明するのが難しいですね。。。(説明下手なもんですみません) 何だろう。数学の『必要十分』とかと一緒かな?? 違うかも; ・A【は】Bです。 → CもBです。 ・A【が】Bです。 → CはBではありません。 って感じだと思うのですが。 わかりにくかったらすみません。
- avalokita
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私は質問によって「が」と「は」の使い分けをします。 「銀行はどこですか?」この場合、相手は郵便局ではなく銀行を探しています。並んでいる建物の中の「あそこが」銀行ですと示します。「が」は場所を強調しています。 しかし「あの建物はなんですか?」と質問された場合はすこしニアンスが違ってきます。「あの建物は」銀行です。と答えます。なにか特別の意味がない限り「あの建物が銀行です」とは言わないでしょう。たとえば○○さんの勤めている銀行というような特別の意味合いがあるばあい「が」を使って意味を強める場合は考えられますが、普通は「は」を使うと思います。