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「不安」「心配」を測る尺度を探しています

「不安」「心配」を測る尺度を探しています。 最近の私の関心ごとのなかの 「試合本番の前に練習試合をすることで、試合に対する不安は軽減されるのか」 「発表会本番の前に本番さながらのリハーサルを行うことで、発表会に対する不安は軽減されるのか」といった内容を 調査したいと考えています。 「今現在の不安度」を測る尺度は見つかるのですが、この尺度を用いて、練習試合やリハーサルの前後に調査をしても、 練習試合やリハーサルに対する不安度を測るだけで、「本番に対する不安度」は測れないのではないかと思います。 事前に行った対策が、本番への不安度にどのように影響したのかを知るための評価尺度や評価方法について わかるかたがいらっしゃいましたら、御教授願います。

質問者が選んだベストアンサー

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  • orrorin
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回答No.2

細かい話ですが、「練習やリハの実施後よりも実施前の方が不安度が高い」ではなく、「練習やリハの実施前よりも実施後の方が不安度が低い」ですよ。 「下がる」というのがポイントなのですから。 さて、上記の結果が得られたとして、仮説は支持されたと主張するとしましょう。 それに対して、「実施後ではそれらから解放された安心」のせいで不安度が下がっていると反論されるのはありえそうです。 でしたら、リハと本番の間を数日空けてしまうのはどうでしょう。 そうすれば開放された安心も徐々にさめて、改めて本番への不安が生じてくるでしょう。本番直前に測定してそれをリハ前と比較すれば、開放による一時的な安心という批判は避けられると思います。 要はいかにして測定のタイミングを「リハの実施後」ではなく「本番前」にしてしまうかということです。 前の回答で述べたように、リハ前の測定ではどうしても本番への不安とリハへの不安は混ざってしまうでしょうね。 こればっかりはどうしようもないように思います。 なおかつまずいのは「この日にリハをするから、しっかり練習しておくように!」といった点です。 教示としては一番やってはいけないパターンで、このような強調をすると、ますますリハに対して重点を置くようになり、本番への不安は測りづらいでしょう。 というかリハのはずが、さながら本番になってしまいます。 >実施する目的が「リハの効果の分析のため」ではなく、「不安を軽減するため」であるため、グループ分けするわけにもいきません。 リハによって本番に対する不安が軽減される、すなわち「リハの効果」では? 単に「リハ前後」の差を知りたいわけではないということを仰っているのでしょうか。 むしろグループ分けして、リハ前‐リハ後測定群とリハ前‐本番前測定群をつくり、「リハ前>本番前(不安軽減効果)」かつ「本番前>リハ後(一時的な安心の増大)」になればよいと思いますけど。 教育的な介入のように、本来公平であるべき状況で、どちらか一方に介入しないと決定的にそちらの不利益になるといった倫理上の問題がなければ、グループ分けしても構わないと思うんですが。

9911066
質問者

お礼

細かいところまで丁寧にありがとうございます。 また、前回の回答には「回答への補足」でコメントしてしまいました。もうしわけありません。 >要はいかにして測定のタイミングを「リハの実施後」ではなく「本番前」にしてしまうかということです。 >リハ前‐リハ後測定群とリハ前‐本番前測定群をつくり、「リハ前>本番前(不安軽減効果)」かつ「本番前>リハ後(一時的な安心の増大)」になればよいと思いますけど。 なるほど。確かに説得力があります。しかし、日程も既に決まっていて、「本番の1週間前にリハ」といった感じです。来年度であれば日程から調整できるかもしれないので、来年度の参考にさせていただきます。 最後に御指摘を受けて気がつきました。すいません、大事なことを言い忘れていました。これは教育的介入の一環です。 ですので、「介入するorしない」というグループ分けは倫理上できません(希望者のみであればできなくもありませんが、バイアスが生じてしまいます)。しかし、「どの時期に測定するか」という分け方であれば、問題ないように思えます。 ただ、リハ後~本番前までの期間が短く、難しいです。 もっと事前に準備できていたならば、orrorin様からの助言にあるように色々な方法がとれたように思います。今回は少し準備が遅すぎたことを痛感しました。

その他の回答 (2)

noname#132831
noname#132831
回答No.3

 この調査は、心理学ゼミの調査か何かでしょうか。  不安の度合いは、本人に面談して、10段階評価でもしてもらったらいいと思いますが。自尊感情とかもそうですが、極めて主観的なものですからね。    ところで、この調査には、ある視点が抜け落ちていることを指摘したいと思います。それは、練習試合やリハーサルをどんな“動機”で行うのかという視点です。同じ行動をしても、各人の動機が違えば、その行動が与える心理的効果も違ってきます。心理的にはフラットで単に流れを把握しておきたい人と、不安なのでリハーサルしておきたい人とでは、「リハーサル前後での不安の度合いの増減」は違ってくるものと思います。ジョージ・ウェインバーグは、「人間の行動はその背後にある動機を強める」というのです。行動することで、不安が動機なら不安は強化され、劣等感が動機なら劣等感は強化されるということです。    http://www.kato-lab.net/words/words83.html よそおう  また、練習試合の試合展開やリハーサルの内容でも違ってくると思います。練習試合でボロボロに負ければ、そりゃ不安にもなるでしょうし、タイムスケジュールに余裕がなければ緊張もするでしょう。

参考URL:
http://ww4.tiki.ne.jp/~yamabow/GakaBest/sankou.htm
9911066
質問者

お礼

質問の出所がわからないように、若干遠回しの表現をしてしまいました。心理学の調査というものではなく、教育介入の評価を目的としています。 実習に行く前に、実習中に行うであろう技術の「再確認」「ロールプレイ」を行うことで、実習に対する不安を軽減したい、ということを目的とした介入で、それを客観的に評価できないか…と考えたものです。 >不安の度合いは、本人に面談して、10段階評価でもしてもらったらいいと思いますが。自尊感情とかもそうですが、極めて主観的なものですからね。 そうですね。主観的ではありますが、対象が100人近くいるので、その変化を追えばなんらかの評価が得られるかもしれません。ただ面談となると時間的に難しいものがあるので、アンケート用紙になるとは思いますが…。 >練習試合やリハーサルをどんな“動機”で行うのかという視点 こちらの意図としては「実習前に不安が軽減できれば…」と思って用意した企画ですが、対象に伝える段階では「しっかり予習しておくように」と伝えていたりもするので、対象によっては「技術テスト」と考えてプレッシャーに感じている者、「教えてもらおう」という受け身の者、「しっかり予習して、実習前に技術の精度を高めておきたい」という積極的な者…など、ある程度方向性の定まった動機づけができていないように思います。実習前の介入では沢山の教員が介入に当たるため、学生によってはボロボロに言われる者、支持的にサポートを受ける者など、別れる気がします。 前回回答をいただいた方への御礼でも書きましたが、やはり準備不足を痛感します。ただ、10段階評価に関しては、何らかの形で反映させてみようかと思います。ありがとうございました。

  • orrorin
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回答No.1

「今現在の不安度」を測る尺度を使って、なぜ終わった練習試合やリハーサルといった過去の不安度を測れるとお考えなのか、その理屈がよくわかりません。 そもそも不安とは未来に対して抱くものであって、既に確定したことに不安を感じることはないでしょう。 従って、その尺度自体過去を測るという事態を想定して構成されていないと思いますけどね。 ですから、前後の調査のうち後の方に関しては、問題ないのではないかと思います。 練習やリハ前の調査に関しては、ご指摘の通りそれ自体の不安度を測ってしまって、本番への不安度を反映していない可能性はあります。 ただこれは教示の問題で、ちゃんと本番のことを意識させられるかどうかが重要でしょう。 尺度の問題ではない気がします。 私だったら練習をやることは伏せて、いきなり本番についての調査をします。 その後で練習をやらせて、改めて本番についての調査をすれば、仮説の不安軽減効果を示せるのではないでしょうか。

9911066
質問者

補足

回答ありがとうございます。 意図が伝わりにくい文章があったようですので捕捉させていただきます。 >「今現在の不安度」を測る尺度を使って、なぜ終わった練習試合やリハーサルといった過去の不安度を測れるとお考えなのか、その理屈がよくわかりません。 「過去の不安を測る」というのではなく、練習やリハ実施前ではそれの不安度が現れ、実施後ではそれらから解放された安心から、実施後の調査では不安度が実施前よりも低く現れると考えられるので、「練習やリハの実施後よりも実施前の方が不安度が高い」ということしか言えず、本番の不安度の変化はわからないなと思ったということです。 http://lulu-web.com/stai.htm この尺度を使おうかと思っていたのですが、上記のような理由で諦め、別に尺度を探そうと思っていました。 >私だったら練習をやることは伏せて、いきなり本番についての調査をします。 >その後で練習をやらせて、改めて本番についての調査をすれば、仮説の不安軽減効果を示せるのではないでしょうか。 「なるほど!」と思いました。確かにこの方法ならば良さそうなのですが、「この日にリハをするから、しっかり練習しておくように!」とすでに伝えてある状態です。恥ずかしながら、実施直前になって、評価尺度を探している状態です。AグループとBグループと分けて、評価をとれると比較分析できるのでしょうが、リハを実施する目的が「リハの効果の分析のため」ではなく、「不安を軽減するため」であるため、グループ分けするわけにもいきません。 なにか他にも御教授頂けるようでしたら よろしくお願いします。

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