ルソーの理想？

質問

ルソーが「理想」というものをどのように捉えているか教えてください。どんな本に載っているとかでも構いません。お願いします。

回答No.2

mrsakikaor

私に言わせると、ルソーの特徴は『人間不平等起源論』だと言い切ります。
そこでルソーの説いていることは多岐にわたりますが、私有財産制についてどういう捉え方をしているのかということとともに、私が特に興味を持つのは、人間の特性について彼が、変化するものと捉えていることです。そして、さらに私が面白いと思うのは、その変化について彼が一つの方向だけを見ているのではなくて、悪くもなるし良くもなる、それを決めるのが自己自身で、自己概念の重要さを説いて『エミール』に到るのです。良い場合には、彼は＜自己完成能力＞ということをいいます。これが彼を彼たらしめていると私は思うのです。

回答No.1

dulatour

ルソーの思想は、『政治制度論』や『社会契約論』を読むと、政治的な理想は掴めると思います。
教育論に関しては『エミール』ですね。
音楽については、『音譜の新しい記号に関する提案』や『近代音楽論』をお読みになると良いでしょう。

ルソーの思想を捉えるには、『学問芸術論』をまずお読みになることをお奨めします。